カジノがどれほど日本国を破壊し、取り返しの付かないことになるのか。断片的知識で知っていたものの理路整然と説明できるほどは知りませんでした。私が住んでいた北海道釧路市でもカジノ誘致の動きがありますが、やってはいけないことを周回遅れで(失笑)追いついて「阿寒湖でカジノ」なんて愚の骨頂としかいいようがないですね。
「世界同時 非常事態宣言 ~トランプ以後の激変が始まった!」(ビジネス社)から抜粋します。
(以下、本の50ページから抜粋)
〜中略〜
三橋:やはり、カジノというのはマネーロンダリングの温床です。
渡邉:やりたい放題ですよ。
恐らく日本人の多くはカジノの仕組みすら知らないと思うんですが、カジノのチップというのは、カジノ管理委員会という公の機関が管理します。米国だったら州が管理する形で、銀行口座に預託金を積んで、預託金に該当する額のチップを発行する。現金と一緒です。
では、なぜカジノでマネーロンダリングがやりたい放題なのか。チップには一番高額なものだと10万ドルのチップなんてのもある。1枚で1000万円です。10枚で一億円。これをカジノの中で手渡ししてしまったらもうわからなくなる。だからマネーロンダリングがやりやすい。
実際にマネーロンダリングが行われていたケースでは、中国の特別行政区のマカオにある中規模銀行バンコデルタアジアが有名です。この銀行は北朝鮮が貿易決済や外貨取引で利用していたのですが、2005年に米国からマネーロンダリングを疑われ、金融制裁を喰らって破綻危機に陥って国有化されました。
北朝鮮関係者による米国ドル偽造や麻薬密輸、高級外国タバコ偽造などへの関与を疑われたからです。カジノでチップに両替して、そのチップを渡して、商品をもらう。チップを受け取った側は「カジノで勝った」といって銀行に持って行けば現金が手に入るわけです。ようするに、北朝鮮の武器代金の決済に使われていたからです。代金をカジノで両替して、そのチップを渡して、武器を受け取るというやりかたです。チップを受け取った側は「カジノで勝った」と言って銀行に持って行けば現金が手に入るという仕組みです。
三橋:逆もそうですね。例えば賄賂を渡した方は、「カジノですってしまいました」と言えばいいわけだから。非常に便利なシステムです(笑)
渡邉:さらに国際的なカジノチェーンの場合は、ハイローラー向けの口座というのも用意されている。たとえば日本のカジノでハイローラー口座にお金を入れる。そうすると海外のカジノチェーンでそのままチップとして引き出せる。つまり、カジノチェーンが地下銀行としても機能してしまうんです。つまり、外為法の規制逃れに使えるんですよ。
これが一番問題なのは、例えばマルハンがカジノを日本に開くとしましょう。そうなってくると、北朝鮮への経済制裁だって、骨抜きになりかねない。パチンコ産業には、かなりそういう資金が入ってますから。
日本の官僚、あるいは政治家の中で、こうしたカジノの仕組みを知ってる人はいるんでしょうか? 今私が説明した程度のカジノの仕組みですら、日本人の99%は知らないと思います。こんな状態で作ったら、穴だらけの法律ができるに決まっているわけでね。海のものとも山のものともわからないものをやる、やらないという議論自体がまずおかしいんですよ。
※ハイローラーとは超大口顧客のこと。大半はアジアに存在する
(抜粋終わり)
カジノを作っても良いことは何も無いということを、1人でも多くの人が共有する必要があると思います。
「世界同時 非常事態宣言 ~トランプ以後の激変が始まった!」(ビジネス社)から抜粋します。
(以下、本の50ページから抜粋)
〜中略〜
三橋:やはり、カジノというのはマネーロンダリングの温床です。
渡邉:やりたい放題ですよ。
恐らく日本人の多くはカジノの仕組みすら知らないと思うんですが、カジノのチップというのは、カジノ管理委員会という公の機関が管理します。米国だったら州が管理する形で、銀行口座に預託金を積んで、預託金に該当する額のチップを発行する。現金と一緒です。
では、なぜカジノでマネーロンダリングがやりたい放題なのか。チップには一番高額なものだと10万ドルのチップなんてのもある。1枚で1000万円です。10枚で一億円。これをカジノの中で手渡ししてしまったらもうわからなくなる。だからマネーロンダリングがやりやすい。
実際にマネーロンダリングが行われていたケースでは、中国の特別行政区のマカオにある中規模銀行バンコデルタアジアが有名です。この銀行は北朝鮮が貿易決済や外貨取引で利用していたのですが、2005年に米国からマネーロンダリングを疑われ、金融制裁を喰らって破綻危機に陥って国有化されました。
北朝鮮関係者による米国ドル偽造や麻薬密輸、高級外国タバコ偽造などへの関与を疑われたからです。カジノでチップに両替して、そのチップを渡して、商品をもらう。チップを受け取った側は「カジノで勝った」といって銀行に持って行けば現金が手に入るわけです。ようするに、北朝鮮の武器代金の決済に使われていたからです。代金をカジノで両替して、そのチップを渡して、武器を受け取るというやりかたです。チップを受け取った側は「カジノで勝った」と言って銀行に持って行けば現金が手に入るという仕組みです。
三橋:逆もそうですね。例えば賄賂を渡した方は、「カジノですってしまいました」と言えばいいわけだから。非常に便利なシステムです(笑)
渡邉:さらに国際的なカジノチェーンの場合は、ハイローラー向けの口座というのも用意されている。たとえば日本のカジノでハイローラー口座にお金を入れる。そうすると海外のカジノチェーンでそのままチップとして引き出せる。つまり、カジノチェーンが地下銀行としても機能してしまうんです。つまり、外為法の規制逃れに使えるんですよ。
これが一番問題なのは、例えばマルハンがカジノを日本に開くとしましょう。そうなってくると、北朝鮮への経済制裁だって、骨抜きになりかねない。パチンコ産業には、かなりそういう資金が入ってますから。
日本の官僚、あるいは政治家の中で、こうしたカジノの仕組みを知ってる人はいるんでしょうか? 今私が説明した程度のカジノの仕組みですら、日本人の99%は知らないと思います。こんな状態で作ったら、穴だらけの法律ができるに決まっているわけでね。海のものとも山のものともわからないものをやる、やらないという議論自体がまずおかしいんですよ。
※ハイローラーとは超大口顧客のこと。大半はアジアに存在する
(抜粋終わり)
カジノを作っても良いことは何も無いということを、1人でも多くの人が共有する必要があると思います。