以前、私のHP
「とみぞうの部屋」で書いたコラムを再度掲載してみました。
「DSG搭載車を求めない者には死あるのみ?」
とにかく猫も杓子も大絶賛のDSG。「VW全車、MTをやめてDSGだけ輸入してりゃいいんだ」、「MTは時代遅れの変人だけ勝手に乗ってろ」「最新技術を保有してみたいと思って何が悪いんだ」みたいな雰囲気になってます。すごい高度な機械であることは、よーくわかります。しかし、そこだけに惚れ込んで買うと、飽きるのは間違いない。ちなみに私は、3回の試乗で飽きました。サーキットでタイムをコンマ1秒でも縮めたい人向け、と感じました。自分と似た考えの人は自分以外に存在することは知ってるのですが、少数派です。MTでシフトダウンして「間違った!」「回転数ぴったり!」「スパッと入るシフトレバー、気持ちえ~」と一喜一憂する楽しみが全くないDSG。私には正直言って何の魅力もありません。 誰かが「自分でガチャガチャやるMTの方が楽しいんでないの?」なんて掲示板で書き込むと「なにを?!(怒)」とも取れるような発言が雨あられのように降ってきます。DSGという機械を市販化したメーカーはすごい! これは私も思うのですが、もうちょっと冷静に車全体を見てほしいですね。どうも我が国は熱しやすく冷めやすい、付和雷同型、の人が多い気がします。決して車に個性を求めたりしないですしね。 妻はAT限定。私はMT大好き。私が強引にMTを買うとして、妻に「ATじゃなきゃやだ」と言われたとしても「知るかそんなこと。AT車欲しいなら自分の金で勝手に買え。」と言ってしまう私。こんな特殊な(?)家庭環境にあるから、私は好き勝手にやれるのかもしれません。
ATはハッキリ言って大嫌いです。理由は沢山あるのですが、そのひとつが、とにかく運転のリズムを取れないこと。とにかくイライラしてどうにもなんないですね。基本はMTであるDSGでも同じ。世界最高のトランスミッションであることを私自身も認めますが、楽しくはありません。電光石火のシフトダウンだけにやられてDSG搭載車を買っても、それに慣れればクルマそのものに飽きるでしょうね。
我が家のクルマがATな理由は、
1 アイシンの6速ATは比較的出来が良いこと
2 嫁がAT限定免許なこと(これは大きい)
3 この町は公共交通機関がかなり不便なこと
この町にいる限りは今のクルマに乗ります。足をビルシュタインに替えてからクルマの動きが良くなりましたし、タイヤを替えたおかげで安心して旋回速度を上げれるようになりましたから。