やっと年末の家事やら雑用やらのメドが立ちました。明日は物置部屋の整理をして、ミネラルウォーターを汲みにプチドライブをすれば、やっとのんびりできそうです。
さて、すっかりクルマに対する情熱が冷めてしまった今年。試乗した車の数はそれほどでもないけど、だからこそ印象に残りやすかったのかなぁと今思い返せば感じるところです。
(トヨタ)
これはもうランクル70に尽きるでしょう。チョイ乗りしましたが、私の感覚では維持費がべらぼう(1ナンバー車検、燃費が極悪=6km/L平均)ではありますが、それだけのお金を払える余裕があるのなら是非欲しい。オートマは設定なし、リヤシートはベンチみたい、内装はチャチの極致ではあるけど、40万キロ以上使われることは当然で、過積載もあたりまえ。でも海外の国境警備隊でガンガン使われる真のヘビーデューティー車。日本の街中を運転していても、まさにクルマを運転している実感をこれほどしっかり感じられる車ってそうそうないですよ。試乗が始まって、販売店から車道に出た瞬間、蛇行してしまったのは内緒ですが(ハンドルは自動的に戻らないので、自分で戻してあげる必要がある。しかも超スローハンドル)
それ以外のトヨタ車は、ビッツの新エンジン(1NR-FKE)搭載車にちょっと乗ったくらい。街乗りしている分にはなかなか良いな、とは思いました。車が思った通りに動かない、というトヨタに共通するイライラがかなり少ないです。ただし、高速やワインディングを試したわけじゃないのでわかりません。そういう使い方をすると印象が悪くなるかもしれません。
(日産)
今年はスカイライン(2.0Lターボエンジン=ベンツ製)とエクストレイルに乗りました。スカイラインについては以前書いたので省きますが、エクストレイルはどうにもつかみどころがなかったです。車のボディ全体が鉄でぎゅっと凝縮されているというより、車の骨組みに使われている鉄が全体的に薄いと思ってしまう。最近の日産車はどうもその傾向にありますね。最新のマツダとは対極。スカイラインはそれほどボディの肉厚を削ってる印象はないのですけどねぇ。
(ホンダ)
今年試乗したのは、ヴェゼルとフィット、いずれもハイブリッドです。どちらも悪くはなかったのですが、ハイブリッド車の4連続リコールは誠に残念。お客さんによっては「あまりにも修理に入っている期間が長くて、二度とホンダ車は買わない」と言っている方を私は知っています。ヴェゼルのデザインはもちろんのこと、走りもなかなか良いので非常に残念です。釧路の街にもかなり走っているのを見るので、やっぱり売れているのだなと感じますが、こういうリコールが続くとHVに対するホンダへの信用は一気に失われます。HVシステムに使われてるDCT以外は問題は起きてないので気にしなくてもよい、とも言えなくないのですが。
せっかくDCTを採用したのですから、徹底的に原因を突き止めてお客さんに迷惑をかけないようにしてほしいです。
(マツダ)
詳しくは以前のエントリーを参照いただくとして、デミオの素晴らしさは車が好きな方もそうでもない方も誰が乗ってもわかるはずです。このクラスの車の購入を考えている方は是非一度試乗をしてみてください。日本車ならこれ以外の選択肢はないと言えるでしょう。ちなみに後席はスズキスイフトの方がしっかり座れます。デミオだと膝の裏が浮いてしまいますが、スイフトだとお尻から膝の裏まで座面がしっかり支えてくれます。ここはデミオの数少ない弱点ですね。
(スバル)
詳しくは先日のエントリーをごらんください。CVTをやめ、ターボエンジンのドッカンターボ演出をやめてくれれば結構いいのにな。レボーグ、WRXはボディの補強が効いてなかなか好印象なだけに、CVTが全てを台無しにしていると思います。
(ダイハツ)
コペン、乗りたかったけど乗れずじまいでした。機会を作って乗ってみたいです。それと、先日出た新型アルト。これも乗らなきゃなぁ。
(スズキ)
新型ワゴンRにチョイ乗り。Sエネチャージが面白かったです。アイドルストップからの再始動でセルが派手に回ってエンジンが始動する「キュルルルル、、、、ボン!」が無い、お~、という感じ。速度管理や進路管理は街中を流す程度なら問題無しでした。
続きまして、輸入車部門に行きましょう。
(フォード)
今年の4月末から私の愛車となったフィエスタ以外に試乗したのはマスタングのオープン。なんでしょう、この「ずーっと乗ってたくなる」感触は。エンジンのトルクでひたすら優雅に、でもちょっと攻めるくらいなら破綻しない、とってもいいオープンカーでした。ダウンサイジングターボ全盛になってしまった昨今、低速トルクのある大排気量NAの良さってのを改めて感じました。
あとはエコスポーツですね。詳しくは先日のエントリー、「ここ」と「ここ」。ワインディングをぶっ飛ばすような運転以外だと、不思議と「ボディ剛性だとかコーナリングがうんたらかんたらとか感じない=いいクルマだなぁ」と思えてしまう、不思議な車でした。道具感が強いことは間違いないですが、やはりこれは日本国内だと玄人向けになってしまいそうなのが辛いところでしょう。
2014年モデルのフォーカスはまだ乗れてませんが、2013年モデルに改めて乗ってみました。とにかくコーナーを攻めたときの楽しさはやっぱり素晴らしい。私のフィエスタより芸術的な曲がり方をしますね。初めて運転した時と同じように「ゾーン」に入りそうになりました。助手席に嫁さんを乗せて試乗したのですが、「足がヤワい」と否定的なコメント。うーん、市街地だと単にそんな印象になるのかな。自分でハンドル握るとそうじゃないんだけど、、、
(ランドローバー)
レンジローバースポーツに試乗しました。市街地をちょっと飛ばしたくらいなので詳しいことはわかりません。ただ、3Lスーパーチャージャーエンジンと8ATの組み合わせが素晴らしく、2.3tにもなる車体を気持ち良く加速させる様は「これいいなぁ」とおもわず心の中でつぶやいたのを覚えています。かといって、無茶なコーナリングをすると車重の重さを思い出させます。私はポルシェカイエンを運転したことがないのですが、聞いたところによると攻めるような走りをしても恐怖を感じないと聞きました。レンジスポーツは決してそんな感じではなかったので、これはメーカーの考え方なのかもしれません。
(フォルクスワーゲン)
マイチェン版ポロについては先日のエントリーをご覧いただくとして、ゴルフRには驚きました。先代のRとは全く違います。走行モードをレースモードにした時の演出が素晴らしく良い、ていうかわざとらしくなくドライバーを高揚させてくれます。ただ単に速いだけじゃありません。エンジンの吹け、パワーの炸裂感、変速時のキレなどなど、エンジン音がちょっとわざとらしく感じますが、それ以外はとっても楽しい。しかも疲労を感じないのはゆっくり乗っても一緒だったことは驚きでした。あと、足回りがよい。妙なピッチングは最小限であり、四駆であることを十分に生かしたニュートラルステアは旋回時の楽しさをもたらし、もうこれ、ポルシェケイマンいらないなぁと思いましたよ。
(メルセデスベンツ)
新型Cクラスに試乗。乗ったのはC180アバンギャルド。名車190クラス(W201系)の頃のゆったり感を出そうとしてるのかなぁ、という印象。かといって、W201ほどの凄みはない。凄みというのは具体的に言うと「路面に張り付くように滑空する」とか「直進からハンドルを切り始めて旋回姿勢にいくまでの動きがおだやかで恐怖感がない」とか色々ありますが、ボディ剛性「感」がW201より薄いのが一番大きいような気がします。
(プジョー、シトロエン)
(1)208GTi、(2)208アリュール(3気筒のMT)、(3)RCZのオートマ、(4)DS3カブリオに乗りました。つまるところ(3)以外は全てマニュアル車となりますね。
(1)は確かに楽しいが、昔のプジョーのように旋回マシーンではない。どっちかといえばドイツ車的な動きをする。(2)は確かに楽しいが、なめらかな発進及び変速がちょっと難しい。(3)は確かに速いけど、アウディTTに勝る要素が少なかった。(4)は、上記4車種の中ではイチオシ。クルマの動きが全てつじつまが合っていて、市街地はもちろん、ちょっとしたカーブの連続をハイペース×70%くらいの速度でクリアしていくと、クルマの動きが鈍くもなく旋回上等でもなく丁度良い感じで曲がっていく。助手席に乗っていたセールス氏に「これ楽しいですねぇ」と思わず言ってしまった。セールス氏も「これはDSシリーズの中で一番運転が楽しいかもしれない」とのこと。
(ルノー)
現行ルーテシアの基準車に乗りました。どことなくゆるい「と思ってしまう」ボディと、ターボを意識しないターボエンジン。総じて、全体的にクルマの動きがゆったりしている。試乗が終わるまでずっと「サイズの大きい服を着て動いている」ような感触が抜けませんでした。運転していて楽しいとは思えなかったけど、全てが今時のクルマであることは運転していて十分にわかりました。
ということで駆け足でしたが、今年運転したクルマのザックリした感想は以上です。皆さんは今年印象に残ったクルマは何でしたか?私はゴルフRが断然印象に残ってます。もし近所に試乗車があれば、是非一度じっくりと試乗してみてください。きっと驚くはずです。
さぁ、今年もあと少し。皆さんよいお年をお迎えください。
来年も拙ブログを宜しくお願い申し上げますm(_ _)m
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さて、すっかりクルマに対する情熱が冷めてしまった今年。試乗した車の数はそれほどでもないけど、だからこそ印象に残りやすかったのかなぁと今思い返せば感じるところです。
(トヨタ)
これはもうランクル70に尽きるでしょう。チョイ乗りしましたが、私の感覚では維持費がべらぼう(1ナンバー車検、燃費が極悪=6km/L平均)ではありますが、それだけのお金を払える余裕があるのなら是非欲しい。オートマは設定なし、リヤシートはベンチみたい、内装はチャチの極致ではあるけど、40万キロ以上使われることは当然で、過積載もあたりまえ。でも海外の国境警備隊でガンガン使われる真のヘビーデューティー車。日本の街中を運転していても、まさにクルマを運転している実感をこれほどしっかり感じられる車ってそうそうないですよ。試乗が始まって、販売店から車道に出た瞬間、蛇行してしまったのは内緒ですが(ハンドルは自動的に戻らないので、自分で戻してあげる必要がある。しかも超スローハンドル)
それ以外のトヨタ車は、ビッツの新エンジン(1NR-FKE)搭載車にちょっと乗ったくらい。街乗りしている分にはなかなか良いな、とは思いました。車が思った通りに動かない、というトヨタに共通するイライラがかなり少ないです。ただし、高速やワインディングを試したわけじゃないのでわかりません。そういう使い方をすると印象が悪くなるかもしれません。
(日産)
今年はスカイライン(2.0Lターボエンジン=ベンツ製)とエクストレイルに乗りました。スカイラインについては以前書いたので省きますが、エクストレイルはどうにもつかみどころがなかったです。車のボディ全体が鉄でぎゅっと凝縮されているというより、車の骨組みに使われている鉄が全体的に薄いと思ってしまう。最近の日産車はどうもその傾向にありますね。最新のマツダとは対極。スカイラインはそれほどボディの肉厚を削ってる印象はないのですけどねぇ。
(ホンダ)
今年試乗したのは、ヴェゼルとフィット、いずれもハイブリッドです。どちらも悪くはなかったのですが、ハイブリッド車の4連続リコールは誠に残念。お客さんによっては「あまりにも修理に入っている期間が長くて、二度とホンダ車は買わない」と言っている方を私は知っています。ヴェゼルのデザインはもちろんのこと、走りもなかなか良いので非常に残念です。釧路の街にもかなり走っているのを見るので、やっぱり売れているのだなと感じますが、こういうリコールが続くとHVに対するホンダへの信用は一気に失われます。HVシステムに使われてるDCT以外は問題は起きてないので気にしなくてもよい、とも言えなくないのですが。
せっかくDCTを採用したのですから、徹底的に原因を突き止めてお客さんに迷惑をかけないようにしてほしいです。
(マツダ)
詳しくは以前のエントリーを参照いただくとして、デミオの素晴らしさは車が好きな方もそうでもない方も誰が乗ってもわかるはずです。このクラスの車の購入を考えている方は是非一度試乗をしてみてください。日本車ならこれ以外の選択肢はないと言えるでしょう。ちなみに後席はスズキスイフトの方がしっかり座れます。デミオだと膝の裏が浮いてしまいますが、スイフトだとお尻から膝の裏まで座面がしっかり支えてくれます。ここはデミオの数少ない弱点ですね。
(スバル)
詳しくは先日のエントリーをごらんください。CVTをやめ、ターボエンジンのドッカンターボ演出をやめてくれれば結構いいのにな。レボーグ、WRXはボディの補強が効いてなかなか好印象なだけに、CVTが全てを台無しにしていると思います。
(ダイハツ)
コペン、乗りたかったけど乗れずじまいでした。機会を作って乗ってみたいです。それと、先日出た新型アルト。これも乗らなきゃなぁ。
(スズキ)
新型ワゴンRにチョイ乗り。Sエネチャージが面白かったです。アイドルストップからの再始動でセルが派手に回ってエンジンが始動する「キュルルルル、、、、ボン!」が無い、お~、という感じ。速度管理や進路管理は街中を流す程度なら問題無しでした。
続きまして、輸入車部門に行きましょう。
(フォード)
今年の4月末から私の愛車となったフィエスタ以外に試乗したのはマスタングのオープン。なんでしょう、この「ずーっと乗ってたくなる」感触は。エンジンのトルクでひたすら優雅に、でもちょっと攻めるくらいなら破綻しない、とってもいいオープンカーでした。ダウンサイジングターボ全盛になってしまった昨今、低速トルクのある大排気量NAの良さってのを改めて感じました。
あとはエコスポーツですね。詳しくは先日のエントリー、「ここ」と「ここ」。ワインディングをぶっ飛ばすような運転以外だと、不思議と「ボディ剛性だとかコーナリングがうんたらかんたらとか感じない=いいクルマだなぁ」と思えてしまう、不思議な車でした。道具感が強いことは間違いないですが、やはりこれは日本国内だと玄人向けになってしまいそうなのが辛いところでしょう。
2014年モデルのフォーカスはまだ乗れてませんが、2013年モデルに改めて乗ってみました。とにかくコーナーを攻めたときの楽しさはやっぱり素晴らしい。私のフィエスタより芸術的な曲がり方をしますね。初めて運転した時と同じように「ゾーン」に入りそうになりました。助手席に嫁さんを乗せて試乗したのですが、「足がヤワい」と否定的なコメント。うーん、市街地だと単にそんな印象になるのかな。自分でハンドル握るとそうじゃないんだけど、、、
(ランドローバー)
レンジローバースポーツに試乗しました。市街地をちょっと飛ばしたくらいなので詳しいことはわかりません。ただ、3Lスーパーチャージャーエンジンと8ATの組み合わせが素晴らしく、2.3tにもなる車体を気持ち良く加速させる様は「これいいなぁ」とおもわず心の中でつぶやいたのを覚えています。かといって、無茶なコーナリングをすると車重の重さを思い出させます。私はポルシェカイエンを運転したことがないのですが、聞いたところによると攻めるような走りをしても恐怖を感じないと聞きました。レンジスポーツは決してそんな感じではなかったので、これはメーカーの考え方なのかもしれません。
(フォルクスワーゲン)
マイチェン版ポロについては先日のエントリーをご覧いただくとして、ゴルフRには驚きました。先代のRとは全く違います。走行モードをレースモードにした時の演出が素晴らしく良い、ていうかわざとらしくなくドライバーを高揚させてくれます。ただ単に速いだけじゃありません。エンジンの吹け、パワーの炸裂感、変速時のキレなどなど、エンジン音がちょっとわざとらしく感じますが、それ以外はとっても楽しい。しかも疲労を感じないのはゆっくり乗っても一緒だったことは驚きでした。あと、足回りがよい。妙なピッチングは最小限であり、四駆であることを十分に生かしたニュートラルステアは旋回時の楽しさをもたらし、もうこれ、ポルシェケイマンいらないなぁと思いましたよ。
(メルセデスベンツ)
新型Cクラスに試乗。乗ったのはC180アバンギャルド。名車190クラス(W201系)の頃のゆったり感を出そうとしてるのかなぁ、という印象。かといって、W201ほどの凄みはない。凄みというのは具体的に言うと「路面に張り付くように滑空する」とか「直進からハンドルを切り始めて旋回姿勢にいくまでの動きがおだやかで恐怖感がない」とか色々ありますが、ボディ剛性「感」がW201より薄いのが一番大きいような気がします。
(プジョー、シトロエン)
(1)208GTi、(2)208アリュール(3気筒のMT)、(3)RCZのオートマ、(4)DS3カブリオに乗りました。つまるところ(3)以外は全てマニュアル車となりますね。
(1)は確かに楽しいが、昔のプジョーのように旋回マシーンではない。どっちかといえばドイツ車的な動きをする。(2)は確かに楽しいが、なめらかな発進及び変速がちょっと難しい。(3)は確かに速いけど、アウディTTに勝る要素が少なかった。(4)は、上記4車種の中ではイチオシ。クルマの動きが全てつじつまが合っていて、市街地はもちろん、ちょっとしたカーブの連続をハイペース×70%くらいの速度でクリアしていくと、クルマの動きが鈍くもなく旋回上等でもなく丁度良い感じで曲がっていく。助手席に乗っていたセールス氏に「これ楽しいですねぇ」と思わず言ってしまった。セールス氏も「これはDSシリーズの中で一番運転が楽しいかもしれない」とのこと。
(ルノー)
現行ルーテシアの基準車に乗りました。どことなくゆるい「と思ってしまう」ボディと、ターボを意識しないターボエンジン。総じて、全体的にクルマの動きがゆったりしている。試乗が終わるまでずっと「サイズの大きい服を着て動いている」ような感触が抜けませんでした。運転していて楽しいとは思えなかったけど、全てが今時のクルマであることは運転していて十分にわかりました。
ということで駆け足でしたが、今年運転したクルマのザックリした感想は以上です。皆さんは今年印象に残ったクルマは何でしたか?私はゴルフRが断然印象に残ってます。もし近所に試乗車があれば、是非一度じっくりと試乗してみてください。きっと驚くはずです。
さぁ、今年もあと少し。皆さんよいお年をお迎えください。
来年も拙ブログを宜しくお願い申し上げますm(_ _)m
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