とみぞうのお気楽ブログ

クルマ、日本、北海道を愛する生粋の道産子50歳♂です。カバー画像は、PC版は増毛駅、スマホ版は733系電車の大谷ver.

VW Tiguan購入所感(インプレ)

2012-01-31 23:17:08 | クルマ


ついに2222km走破しました!
ティグアンの2012年モデルの試乗車に初めて乗ったときの感触は忘れつつありますが、
2000kmを超えてからも、そんなに印象は大きく変わってはいませんので、
まずはインプレを書いてみようと思います。
ここに来るまで、前置きが長過ぎたため(汗)、できるだけ手短に。

(見た目)
個人的にはマイナー前より好きです。顔つきも精悍ですし。
フロントライト横のLEDポジショニングランプもいいけど、テールライトやウインカーもLEDにしてほしかったなぁ。
走りに関係ないから、どうでもいいっちゃいいんですけど。
ちなみに、トランクルームはそんなに広くないです。これは日本車の中型SUVのほうが広いですね。
車高の高さはSUVとしては高くもなく低くもなくちょうど良い感じ。

(ドライビングポジション)
SUVらしく、腰をかがめなくても、すっと座れます。これはいいです。
以前、マツダプレマシーを代車で借りた時、乗り降りしやすいってホントいいなぁ、と感じたのを思い出しました。
セダンと同じプラットフォームを使ってSUVを作ると、ドライビングポジションがおかしくなることがあります。
その点ティグアンは大丈夫。きちんとドラポジがとれます。
シートは膝下を下に落とす感じ、普通の椅子に座る感じですね。嫁さんにはすこぶる好評です(^^)
前の車はスポーツセダンでしたから、どっちかというと足を投げ出す感じでしたが、
私は好きでしたけど、嫁さんにはイマイチ不評でした。
ハンドルの角度、ブレーキとアクセルペダルの角度、ダッシュボードの位置、
いずれも、セダンをただかさ上げしただけの手抜きはしておらず、車高を上げたなりのきっちりした修正はされています。
車高が上がったのに足を投げ出させるようなシートだったり、シートが良くてもハンドルの位置や角度がセダンのままでは、
長時間の運転で間違いなく疲れてしまいますからね。
フロントウインドウの傾斜が少しだけキツい様な気がしますが、気になるほどではありません。

(リアシート)
スライド&リクライニングします。
後ろの席は概して乗り心地が悪いものですが、嫁に運転させて後ろに座ったところ、
やっぱり揺すられ感がでましたね。ただ、ゴルフ5の時ほどキツくはなかったです。

(エンジンとトランスミッション)
やっとここから車が動きだします。
アイドリングは直噴エンジンらしく「ガラガラ」音がそれなりに響きます。これはもうどうしようもないですね。
ちなみに、排気量の小さい1.2Lエンジンは、当然ガラガラ音は小さいです。
普通にアクセルを踏んでいくと、平坦路面ではどんどんとシフトアップしてくので、速度の上がり方は緩慢です。
この間、エンジンは音量を上げず、粛々と回るだけ。
試しに一気に踏み込んでみると、低い回転域からすかさずブースト(ターボ)がかかり加速します。
エンジンはきっちり上までキレイに回り切り、十分に「速い」と言える鋭い加速をします。
但し、トルクの出方はフラットで、ドラマチックではありません。
音質も実用車エンジンらしく、気分がハイになるようなものじゃないです。
ターボラグが少ないので、踏んだだけちょっきりの加速が得られます。車によっては、アクセルを踏んでないのに予想外の加速をしたり、逆に踏み込んだのに全然加速してくれないエンジンもありますから、これは運転者が無意識にイライラしない要素です。
なお、特定の回転域で振動が大きく出たり、吹け上がり中に引っかかる感じがあったり、
といった事はなく、ひたすら同じように吹け上がります。
BMWミニや新型BMW1のターボエンジンは、特定域での振動が見受けられたので、ここはVWエンジンのほうに軍配を上げたいです。
ちなみに100km/h走行時の回転数は1900回転くらい。タコメーターで言えば「2」のちょい手前でゆるゆる回ってます。
次にトランスミッションですが、原理としてマニュアルミッションと同じ7速DSGは、滑りが一切無いので、
通常のオートマのようにアクセルを緩めたときにロックアップが抜けて「ツーッ」と惰性走行せず、
適度にエンジンブレーキがかかるので、むやみにブレーキを踏む必要はありません。これは非常に気分が良いものです。

2003年にDSGというミッションが世の中に出たときは、まるでレーシングカーのように変速ショックがありました。
(試乗車はaudi TT3.2クワトロでした)
変速する時に「ドスンドスン」と繋がっていかにもレーシーで好きでした。
ティグアンの7速DSGは、世の要請でしょうか、すっかり変速ショックはゼロに等しいです。
ティグアンもシフトレバーを手動操作にして、全開加速でシフトアップ、思いっきりブレーキングでシフトダウン、、、とやっていくと、ドスンドスンとギアが入っていくので、それなりの楽しい感触をもたらしてはくれます。
それでも2003年当時のようなレーシーさまでは達していないんですよねぇ。
シフトレバーがDに入っている分には、あくまでも普通のオートマと同じ感覚です。

(ハンドリング)
昔ながらの油圧パワーステアリングではなく、電動パワステです。
操舵力は軽めですが、路面状況をよく伝えてくるので、安心感があります。
但し、前の車 BMW 330i(E46型)ほど、路面状況を濃厚には伝えてきません。
これは善し悪し。
ハンドルから感触をビビットに伝えてくると楽しいのですが、疲れているときはジャマくさく感じる事があるものです。
今回の車の入れ替えに当たっては、「日々の使用や長距離で疲れない車」「車高の高いSUV」が条件でしたので、
これはこれで良かったと思います。
2004年モデルのゴルフ5に乗っていた私ですが、この時は電動パワステは出始めの頃。
ハンドルを切り始めてから車が反応するまでに一瞬の間がありまして、ここは手放すまで気になり続けていた点でした。
夏タイヤから冬タイヤに履き替えたときはその「間」が増幅されて、結構気持ち悪かったです。
しかし、さすがに7年もたつと電動パワステの制御は熟成の域に達したと思われます。
今まさにスタッドレスを履いていますが、不自然な所はほとんど見当たりません。

(足回り~高速道路や山道を走ってみて)
一般道の直線をダーッと走った時、とにかくスピード感が無いです。
気がついたら100km/hなんて普通ですので、取り締まりに注意ですね。
高速道路を走っても、速度感が無いのでやはり取り締まりに注意です。
山道を走ってみると、昨日のブログで書いたとおり、
よくできた4WDシステムのおかげで、後輪駆動のように良く曲がります。
旋回軸が車の中心にあるような感覚です。
ゴルフのような弱アンダーステアではないですね。
連続したカーブを曲がり続けると、1640kgもある重量のSUVであることは忘れてしまいます。
ただそれはあくまでもSUVとしては、という但し書き付き。コーナリングはE46の方がはるかに上であり、軽やかで濃密でした。
ショックアブソーバ自体はオンロードを意識したものですので、乗り心地はそれほどしなやかではなく、
細かいでこぼこ道は直接的に衝撃が来ます。山道の楽しさはそれとのトレードオフだと思います。
但し、足回りそのものは頑丈に作られているので、華奢な印象はありません。
ボディ剛性ですが、ハッキリ言って前の車E46の方が剛性感は高いです。
ハッチバックボディでこれだけの大きさですから仕方ないですね。
E46はセダンボディで且つ5ナンバーに毛が生えた程度の大きさでしたから、剛性には有利に決まってますので。

(総評)
ラクで疲れず、2Lターボエンジンはなかなか速く、ダイレクト感はあえてオブラードに包み運転者を疲れさせない。
車高が高いので、大雪の次の日はとてもラクちん。高い位置に座るので、視界が良好に感じる事もあるのでしょう。
トランスミッションと足回りはすべて運転手に「思ったとおりに動いてくれる」と確信させてくれる。
一度SUVに乗るとやめられない、っていう方の気持ちがわかる気がします。
お金があれば10台くらい車を所有し、気分によって乗り換えるんでしょうが、
それができない我々は、もっとも多い使用パターンに合わせて車を買います。
そういった意味では、今度こそ長く乗れるかな?
そう思っております。

VWティグアンについて

2012-01-30 23:21:47 | クルマ
新とみぞう号の写真です!




2012年モデルからLEDポジショニングランプが付きました↓


(今回購入した、VWティグアン 2012年モデルについて)
全長×全幅×全高=4430×1810×1710mm/ホイールベース=2605mm/
車重=1640kg/駆動方式=4WD/2リッター直4DOHC16バルブターボ
(179ps/4500-6200rpm、28.6kgm/1700-4500rpm)/
(マイナーチェンジ前に比べ、9PSだけ上がってます。燃費は同じ)
トランスミッション=7速DSG
価格=389万円(別途オプション:レザーシートパッケージ=27万3000円)
タイヤサイズ=235/55R17 冬タイヤは、215/65R16を履かせてます


2008年9月に発売された時との違いは、
フロントマスクが変わった事(特にLEDポジショニングランプが付いた事)
リアのテールライトの形状が変わった事、
通常の6速オートマチックから7速DSGに変更された事などなど。
発売以降、毎年のように仕様変更やグレードの追加・削除が行われていますので、
詳しく知りたい方は、wikipediaをご覧になってください。

(4WDシステムについて)
ティグアンの4WDシステムは、「ハルデックトラクション」というスウェーデンにある自動車コンポーネントメーカーから供給されているシステムを使用しています。VWグループである、アウディのA3(つまりエンジン横置き車)のクワトロは実はこれと同じで、「エンジンタテ置きのA4等のクワトロ」とは全く別物です。ちなみに今回の4WDシステムは、第4世代ハルデックスなどと言われており、これまでの「通常はFF。滑ったときだけリヤを駆動」というなんちゃんて4WDではなく、アウディのクワトロ(エンジンタテ置き系のほう)のように常にリヤが駆動するような動きが出るよう作られています。ぶっちゃけ、後輪駆動車に近い動きをすると言ってもいいでしょう。もちろん、本物のFRのような旋回のキレは出ないと思いますが。

(プラットフォームについて)
実用車のプラットフォームでは世界のトップレベルである、VWアウディグループのPQ35プラットフォームそのまんま使っているわけではなく、「フロントセクションからセンターアッパーボディまでがパサート、リアセクションはゴルフ」だそうです。
ゴルフ5を4年間所有していた私は、2度目の似たようなプラットフォームを使った車を買ったわけです。
ちなみに、「PQ35」でwikipediaを検索したら、使われている車種は以下のとおりでした。なぜかティグアンも含まれてますが。
それにしてもすごい使い回しですね。PQ35は実用車としては恐ろしいほどの完成度の高さですから、これだけの数の車種に同じプラットフォームを使用しているという事は、VWグループとしては儲かってしょうがないでしょうね。もちろん、プラットフォームの出来が良いからこそなのですが。

Audi A3 Mk2 (8P)
Audi TT Mk2 (8J)[1]
Volkswagen Touran (1T)
Volkswagen Caddy (2K)
SEAT Altea (5P)
Volkswagen Golf Mk5 / GTI / R32 / Rabbit Mk5 (1K)
Škoda Octavia Mk2 (1Z)
Volkswagen Golf Plus (5M)
SEAT Toledo Mk3 (5P)
Volkswagen Jetta Mk5 (1K)
SEAT León Mk2 (1P)
Volkswagen Eos (1F)
Volkswagen Tiguan (5N)
Volkswagen Scirocco (13)
Volkswagen Golf Mk6 (5K)
Škoda Yeti (5L)
Škoda Superb (3T)
Audi Q3
Volkswagen Jetta Mk6 (NCS)
Volkswagen Beetle (2011-)


(7速DSGについて)
この湿式7速DSGは、最大許容トルク600Nm、最高許容出力373ps、車重が3.2トンまでのモデルに対応しているそうです。明らかにオーバースペック。壊れる事はまずないと考えられますね。但し、制御するコンピューターがヘボだと、動きがおかしくなったりする事もあるでしょうが、機械的な故障ではないので、CPUのアップデートで済んでしまうでしょう。ちなみに、ベースはゴルフGTIなどで搭載されている、湿式6速DSGですが、様々な工夫によりほぼ同じ重量とサイズに抑えています。現在、この湿式7速DSGを搭載しているモデルは、横置きエンジンのラインナップでは、このティグアンだけです。
購入したディーラーのメカニックの方に「メンテナンス時期と、オイル容量はどのくらい?」と聞いてみました。すると「7速についてはわからないけど、6速DSGだと6万キロごとに要交換。オイルは7L近く入ったと思います」とのこと。クラッチへのダメージを最小限にするため、オイルは多めに入っているのだな、と思いました。

(エンジンについて)
2000ccの排気量にターボがついてます。そのまんまですね(笑)
もちろん、最近のトレンドに則った「排気量を落としてターボを付け、燃費を稼ぐ」エンジンですから、
使いにくいドッカンターボではなく、下からもれなく過給がかかって非常使いやすく、燃費もこの車重にしてはなかなか良いです。
あくまでも大排気量のノンターボエンジンの代わり、という位置づけです。

(総評)
読んで頂ければわかるとおり、VWグループは、ともかく技術によって世界を圧倒しようとの作戦で近年動いています。日本はもちろん、全世界でも圧倒的な勢いでシェアを伸ばしていますね。

(以下、レスポンスの記事から抜粋)
フォルクスワーゲングループは27日、2011年1~9月の決算を公表した。
同社の発表によると、アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総売上高は、前年同期比26%増の1163億ユーロ(約12兆4940億円)。純利益は136億4000万ユーロ(約1兆4610億円)と、前年同期に対して、約3.4倍を記録した。
2011年1~9月の世界新車販売は、前年同期比16%増の約620万台。このうち、フォルクスワーゲン乗用車部門は、16.7%増の約330万台だ。『ポロ』や『ゴルフ』、『ティグアン』を中心に、販売を伸ばした。
フォルクスワーゲングループのマルティン・ヴィンターコルン会長は、「2018年までに世界ナンバーワンの自動車メーカーになるという目標に向けて、順調な足取り」とコメントしている。


安さでしか勝負できない、大手日本車メーカー(ト○タとか、ト○タとか)はそのうち中国や韓国に負けるに違いない。っていうか、国によっては韓国車の方が売れている地域もあるそうです。この前、NHKで放送してました。

ということで、私のティグアンに乗った感想に辿り着く前に、
ティグアンのプロフィールで今日は終わってしまいました。

今度こそ、試乗記とこれまで2000キロ少々乗ってきた感想を書かねば(^^;

華獅子菜館(釧路市)で大満腹

2012-01-29 23:10:47 | 北海道地域情報

今日の夕食は、華獅子菜館(ホアシーズーツァイカン)に行くことになりました。

早速注文したのですが、出てきた料理の大きさを、比較で置いたタバコの箱と比べてください。
ホント巨大なのがわかります。


肝心な料理の名前を忘れてしまったのですが、
要は白米と焼きそばががっつりと盛られた上に、
野菜と海鮮と卵焼きががっつり入った醤油味のあんかけを、これまたがっつりとかけた料理です。

このあんかけが、まあ美味いこと。
まろやかな甘みが、野菜と海鮮(主に海老)と卵焼きにマッチして、じつにおいしいんです。

そしてこの量。半端じゃなく多いです。
これで850円で、且つ、おいしい。リーゾナブルすぎます。

ちなみに嫁さんが注文したのは、海老チャーハンのハーフサイズと、マーボー豆腐。
これまた量が多くて、この2年間で10キロ弱太ったとみぞうには、
おすそ分けをもらいながら、体重計に載るのを想像するのが恐ろしかったです。

食後はあまりの量の多さに、おなかが破裂しそうになってました。
いつもなら食後のおやつを食べるところ、まったく口に入りませんでしたから。

ともかく、リーゾナブルで量が多くておいしい店。
定期的に通いたいお店です。
皆さんも是非お試しを!

■華獅子菜館(ホアシーズーツァイカン)
住所:北海道釧路市双葉町11-19
営業時間:11:00~15:00   17:00~22:00
電話番号:0154-23-6006
定休日 :毎週水曜日


比較検討した車種(その2)

2012-01-28 10:32:34 | クルマ
検討した車種の続きです。

(日産 デュアリス)
デザインよし、シートよし、足回りよし(ザックスのダンパーが入ってます)
市街地、高速、ワインディング、あらゆるシチュエーションで素晴らしい走りを見せます。
全てが日本車離れしてますね。
但し、日本で購入可能なのは、ガソリンエンジンとCVTの組合せのみ。
アクセルを踏んだ瞬間、アクセルの踏み込み量、エンジンの回転数、音、速度、
これらの要素が微妙に一致しない、気持ち悪い加速です。
端的に言うと、モワーッとした加速です。
この瞬間、デュアリスは候補から落ちました。
ちなみに、ドイツのSUV販売台数ランキングは
1位 ティグアン、2位 キャシュカイ(デュアリスの欧州名)、3位 BMW X1、4位 AUDI Q5、、、と続きます。

キャシュカイが売れているのは、恐らく日本には入ってこないディーゼルにMTの組合せが大半と思われます。
結論「ディーゼルにDCTの組合せなら買ってた」

(日産 エクストレイル)
これまで何度も書きましたが、CVTが嫌いなので、自動的に検討するグレードがGTのみとなります。
つまるところディーゼルのみが選択肢となります。
ちなみに試乗車のトランスミッションは、MTではなくATでした。
見ためよし、ドラポジよし、シートよし、荷室広い。
同じくザックスのダンパーを使った足回りはしなやかで、とても気持ちがよいです。
残念だったのは、速度を上げたとき、頼りなさを感じたところ。
高速道路を走る事が多いので、これは減点。
期待したディーゼルエンジン、これがもう一息。
それは、ディーゼルなのに、低速トルクが無い事です。
ネット上では「低速トルク最高!」という意見があったことから、
私の感性がおかしいのかと思い調べたところ、やはり自分の感覚は正しかったです(MTはまた違ったかも)
証拠の記事はこちら↓(徳大寺有恒さんが出てます)
http://www.webcg.net/WEBCG/impressions/i0000023219.html?pg=2
日産のスタッフによると、AT仕様はあえて低速トルクを絞っているそうです。
個人的には「意味ねぇ~」と思いました。
結論「欠点は、ディーゼルエンジンのトルク特性と高速域の安定感。それ以外は言う事なし」

(ホンダ CR-V)
中型SUVより少しだけ大きめなサイズ。
展示車は見たところ、なかなか良さそう。
ただ、試乗車が無かったんです。
以前、試乗をせずに車を購入して大失敗した事があったので(VW POLO GTI:3台目6N後期型)
検討車種から外す事にしました。
結論「試乗したかった」

おまけ
(ダイハツ ビーゴ)
小型SUVなので、そもそも検討車種には入ってないんですけど、
ずーっと前に、この車を1日レンタカーで借りた事があったので、軽く書いてみようと思います。
ダイハツだけあって価格が安いわりには、
車のお約束の部分はしっかり作ってあるのがわかります。
これがトヨタだと手抜きしまくりなんですが。
ただ、シートがダメだった。
2時間ほどのドライブで、腰が痛くなったのをハッキリ覚えています。
結論「シート以外はなかなかよい。エンジンは正直非力」

というわけで、比較検討試乗はここまで。

次回はいよいよティグアンについて、第1印象から2000キロを走った現在に至るまでを、
一気に書いていきますので、お楽しみに。


比較検討した車種(その1)

2012-01-25 23:08:07 | クルマ
大型および中型のSUV、いろいろ試乗しましたが、
結論から言うと、大型SUVは、今の私には合いませんでした。
もっと年を重ねると、趣向が変わるかもしれませんが。

大型SUVは、デカくて重い。
ということは、

でかすぎてスーパーの駐車場や自宅の車庫で停めるところに困る。
重いので当然エンジンがでかくなり、よって燃費が悪くなる。
タイヤとホイルがでかいから、4本揃えてウン十万円かかる。もちろんタイヤの減り方は早い。
あまりにでかすぎると、車が思いどおりに操れる感覚がかなり薄れる。よって楽しくない。
車重が重いのでブレーキが高級にならざるを得ない。ランニングコストかかる。
(現行トゥアレグのブレーキは何とブレンボです。キャリパーには何も書いてませんが)
車重が重いので、どうしても出足がトロい。当たり前なんですけど。


などなど。

それでは、これまで試乗したSUVについて、簡単に試乗記書いてみます。

(トヨタ ランドクルーザー)
ステアリングから、とにかく路面状況を伝えてこない。
異様に静かなエンジンにひとたびムチを入れると、ドライバーになんの情報も伝えないままでとんでもない速度に加速。
結論を一言で言うと「ふにゃふにゃで怖い車」

(トヨタ ランドクルーザープラド、FJクルーザー)
FJのほうはけっこう良かったです。
このままずーっと乗っていたくなるような安心感がありました。
ただ、ダッシュボードの高さつくりが、どうもパットしなかった事、
ステアリングのチルト角調整の位置が手前過ぎて、ハンドルが上を向くか膝に当たりそうになるか、
とにかくどうにもドラポジが定まらない。
結局、カッコも自分には好きになれなかった。
次にプラド、これもまあまあ良かったです。
しかし、頑丈な足回りのはずなのに、なぜか五感にそれが伝わってこない。
運転感覚が希薄。
トヨタ車に運転する実感を求めるのは最初から無理だったんですね。
結局両車とも良心的だけど、運転している実感が伝わらなかったのが×でした。
運転がラク、というのと運転感覚が希薄、というのは決して同じではないという事は、
自分の経験上、把握済みですので。
ちなみに、運転しているぞ!という充実感と、スポーツ感も一緒ではありません。
結論「もう一息」

(フォルクスワーゲントゥアレグ)
ハイブリッド、V6とも試乗しました。
モデルチェンジ前に比べ、運転時の頼りなさは改善されたけど、
高速域での恐怖感は結構ありました。
長距離移動ならゴルフの方が疲れないでしょう。
ハイブリッドは燃費よし、加速よし。
100km/hまでなら良い車。でも、カーブを攻めても意外と破綻しない、不思議な感じです。
結論「出来は良くてもやっぱり巨大な車」

(フォード エクスプローラー)
これもなかなかいいんですが、結論から言うとあとひといき。
先代はよくも悪くもトラックベースというのがよくわかるのですが、今回はまさしく乗用車。
高級感を出そうとしているのはよくわかるし、この巨大さのわりに乗用車的にテキパキ動く。
全ての操作系の動き(ハンドル、ウインカーやワイパースイッチ、アクセルとブレーキ)が全て大味なアメ車ってのもまた良し。
でも結局は物理の法則からは逃れられない。でかすぎる事が、運転感覚が「遠隔操作」っぽくしてしまう。
ちなみに、ダッシュボードにはめ込まれた「My Ford touch」やソニーのオーディオシステムは面白かったです。
結論「出来は良くてもやっぱり巨大な車」

(ランドローバー フリーランダー)
これはけっこう良かったです。
直列6気筒エンジンを、何と横に置き、4輪を駆動する。
それほど巨大ではないので、コーナーも乗用車的で気持ちよく、
車高が高いSUVにありがちな不安定さはみじんも感じません。
そして、ボディ剛性もかなり高い。
オフロード性能は試してませんが、かなり走破性が高い事は間違いないでしょう。
直6エンジンのせいか、出足の一瞬がトロい。ATのせいかな?
ちなみに、ハンドリングは基本的に弱アンダーです。
ただですね、販売店が札幌にしかないのは、転勤が多い私には辛いんですよ。
結論「近所に販売店があれば買ってたかも」

(BMW X1 25i)
現行3シリーズをベースにしたSUV。
最初に感じたのはSUVっぽくない車高の低さと天井の低さ。
そして、一番イヤだったのは、ハンドルを切ったときの異様な重さ。
ていうか、ただ思いだけではなくなんかおかしな抵抗があるような感じ。
エンジンもいまいち眠たいフィーリングだし、直6NAエンジンなのにつまらない。
ひとたびコーナーを曲がると、粘つくハンドリングも相まって、
BMWらしい「ヒラリとした」旋回が全然出てこない。いやいや曲がっているような。
心なしか、ボディも何だかゆるい感じ。
結論「安っぽいBMW廉価版SUV

(BMW X3 28i)
これ、内容考えたら価格が高すぎると感じました。
直63Lエンジンはスムーズに加速し、ハンドルからは繊細な感覚をドライバーに伝えるし、
内装は高級感満点だし、コーナリングは重量級のわりには無理無く曲がるし、、、
でも、それがどうした?って感じなんです。
普通なら、「それだけ素晴らしければ、買ったら?」ってなるんでしょうけど、
なんだか無難な出来なんですよね。
結論「お金のある人は買ってください。BMWのSUV、近所の奥さんに自慢できます」

(トヨタ RAV4)
私はCVTというトランスミッションが大嫌い。あの「グニョー」とした加速がどうしても好きになれない。
実際乗ってみたら、排気量が2.4Lということもあり、そんなにイライラするほどでもなかったです。
そこまでは良かったのですが、実際走ってみると、全てがコストダウンの固まり。
不正路面を走ったり、カーブを曲がったり、ブレーキを踏んだり。
アクションを起こすたび、「カネかかってないな~」となるわけです。
結論「トヨタはコストダウンしすぎ。この車の原価は相当安いはず。もうかってるのはトヨタ本社。下請け工場は泣いている」

おっと、そろそろ寝る準備をしなきゃ。
次は日産車の感想を書いて、比較検討シリーズを終わりにしたいと思います。