とみぞうのお気楽ブログ

クルマ、日本、北海道を愛する生粋の道産子50歳♂です。カバー画像は、PC版は増毛駅、スマホ版は733系電車の大谷ver.

候補車が決まってから

2008-05-24 13:52:14 | クルマ
 前回の時点で、E46 330i(MT)を探すことに決めたのですが、 330については玉が少ないことがわかっていたので、決断する前から動いてはいました。
 しかし、M3よりはるかに販売台数が少ない330。程度がよい物件が出ると、すぐに売れてしまいます。まして、最終型の6速MTとなると玉は殆どありません。ですので、本格的に探す1年前から、何となく日々ネットでチェックしていました。しかし、心底「これだ!」というものにはなかなか出会うことができずにいたのです。
 札幌市白石区に「カーショップラット」という、30年近く前から札幌で営業している良心的な中古輸入車販売店があります。ここはアフターが万全なのですが、人で言えば「対処療法ではなく予防治療」です。一見すると、何の症状もないのに部品を交換するように見えます。しかし、故障してからそこだけ修理しても、どんどん別なところで症状が出てくるのが車というもの。それを事実としてあるということを知らない人だと「調子悪くない部品をなぜ交換するんだ!」と言われるかもしれません。ですから、かかるものはかかると言うし、安く済ませるところは徹底して安くするよう努力してくれます。そんなことがあって、必然的にここで車を買ったお客さんは常連となっているようです。店がまだ西区にあったときに店の人と話す機会がありましたが、その時の印象そのままでしたね。初対面だと「ずいぶん高飛車だなあ」と思うかもしれませんが、何度も話していけばそうではないことがわかるはずです。
 でも、これって、良心的輸入中古車店では普通の対応だと思います。

 正式に330を契約するまでは紆余曲折がかなりありました。しかし、この店のおかげで何とか手に入れることができました。もしかしたら購入できなかった可能性も、実はありました。まあ今だから言えますが、ホント買えて良かったです。
 購入した車に付いていた夏タイヤは残り溝がギリギリでした。各タイヤ会社の製品情報をひととおり仕入れた後、アースワンを装着することを決定。グリップが低すぎるのでは?等、多少心配でしたが、思った以上に良かったので安心しました、

E36とE46とE90(Motor Fan illustratedより)

2008-05-22 21:01:11 | クルマ
E36
最初の3シリーズ、E30系の設計は前作2002からの直接進化と言って良かった。その後を襲ったE36系はパッケージングも機構要素も大きく踏み出し、現代的FRスポーツサルーンとしての定型を確立した。4人の乗員をきっちりおさめる居住空間、重量配分やヨー慣性モーメントなどの動質の基本を形づくる最適化するエンジン搭載位置、シャシーレイアウト。サスペンションデザインも重要な一部分として構築されている。そこをさらに読み解くとE30までの走りの資質を生み出していた細部の重要なポイント、脚周りの基本的な力学などを受け継ぎつつ、大きく進化させたことが見えてくる。

E46
フロント(マクファーソンストラット)
一見常識的なマクファーソンストラット。しかし、細部に重要なポイントがいくつかある。まずロワーアーム。いわゆるΓ型だが、前方ピボットがタイヤ中心とほぼ一致して横力を受けた時にトーが動きにくいのに加えて、ボールジョイントを使っている。これはE30系から継承。ゴムのたわみがなく正確に動くことで、舵を保持したり動かす時の感触の滑らかさ、しっかり感をもたらしている。後方ピボットはがっしりした円筒形ブッシュ。ステアリングギヤボックスはエンジン前の低い位置に置き、タイロッドの高さと長さをロワーアームに合わせ、トー干渉を最小にしている。
リヤ(ダブルウイッシュボーン)
前方に伸びるトレーリングアームとハブキャリアを剛結・一体化。ダブルウイッシュボーンの基本を構成する上下ラテラルアーム1本づつ、というシンプルな構成。アーム配置の平面形はセミトレーリングアームを想起させる。ラテラルリンク長をたっぷり取ってあるから、ジオメトリー変化は緩やか。車体側ピボットの間隔が広いことを含めて、車輪保持剛性も十分。またトレーリングアーム前端は空間利用のために外に向かいつつ上に曲がって車体骨格側面下部の中に入り込み、強固な箱状構造の中にピボットされる。こうしたデザインが、フロントの正確さと合わせて「素直に直進し、きれいに曲がる」動質を支えている。

E90 トレンド踏襲の設計は幅広い要求への対応策か
フロント(マクファーソンストラット)
1シリーズから導入された新しいBMWスモールクラス用サスペンション。フロントの基本形は定型のストラットだが、ロワーアームを前後分割して転舵中心(下側)を仮想点とした(上側はストラット頂部回転軸)。BMWとしては大型車種で成功してきた原理だが、疑問点は斜め前方に伸びた前側リンクの車体側ピボットに、大きなゴムブッシュを使い、リンクに加わる力で簡単にたわむ構成にしたこと。転舵に対するタイヤ反力、タイヤの前後力がや横力などでこのブッシュがたわむと、それが舵の動き・感触の中に入り込むし、仮想転舵中心も動いたり、2点のピボットの回転運動が滑らかになりにくくなったりする可能性が高い。
実際E90系の舵の感触、保持性はこれまでのコンパクトBMWの身上だった正確さ、滑らかさが薄まり、振動や衝撃を隠すバネ感が強くなっている。今日の上級ブランド商品として、とがった感触を消す事が要求される、ということだろう。
リヤ(マルチリンク)
リヤもこれまでのワイドスパン、素直なジオメトリという設計から一転、短いリンクを組み合わせ、仮想転舵軸を持つマルチリンク形態を採用した。それもアッパーアーム前後分割、前後方向の位置決めと力を受けるリンクも短く斜めに、というメルセデスベンツが20年以上前にW201から導入したマルチリンクの基本形ほぼそのままである。
両社がフロント縦置きパワーパッケージ+RWDのサルーンを、移動空間としては同じ方向に進化させつつ、しかし走りを生み出すエンジニアリングについては別々の最適解を出し、それぞれの同室を実現していたところに意味があったはずだが。ここまで変えてしまうと、走りの資質も継承は難しく、サスペンションに応じた動質にならざるを得ない。それが今日の上級ブランドのトレンドなのかもしれないが。BMWの車両開発とシャシー設計、走行試験の担当者が新世代にガラリと入れ替わった可能性もある。

(抜粋終わり)

旨く言葉にできない各車の違い。こうやってしっかり言葉で伝えられると、「ああ、そういうことか」と納得できます。この時点でE46がはっきりと候補になったのであります。

E36とE46とE90などなど

2008-05-19 22:41:41 | クルマ
国産、輸入車を問わず、とにかくMT車を手当たり次第探したあと、いよいよBMW車を検討することにしました。

( E36全て )
 歴代3の中で最も設計思想が優れているといってもいいのだが、いかんせん故障が多い。ライフサイクルのやたら短い消耗品が多数あるし、手を出すのはちょっと怖い。この欠点がなければ、MT乗せ換えにしてでも購入したいくらい。特に、シャシやパッケージングは最高なので惜しい。

(E46 318i(MT))
 単に6気筒が私の好みなので「ごめんなさい」。パワーの違いだけではなく、音やトルクの出方等フィーリングの問題。善悪ではなく単なる好み。

(E46 330i(MT))
 これは私がE46 323i(AT)を持っていたときからずっと欲しかった車。最終型の6速MTならもっとよい。しかし、新車価格は当時約570万円+諸経費で、買えるわけがなかった。

(E90(E92) 320i )
巨大化したボディで2L、1500キロ目前の重量となってしまっては、さすがにきつい。セダンはどうしてもカッコが好きになれないが、クーペは久々に「おっ、カッチョええ」と思ったくらいきれいなプロポーション。先日、335白の赤革シートを見たのですが「エロいクーペだなぁ」と思った。 しかし一番問題なのは、90のエンジニアリングの劇的変化。46と90のフィーリングの違いについて、私自身何度も乗り比べ、感覚的ではあるが両車が違うことはわかっているつもりだった。90は、ボディが46に比べずっと固いし、よく曲がるし、ブレーキも剛性感高いし、飛ばしたら限界が高い。しかし何かが違うんだよなぁ。でも言葉にできない。どっちを選択すべきか・・・

(E87 130i)
 認定中古車がちらほら出ており、予算的に可能性は残されている。乗った感想は、E90を小型化し物理的に小さいことを最大限に生かしたのだな、というところ。なので、90と87に関して、ベクトルにそれほど差はないと思った。

 最終的にE87 130i、E90(E92) 320i、E46 330iに絞られてきた。散々比較試乗した結果、感覚的に違いを把握することはできた。あとは、先程述べた「言葉にできない両者の違い」を明らかにするために、自動車雑誌を色々読んでみることにしたのである。 読んだ本全てをここでは挙げないが、決め手になったのは「モーターファンイラストレイティッド」。車が好きな人なら誰でも「ああ、そういうことか」と目から鱗になること間違いなし。専門的すぎるので私には全てを理解することはできないが、それでも十分楽しめる。

次回は、46と90の違いについて、この本から抜粋してみます。

なぜE46 330iを選んだか(その1)

2008-05-15 20:13:03 | クルマ
いきなりですが、車の買い換えとなってしまいました。ゴルフ5との思い出はさておき早速本題に入っていきます。 

とにかく私はATが大嫌い。 なぜって「車が意のままに動かないから」。これに尽きます。しかし、訳があってこの3年少々はAT車に乗っていました。ところが、時間が経つごとに段々とイライラが募ってきた私は走行距離が6万キロに近づいたのを機にMT車を探すことにしたのです。

「とみぞうの部屋」の 「車のページ」をご覧ください。

アースワン

2008-05-11 23:17:27 | クルマ




新タイヤ「アースワン」、ハイグリップタイヤのように常に路面に粘っている感覚は少ないですが、飛ばしても不思議と怖くないんです。出足はまさしく「転がり抵抗の少なく、車がスッと出る」というフィーリングが私には好感度高し。ハイグリップに慣れた人だと、最初のコーナーで不安に感じるかもしれません。
205/60R15で、まっすぐ走るのが比較的楽なVW車から、前225/45R17、後245/40R17で且つ直進するにはある程度神経を使うBMWに乗り換えたばかりの私。荒れた路面だとまっすぐ走らせるために、けっこう疲れますね。

近日中に、なぜわざわざE46を選んだかを、本家HPに上げていく予定です、、、、