とみぞうのお気楽ブログ

クルマ、日本、北海道を愛する生粋の道産子50歳♂です。カバー画像は、PC版は増毛駅、スマホ版は733系電車の大谷ver.

日産ノートX(FF)(E13)

2022-01-20 13:43:27 | クルマ
 わけあってトゥインゴ3を手放し、久々の日本車、日産ノートを購入して1年経過しました。めちゃくちゃ気に入ってます。通勤で車は使わないのですが、その割にずいぶんと走行距離が伸びました。ホント楽しいんですよ。あれほど欧州車にこだわっていたのに、自分の変わりように驚いています。
 それでは長所と短所を簡単に書いてみます。トヨタヤリス、ホンダフィットのみならず、欧州車のBセグと是非比較試乗してみてください。

(長所)
シートがまずまず良い。2時間ぶっ通しで運転しても疲れない。
ドラポジがキッチリ決まる。これって日本車では珍しいんです。
静かであること。エンジン音は個人的には気にならないです。
コーナリングが意外と楽しい。弱アンダーで推移します。バッテリーの搭載位置のお陰でしょうが、徹頭徹尾アンダーではない。
ボディ剛性が高く足回りは比較的締まっているので、ふにゃ感が少ない。CMF-Bプラットフォームはやはり固いがドイツ車ほどではないですよ。
e-Powerシステムはホントよく出来ていて、加減速が思った通りに決まり、速度管理は非常に楽。
ブレーキタッチがとても良い。マツダ3ほどではないけどフニャ感が少なく剛性感が高い。。高速域からのブレーキングは試せてません。
ピッチングが極少であること。なお、4WDの方は更にピッチングが少なく、ほぼ無いと言っても良いくらい。
有料保証料が輸入車に比べてすごくやすい。

(短所)
標準で履いているBSエコピアは、反応が鈍すぎる。雨の日飛ばすのはちょっと怖い。
ピッチングは少ないが、キレイな道でも全体的にボディが僅かにフルフルする(かなり注意しないと気づかないですが)。
タイヤのせいか、中立からの切り始めが鈍いというかわかりにくい。タイヤ買い換えてぇ~
駆動はモーターのみで行うので、パワフルなのは100km/hまで。パワー、燃費、エンジン音を考えると、ピントが合うのは70km/hくらいか。
CVTに慣れた人だと、アクセル操作によっては舟を漕ぐような動きをする可能性あり。
トヨタ車比で燃費はそれほど良くない。特に厳寒期にヒーターを使うとがっつりおちる。
プロパイロットはよく出来ているけど、市街地での利用はオススメしません。結構ギリギリまでブレーキがかかりません。
プロパイロットは高速道路か郊外の一般道で使う方がいいでしょう。
プロパイロット等のオプションを付けると総支払額があっという間に高額になる。

 以上、思いつく点を書いてみましたが、ノートに買い換えてからあまり飛ばさなくなりました。上記で書いたとおり70km/hくらいまでが一番気持ちが良いからです。それ以上速度を上げれないわけではないんですけど、欧州車(あるいはレクサス車)がだいたい120km/h前後でピントが合うのとはやはり違います。
 街乗り、ワインディングを軽く流す、といった場面では本当に楽しいです。高速道路をハイペースで走ることは可能だけれど、あまり気持ちよくないですね。

 あと、先代e-Powerのような完全なワンペダルドライブではなくなってしまったことについて。

 完全なワンペダルドライブだと、ブレーキディスクとパッドが擦れ合う時間がかなり少なくなります。その場合、降雪地域では融雪剤がブレーキディスクに付着し錆になり、ブレーキペダルを踏んだら「ゴゴゴゴゴ」と音と振動が出ます。その錆をディスク研磨、最悪研磨で解決しない場合は、ディスクを取り替える事になりかねません。ですので、今回の「最後はブレーキペダルを踏まないと完全停止しない」ロジックは良かったのかなと思ってます。

 色々と書いてみましたが、コンパクトカーを検討中の方の参考になれば幸いです。

車のデータ

ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4045×1695×1520mm
ホイールベース:2580mm
車重:1220kg
駆動方式:FF
エンジン:1.2リッター直3 DOHC 12バルブ
モーター:交流同期電動機
エンジン最高出力:82PS(60kW)/6000rpm
エンジン最大トルク:103N・m(10.5kgf・m)/4800rpm
モーター最高出力:116PS(85kW)/2900-1万0341rpm
モーター最大トルク:280N・m(28.6kgf・m)/0-2900rpm
タイヤ:(前)185/60R16 86H/(後)185/60R16 86H(ブリヂストン・エコピアEP25)
燃費:28.4km/リッター(WLTCモード)/34.8km/リッター(JC08モード)
価格:218万6800円/