明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

原発からの命の守り方について若狭の美浜町でお話しました(4月24日)-動画をご覧下さい 明日に向けて(2198)

2022年04月27日 10時30分00秒 | 明日に向けて(2101~2200)

守田です(20220427 10:30)

美浜での講演動画をお届けします。山本雅彦さんが撮影してくださいました

4月23日に越前市、24日に美浜町で講演してきました。どちらも大変盛況でしたが、今回は美浜町での講演についてご報告します。
まず講演動画をご紹介します。敦賀から参加してくださった山本雅彦さんがYouTubeでライブ配信してくださり、アーカイブにも残していただいたもの。
僕より格段に収録と編集スキルが高く、素敵な形で画面構成していただいて、とてもありがたいです。それをもりもりチャンネルにも頂きました。それをご紹介しますが、山本さんのチャンネルも示しておきます。

山本雅彦さんのチャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=ffzNrIcJtAg


原発があることの不安と無くなることの不安の狭間で

この日の講演会、資料を50部用意して下さったのですが、無くなったそうです!つまり50人以上の参加、そのうち美浜町の方がたくさんおられたそうです。町会議員さんも4人も参加して下さいました。
これは主催してくださった石地優さんはじめ、スタッフのみなさんの努力のたまもの。長年の蓄積の上でですが、今回はきれいなチラシを作って下さり、丁寧にポストインしたことをはじめ、幅広く声をかけて下さったそうです。 
そんな中で杖をつきながら参加してくださったある方は、「この町内は美浜原発で働いている人が多いので、この会場に来るだけでドキドキしました」と言われました。とてもありがたい参加でした。

ある美浜町議の方は、美浜町は「原発があることの不安」と「原発が無くなることの不安」の中で揺れているのだとも教えて下さいました。
美浜原発は1991年の2号機蒸気発生器破断事故、2004年の二次系配管破断事故と、大事故を二度起こしています。2004年の時は5名が亡くなり6名が重傷を負われました。
そんな原発が老朽化しているのに昨年、再稼働を強行され、一度止まったものの、また動かされようとしている。不安がないはずがない。
これに対して僕は、やはり原発がとても危ないこと。さらに美浜原発など、「特定重大事故等対処施設(通称テロ対策施設)」が無い中で再稼働されたことの理不尽さなど、余すことなくお話しました。

しかし一方で若狭には「国策」の名のもとにどんどん原発が建てられ、大阪・京都などへの電力供給地となってきました。そのための仕事について来られた方もたくさんおられる。だから「無くなる不安」もあることも良く分かります。
その点に関して、講演の二部冒頭で「原発が止めたあとに廃炉の仕事が続く。仕事がなくなるわけではない」とお話しましたが、この点は今後もっと原発で働いている方の心に届くように、内容を豊富化して手厚く話さねばと思いました。


石地さんは原発を止める裁判でも大活躍 毎日新聞より 以下の記事もご覧下さい。
「希望が見えた」 “原発銀座”から訴え続けた原告男性が喜び 大飯原発訴訟 | 毎日新聞 (mainichi.jp)


若狭に矛盾を押し付けている現状を変えるために

京都府知事選で私たちは、原発立地県である福井県の方たち、とくに若狭の方たちに矛盾を押し付けていくあり方を越えるためにも、「原発を止めてなくそう」と主張しました。
これは小浜の明通寺から原発反対、原水爆反対を発信し続けておられる中嶌哲演さんがおっしゃられた「若狭の現実は国内植民地問題だ」という指摘を受け止めたものでもあります。
そう。この現実を変えたい。そのためにもっと福井県のみなさん、若狭のみなさんとの連携を強めたいです。

その点でこの時期、越前市、美浜町に呼んでいただき、たくさんの方に迎えていただいてお話ができたことは光栄であり、喜びでした。
これからも福井県や若狭に通うとともに、京都・大阪など電力消費地からこそ、若狭の原発を無くす声をあげるとともに、電力供給地であり続けてきた福井ー若狭の方たちの立場がけして悪くならないように知恵を絞り続けたいです。
それやこれや、自分にとっても感慨深く、学びの多い訪問でした。主催者のみなさん、参加者のみなさんに心から感謝申し上げます。

#越前市 #美浜町 #若狭原発 #美浜原発 #蒸気発生器破断事故 #二次系配管破断事故 #石地優 #電力消費地から原発反対の声を

注目動画「チェルノブイリ原発事故の影響からみるウクライナ紛争~戦争はあくまで悲しくむなしいもの。みんなで止めよう~」

「福島の今、復興の今、被爆問題の今 2021年の原発・放射線被曝問題を振り返る」

*****

戦争と原発から命を守るとともに、民主主義を育てるための取材・執筆活動のためのカンパを訴えます。どうか支えて下さい。よろしくお願いします。
振込先 ゆうちょ銀行 なまえ モリタトシヤ 記号14490 番号22666151
Paypalからもカンパができます。自由に金額設定できます。
https://www.paypal.me/toshikyoto/500

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原発事故や自然災害からの命の守り方についてお話します 23日越前市、24日美浜町 明日に向けて(2197)

2022年04月22日 17時00分00秒 | 明日に向けて(2101~2200)

守田です(20220422 17:00)

防災に共通する観点と原発事故の特徴的な点についてお話します

もう明日になってしまいましたが、4月23日土曜日に越前市で、24日に美浜町で講演します。福井県にはご存じように原発がひしめいています。その県内の二つの市と町でお話できることは、とても光栄です。
先日も小浜市の中嶌哲演さんインタビューを、京都「被爆二世三世の会」の年次総会で流させていただきましたが、哲演さんはこれを「国内植民地問題」とおっしゃいました。
この状態をなんとか変えていきたいとの思いを胸に秘めつつ、おもに原発事故や自然災害からの命の守り方についてお話してきます。どちらもオンライン併設です。

「こどもの命をまもりたい ~自然災害や原発事故から命を守るために~」
13時30分から15時40分まで。
越前市生涯学習センター1階eホールにて。

主催「守田さんのお話を聞く会」
共催「越前市防災危機管理課」 
連絡先090-5681-5437(佐々本)

第1部
越前市防災危機管理課 「聞いてみよう。越前市の原子力避難計画」
守田敏也さん(フリーライター)「自然災害や原子力災害 その時私たちはどうやって命を守るのか」

第2部
平野治和さん(医師) 「なんで安定ヨウ素剤が必要なの?医学的立場からのアドバイス」
質問タイム

資料代500円
オンライン参加を希望される方は、以下にご連絡を
yousozaiplease@gmail.com


原発の危険性といざという時の逃げ方を中心にお話します



「原発事故からのいのちの守り方」を考える
13時30分から15時30分まで
美浜町生涯学習センター「なびあすホール」にて

主催 教えて避難!みんなで考える会
連絡先 石地優(090-7741-8303)

講師 守田敏也さん
参加費無料

YouTube配信あり。
https://youtu.be/ffzNrIcJtAg



  YouTube QRコード

#原発からの命の守り方 #自然災害からの命の守り方 #越前市防災危機管理課 #米原の原子力防災を考える市民委員会 #若狭原発銀座 #老朽原発 #ウクライナと原発 #とっとと逃げる

 

注目動画「チェルノブイリ原発事故の影響からみるウクライナ紛争~戦争はあくまで悲しくむなしいもの。みんなで止めよう~」

*****

戦争と原発から命を守るための取材・執筆活動のためのカンパを訴えます。どうか支えて下さい。よろしくお願いします。
振込先 ゆうちょ銀行 なまえ モリタトシヤ 記号14490 番号22666151
Paypalからもカンパができます。自由に金額設定できます。
https://www.paypal.me/toshikyoto/500

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中嶌哲演さんとの対談動画(録画)ー隠れ病む人々と向き合って をご覧下さい!-京都「被爆二世三世の会」2022年度総会 記念講演 明日に向けて(2196)

2022年04月16日 02時00分00秒 | 明日に向けて(2101~2200)

守田です(20220416 02:00 0525 23:30改訂)

哲演さんは、被爆者との出会いから社会的歩みを始められた

4月17日に京都「被爆二世三世の会」の2022年度総会を行い、記念講演として中嶌哲演さん(福井県小浜市明通寺住職)のお話をお届けします。
といっても哲演さん、1月末に体調を崩されて2月より入院。闘病生活を経られ、ようやく4月初めに明通寺に戻られたばかり。原発を無くすためにあちこちを歩き回った疲れも重なったようで、しばらくは明通寺で体力回復に務められるとのことです。
それで講演について、どうしようかと哲演さんを相談し、この1月8日に、守田が明通寺にうかがって撮影したインタビューを中心とした対談動画を上映させていただくことにしました。

すでに企画を終えました。
当日の動画をご紹介します!


なお演題は以下の句を、哲演さんから教わったことに由来しています。
「死ぬる気で出征したる故郷に隠れ病む身となりて帰りぬ」
「今日こそは命断たんと力して研ぎたる出刃はちり紙も切れり」
「熱臭きシャボンの泡にまぎれなく我が黒髪は抜けてやまざり」

出征先の広島で被爆された方が書かれた句です。(この方自身は和歌山の方だそうです)
哲演さんは学生時代に実存主義に傾倒し、社会運動への関心は薄かったのだそうですが、大学から福井に戻ったころに平和行進に参加し、この句の作者である被爆者と出会い、被爆と向き合うことになりました。
やがて小浜で激しい原発反対運動を担うようになられたのも、この体験があったから。哲演さんの原点には原爆による被爆との対決があるのです。


「隠れ病む身」の苦悩といかに向き合うのか

このインタビューと対談を僕が志したのは、哲演さんへの強いリスペクトとともに、この歩みについてより深く知り、さらには「隠れ病む身」がどうしたら隠れなくてよいようになるのか、共に探りたかったからでした。
僕は京都「被爆二世三世の会」の仲間や、神奈川の森川聖詩さんとともに、被爆二世三世健康調査アンケートを行い、遺伝的影響についてしっかり把握しながら、被爆二世、三世がよりよく生きられる道を切り拓かんとしています。
そのために遺伝的影響としっかり向き合い、被爆・被曝によって身体に生じていることを見すえるとともに、その点をカミングアウトもし、社会に広く知らしめる中で、被爆者や障害者、病弱者差別と闘い、越えていかなくてはならない。
国に保障や補償もさせなくてはいけない。未来への保証も勝ち取る必要があります。

それこそがまさに「隠れ病む身」の苦悩と向き合いつつ、越えていくことなのですが、この点を話したいと、僕は昨年12月に哲演さんに申し入れ、まずは明通寺でお話したのでした。
すると哲演さんは「まさにこのことこそが自分の積年の課題だった」とおしゃられました。哲演さんは「何度もそのことが喉元から出かかった」ものの、当事者のいない中でそれを語って良いのかと、悩み続けられたのだそうです。
それでインタビューを何回かに分けて行うことを喜んで受けて下さると共に、4月17日の私たちの年次総会で記念講演していただくことも、快くお引き受けくださいました。

それで1月8日に一回目のインタビュー動画を撮ることになったのですが、哲演さん、僕が年末に持参した森川聖詩さんの著、『核なき未来へ~被爆二世からのメッセージ~』を大晦日から元旦にかけて熟読され、僕を待っていて下さいました。
1月8日にそれで2時間ほど、「隠れ病む身」との向き合いについて、深い話を交わすことができました。今回はそれを1時間半ぐらいに編集してお見せしました。
原発に反対する原点について深く語り合いましたので、ぜひ多くの方にお聴きいただきたいです。ぜひ知り合いの方にご紹介下さい。


インタビューに答える哲演さん 明通寺にて

なおその後、休憩を挟んで1時間ほど、私たちの会の年次総会も行いました!

#中嶌哲演 #京都被爆二世三世の会 #隠れ病む身 #明通寺 #原爆 #被爆者 #原発反対 #被曝防護 #若狭原発

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

にしむらしずえさんを近江八幡市議会に!米原市長による激励メッセージから 明日に向けて(2195)

2022年04月15日 23時00分00秒 | 明日に向けて(2101~2200)

守田です(20220415 23:00)

平尾道雄・米原市長からのメッセージ

近江八幡市議会補欠選挙に立候補している、にしむらしずえさんの応援のために、米原市長がメッセージを下さいました。
4月10日の出発式で披露されたものをご紹介します。ぜひ動画をご覧下さい。



*****

近江八幡市議会選挙、にしむらしずえ、必勝をめざして

にしむらしずえさんが、この度、新たな決意で市議会議員選挙に臨まれることに大きな期待を寄せる一人として、激励のメツセージを送ります。

今、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、「9条無力論」や「憲法に自衛隊を明記すべき」などと9条改憲論が声高に叫ばれています。憲法9条は自衛権を否定していません、憲法は変えなくても、法律で定めた自衛隊法で自衛できます。
侵略されたら国を守れるか、今の憲法では何もできないかのように言う人がいますが、無防備に原発を日本海側にいくつも設置しておきながら、安全保障だの、敵基地攻撃能力だのと成立たない議論で、憲法を変え、結局は戦争ができる準備をしよう
とする政治が登場しています。
政治は、戦争の準備ではなく、戦争をしないために存在するものです。

私は、にしむらさんが、自らの暮らしや、子育てを通じて、生きづらさや格差、貧困の背景に、人が大事にされない、孤独や孤立を自己責任にしていく冷たい社会の在り様、命が軽んじられていることに、我慢ならない、これを正す政治が、今こそ、私たち
の地域社会には必要だと云う使命感で、この度の立候補をされています。
米原市では、にしむらさんの一貫した原子力防災への励ましで、安定ヨウ素剤の事前配布は、子供達に止まらない、全ての市民に行き届くよう、いよいよ具体化の段階に入りました。また、被爆を前提としない、原発事故発生時の避難行動計画づく
りは、汚染被爆地から避難退避するために、市民提案による「とっとと逃げる」行動計画が策定されようとしています。

にしむらしずえさんは、命を守りたい、人は、人のぬくもりの中で、育ち、暮らしたい、熱いミッションとまなざしを持つ感性豊かな女性です。
近江八幡市民の皆さんにとって、大事な、そして市民の願いや希望を、一緒になって実現してくれる市議会議員候補者です。
市民と共に勝ち取る「にしむらしずえ、当選のゴール」めざして、こんどこそ、支援の輪を更に広げ、命を守る、戦争をしない、させない、正直で真っ当な、近江八幡市民の皆さんと共に歩みを進めて下さい。
米原市から熱い、熱い思いを込めてメツセージとさせていただきます。

2022年4月10日
米原市長 平尾道雄


命を守るために滋賀県内をかけまわってきたにしむらさん

平尾市長、にしむらしずえさんが立候補された動機を実に見事にこう言い現わされています。
「自らの暮らしや、子育てを通じて、生きづらさや格差、貧困の背景に、人が大事にされない、孤独や孤立を自己責任にしていく冷たい社会の在り様、命が軽んじられていることに、我慢ならない、これを正す政治が、今こそ、私たちの地域社会には必
要だと云う使命感で、この度の立候補をされています」

一言でこれほど鮮やかに表現されるのはさすがですが、さらに市長は、にしむらさんの米原市への関わりを次のように語られています。
「米原市では、にしむらさんの一貫した原子力防災への励ましで、安定ヨウ素剤の事前配布は、子供達に止まらない、全ての市民に行き届くよう、いよいよ具体化の段階に入りました。また、被爆を前提としない、原発事故発生時の避難行動計画づ
くりは、汚染被爆地から避難退避するために、市民提案による「とっとと逃げる」行動計画が策定されようとしています。」

なんのことかというと、広域での取り組みが必要な原子力防災において、にしむらさんは近江八幡市の枠を越えて、滋賀県内各地を飛び回り、米原市役所のみなさんや、平尾市長とお会いして、原子力防災への取り組みを要請してきたのです。
そんな中で「米原市の原子力防災を考える市民委員会」が立ちあがり、僕もアドバイザーとなって参加しました。そして3月6日に、小学校や幼稚園などへの安定ヨウ素剤の備蓄を求める提言書を提出し、前年度末に実現されたのです。


平尾市長に提言書を渡す市民委員会 にしむらさんは傍聴者なので写真に入らずこの写真を撮影して下さいました。2022年3月6日

さらに平尾市長は今年度に、安定ヨウ素剤の全市民への配布を進めることや、「とっとと逃げる」防災計画の策定に進むことも述べられています。これらはまさに、にしむらしずえさんの尽力があってこそ、進みつつあることです。


毎回、かなり突っ込んだ意見交換を繰り返してきました(市民委員会会議の一場面) 守田撮影


にしむらしずえさんへの応援、よろしくお願いします

さらに、にしむらさんは僕にも働きかけて、フリースクール「ひとつぶてんとう園」のお母さんたち、お父さんたちを対象に『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』を読む会を行ったり、最近では大津市で3回にわたる学習会を実現してきました。
このほか、少し前になりますが、守山市や草津市で、滋賀県内の各市の市会議員さんや府会議員さんに集まっていただいて、放射線防護の学習会も主催して下さり、僕が講演しました。僕の講演で一番たくさんの議員さんが参加して下さいました。
これらの活動の多くは、近江八幡市の外で行われていますから、近江八幡市議会選挙につながるものではありません。つまり票になるとか、自分の利益になるとか、そういうことはまったく度外視で、にしむらさんはこれらの活動を担われてきたのです。


ひとつぶてんとう園のお母さんたちとの読み解き会から

米原市にも毎回、自費で、手弁当で通われ、「米原市の原子力防災を考える市民委員会」にも、発言権のない傍聴者として参加を重ねられました。
市長や委員とともに、みんなで長浜市で行われた原子力防災訓練への見学会に行った時も、一人だけ手弁当で、自分の車で参加されました。米原市長、こうしたことを踏まえて、熱い熱い激励メッセージを下さったのだと思います。
僕がにしむらさんを応援するのも同じ思いからです。これだけ自分のことをさしおいて、みんなのために頑張る方はなかなかいない。そんなにしむらさんを市議会に送りこめば、必ず近江八幡市民の幸せは増すのです。

みなさま。選挙戦、いよいよ明日16日が最終日です。
どうか、にしむらしずえさんに力をお貸しください。カンパもぜひお寄せ下さい。

★ゆうちょ銀行
振替口座記号番号 00930-8-211672
にしむらしずえ(お名前と住所がわかると助かります)※領収書必要な場合はお知らせください
★郵便局以外からの振込
店名》〇九九(ゼロキュウキュウ)店(099)
預金種目》当座 口座番号》0211672

#にしむらしずえ #近江八幡市議選 #ひとつぶてんとう園 #平尾道雄 #米原市長 #米原市の原子力防災を考える市民委員会 #安定ヨウ素剤 #放射線副読本すっきり読み解きBOOK #とっとと逃げる

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チェルノブイリ原発事故の影響からみるウクライナ紛争~戦争はあくまでも悲しくむなしいもの。みんなで止めよう。 明日に向けて(2194)

2022年04月14日 17時00分00秒 | 明日に向けて(2101~2200)

守田です(20220414 17:00)

ウクライナの近代史と独ソ戦について

瀬戸内交流プロジェクトが行った春保養に4月3日に招いていただき、瀬戸内市の前島カリヨンハウスにてお話ししました。
動画をご紹介します。ぜひご覧下さい。



現在のウクライナ問題を、かつてかの国ががポーランドに属していたころから説き起こしました。
そしてウクライナがベラルーシとともに独ソ戦の悲劇的舞台となったこと、その脈絡の中で「ネオナチ」問題も捉え返すべきことを語りました。


これを実際にベラルーシのゴメリ(ウクライナとの国境とチェルノブイリ原発の直近の街)まで、ドイツの医師団と共に行った経験を振りかえりつつ解き明かしました。


チェルノブイリ原発事故により被曝とウクライナ政府報告書

さらに、ウクライナがその後のチェルノブイリ原発事故でもとても悲惨な影響を受けたこと。それを2011年に「ウクライナ政府報告書」で画期的に告発したことについて触れました。
これについてはNHKが克明に報告した番組と書籍があります。本当に深刻な被曝影響が出ていることが分かります。

しかし西側諸国の原子力マフィアが、それを認めずよってたかった否定しました。そしてその後の2014年に、「マイダン政変」が起こってしまったのでした。
あの時、僕はこれで「ウクライナ政府報告書」が消えていくのかと悲しい思いがしました。しかも同じ年、「ウクライナ政府報告書」を強く非難した国連科学委員会(UNSCER)が、福島にも入りこみ、原発事故の影響を否定したのでした。

つまりチェルノブイリ原発事故恩影響の中で、今日にいたる内戦も起こり、現在の事態にまでつながっています。
さらに今回、ロシア軍が占拠したザポリージャ原発も、もともとこの内戦の中で深刻な問題を抱えてきたことを説明しました。この原発の危機は2014年からずっと継続してきたことなのです。


戦争はあくまで悲しくむなしい

同時に戦争とは何かについて、長く洞察してきたことも話しました。まず僕が話したのは、国(政府)と民衆を分けて考えようと言うことです。
戦争は国の指導者同士の間で起こります。では民衆同士はどうなのか。煽られて憎しみ合ってしまう場合もありますが、多くの場合、民衆同士はけして相手を恨んでいるわけではない。だから民衆同士は争わずにいようと言いたいのです。

さらに僕が強調したのは、たとえ正義があろうとも、人は人を殺すことをためらう生き物なのだと言うことです。軍隊はこの人のためらいを押しつぶします。それでないと人殺しができないからです。
しかし人殺しの経験は、それを実行したものの内面を傷つけます。戦争と言うと殺される側の方の犠牲ばかりがクローズアップされがちですが、しかし殺す側も本当に深く心を痛めるのです。だから僕は兵士たちに殺し合いをさせたくないのです。

日本はそのことを、あの悲惨な戦争の経験の中からつかみとり、「平和憲法」をしっかりとその手にしました。僕はその日本からこそ、「正しい戦争なんてない」「権力者や軍需産業に踊らされずにく戦争を止めよう」と発信できると思っています。
ぜひこの点を聴いたいただきたいです。とくに「正しい戦争は必要だ」と思われている方、ぜひお聴きください。「憲法は自衛権を否定していない」「いざとなったら自衛隊を使えば良い」と思われている方にも、ぜひ聴いていただきたいです。

なおこの撮影してくださったのは、瀬戸内交流プロジェクトも担っているREIYA Watanabeさんです!ありがとうございました。

#ウクライナ #チェルブイリ #ポーランド #ベラルーシ #平和憲法 #自衛隊 #ウクライナ政府報告書 #国連科学委員会 #マイダン政変 #ネオナチ

*****

戦争と原発から命を守るとともに、民主主義を育てるための取材・執筆活動のためのカンパを訴えます。どうか支えて下さい。よろしくお願いします。
振込先 ゆうちょ銀行 なまえ モリタトシヤ 記号14490 番号22666151
Paypalからもカンパができます。自由に金額設定できます。
https://www.paypal.me/toshikyoto/500

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

にしむらしずえさんの近江八幡市議会補欠選挙へのチャレンジを応援してください!明日に向けて(2193)

2022年04月13日 23時30分00秒 | 明日に向けて(2101~2200)

守田です(20220413 23:30)

子どもたち、お母さんたちをサポートしたい

京都府知事選の最終日、土曜日午後8時のファイナルスピーチのあと、僕は滋賀県近江八幡市に向かいました。市議補選を応援するためです。
挑戦しているのは、にしむらしずえさん。関西無所属ネットワークの立ちあげメンバーです。にょきにょきプロジェクトで『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』を作ってきた仲間でもあります。

にしむらさんは、3年前も市議選に立候補しましたが、惜しくも次点となり当選できませんでした。それがとても悔しいとしずえさん。
彼女は10年間、「ひとつぶてんとう園」というフリースクールを主宰してきました。その中でたくさんの不登校の子どもたち、子育てで苦しんでいるお母さんたちと出会って来ました。

にしむらさんはその子どもたち、お母さんたちを救うために、行政がどんな仕組みを作ればいいかが見えていると言います。
でも議員になれなかった。その後、行政と相談を重ねて可能性を広げてきたけれど、やはり議員となって、もっとぐっと有効な政策を進めたいというのです。

そんな、にしむらさんの、街灯でスポットスピーチ6本を収録した動画をご紹介します。
この時は「関西無所属ネットワーク」のお仲間の、井﨑敦子さん(京都市・草の根プロジェクト)、吉高ゆかこさん(京田辺市議)が一緒でした。撮影は守田が行いました。





義務教育の意味が誤解されている

にしむらさんが述べているのはこんなことです。そもそもこの国で、子どもの教育は義務とされています。しかしそれを「子どもが教育を受ける義務」「親が教育を受けさせる義務」と誤解してしまっている人が多い。
そうではない。子どもが自ら学びたいように学び、自由に成長していくために、きちんと手助けすることを、国や行政の「義務」とうたっているのが「義務教育」の意味なのです。

そのためには子どもの気持ち、意志が尊重されなくてはならない。またそのために親たちに余裕と自信を持たしてあげなくてはいけない。
ところが小さい頃の健診の時から、お母さんたちは「この子は◯◯が足りないです」などと言われ、「ああ、自分の子育てはダメなんだ」と自信を失ってしまう。そうして苦しくなると「手を放してしまう」のだとにしむらさんは言います。

「そうではない。子どもたちは大丈夫なんだ」としずえさん。子どもを尊重し、子どもを信頼し、自分も自信を持って子どもを支えていけばいい。
そのために具体的にどういう仕組みを作ればいいのか。それがフリースクールの経験などから自分は良く分かる。だから、にしむらしずえを議会に送りこんで欲しい。行政の力をもっと活用して子どもたち、お母さんたちを支援したいと言うのです。


各地から無所属ネットワークの仲間が参加、街頭から熱い声援も

この、にしむらさんの選挙、各地から仲間が駆けつけてきています。初日の10日日曜日は兵庫県赤穂市の市議の荒木友貴さん、新宿区議選にチャレンジされた早乙女智子さん、そして地元新社会党の沢井さんが参加されていました。
お仲間たちのアピールも収録した近江八幡駅頭でのアピールの様子を動画でご紹介します。




街宣の様子をお見せするために、街宣車の中からの撮影も行いました。しずえさん、手を振って下さる方がいると車から飛び出して駆けていきます。元気です!
そんな中で、「おう。あんたか!もうなあ、期日前投票であんたに入れてきたで」などと言って下さる高齢者の方も。街頭で何度も熱い声援が届けられました。


しかし今回の補選、2議席に4人が立候補しています。うち2人は自民党と共産党。どちらもしっかりとした組織票をお持ちで、大きな組織のバックアップを受けていない、にしむらしずえさんにはとても厳しい選挙です。
だからこそ、多くのみなさんの力が必要です。ぜひ応援して下さい。とくに近江八幡市民に知り合いのおられる方、ぜひ、にしむらしずえさんをご紹介ください。
よろしくお願いします!

#近江八幡市議補欠選挙 #にしむらしずえ #ひとつぶてんとう園 #義務教育 #井﨑敦子 #吉高ゆかこ #関西無所属ネットワーク

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都府知事選、ご協力ありがとうございました。残念ながら勝つことができませんでした。敗北から教訓をつかんで前に進みます! 明日に向けて(2192)

2022年04月11日 23時30分00秒 | 明日に向けて(2101~2200)

守田です(20220411 23:30)

かじかわさんを勝たすことができずに申し訳ありません!

京都府知事選、残念ながら私たちは、かじかわ憲さんを勝たせてあげることができませんでした。ごめんなさい!
票差もダブルスコアに開いてしまいました。50万5651票対25万1261票でした。無念です。悔しいです。

支援してくださったみなさま。どうもありがとうございました。かじかわさん、立候補して下さってありがとうございました。
同時にみなさま、大変、申し訳ありませんでした。私たち選挙スタッフの力不足でした。心よりお詫び申し上げます。


かじかわさん 奮闘していただいてありがとうございました 4月10日 守田撮影

4月10日に開票速報でお相手の西脇候補に当選確実が出た後に、梶川さんが合同の記者会見に応じました。動画をご覧下さい。

 

この選挙で良かったこと

僕は、今回の選挙、わが候補は素晴らしかったと思います。選挙中、一緒に府内のあちこちに行って、どれほどかじかわさんが京都の現状を知り抜いており、かつ京都府民への深い愛を持っているかをびりびりと感じました。
また時代が再度、労働組合の大切さに光を当てだしており、その労働組合の連合体である総評の議長さんに登場していただいたことも、極めてタイムリーだったと思います。

またこの選挙は、「つなぐ京都」での選挙の取り組みのこれまでの重なりの中で実現できたものでした。今回の選挙過程でも「つなぐ京都」の連帯をさらに深めることができました。
その点では私たちの歩み方に、良いものがたくさんありました。その点に自信と誇りを持ち、継承してさらに前に進みたいです。


最終日早朝、伊根町の人々に訴えたかじかわさん 守田撮影


私たちに何が欠けていたのか

しかし私たちは、かじかわさんを先頭とした私たちの取り組みの魅力を、十分に伝えきれませんでした。とくに今回、僕は労働組合の魅力を十二分に出しきれなかったと思っています。
例えば災害救助での総評など労働組合の大活躍、その陣頭指揮をとってきたかじかわさんの取り組みなど、もっとアピールできる題材、組合の魅力がたくさんあったのに活かしきれませんでした。このための知恵と努力が足りませんでした。

そのことと相まって、伝えようとした相手も狭くなっていた。もっと広い層に言葉を届けるため、もっとたくさんの手を打つ必要があった。とくにいまは自公を支持している方や、選挙に全く関心を持てない層に、もっと響く何かを見つけなければでした。
政策やチラシで、細かい項目を上げ過ぎた面もあったかと思います。それでは当事者以外には関係のないことにもなりがち。もっと大きく、誰にとってもの共通政策を、分かりやすくシンプルに押し出すことが問われていたと思います。


投票率の低さを主体的に捉える

そもそも選挙に6割もの人が行っていません。ただし投票は権利であって義務ではありませんから、僕は選挙に行かないことや、行かなかった方が悪いとはまったく思っていません。
むしろこの6割の方たち、投票する意義を感じなかった人々に、肉薄しようとするこちらの努力が足りていなかったと思うのです。

またその努力のためには、もっと時間をかける必要があったし、その点では候補者をなかなか擁立できなかったことも、勝利できなかった大きな要因の一つでした。
その点でも僕は自分の責任が大きいと思っています。反省すべき点が山ほどあります。


伊根の次に向日市で訴えたかじかわさん。宣伝カーの下から100歳になるお父さまが熱心に聴いていて下さいました。守田撮影


敗北から学んで次の飛躍へと結び付けたい

ともあれ、この痛苦な反省の中から、一つ一つ教訓を掘りだし、力に変え、次こそは勝利に至る道を作りだしてみせようと強く決意しています。まだおぼろげながら課題は見えてきています。
勝敗には時の運もありますから「絶対勝つ」とは公言できませんが、しかし2年後の京都市長選、4年後の京都府知事選に必ず今回の教訓を生かしきります。

そうすればかなりの可能性を広げられるとも直感しています。なぜそう思えるのかというと、今回もいろいろなひらめきと、きらめきをつかむこともできたからです。
つなぐ京都のみんなで、そしてまた可能であればこれを読んでいるあなたと、教訓の中からつかんだ知恵を大事に育てあげ、次こそ勝利へと結び付けたい。


最終日のJR宇治駅前での演説 守田撮影


「ステレス作戦」を越えるために

この私たちの限界ー敗因を踏まえた上でですが、やはりお相手陣営の、選挙を目立たせず、何も争点にしないために一切の主張を控える「ステレス作戦」はあまりにもひどすぎました。
これでは民主主義とは言えない。選挙における表現の自由を著しく縛っている悪法、公職選挙法の問題も含めて、大きな問題でした。

しかしある意味、その矛盾は選挙以前から分かっていたこと。次回までに、これをどうひっくり返すのかの知恵を作り上げます。もっとたくさんの幅広い方に届く言葉を持つことがカギになる。それで「ステレス」作戦を大きく越えたいと思います。
みなさま。無念の敗北を越えて、さらに頑張ります!よろしくお願いします。

#かじかわさんでこんな京都にしたい #かじかわ憲 #京都府知事選 #つなぐ京都2022 #ステレス作戦を越える #次は勝つ

*****

戦争と原発から命を守るとともに、民主主義を育てるための取材・執筆活動のためのカンパを訴えます。どうか支えて下さい。よろしくお願いします。
振込先 ゆうちょ銀行 なまえ モリタトシヤ 記号14490 番号22666151
Paypalからもカンパができます。自由に金額設定できます。
https://www.paypal.me/toshikyoto/500

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かじかわ憲、最終盤まで熱く訴えぬきました。最終日の動画をご覧ください。明日に向けて(2191)

2022年04月09日 23時00分00秒 | 明日に向けて(2101~2200)

守田です(20220409 23:00)

かじかわ憲さんの最終日の訴えをご覧ください。

かじかわさん。最終日は京都府北部の伊根町からスタート
なんと60人もの方が集まって下さり、かじかわさん、朝一番から感極まりました!
ぜひご覧ください。

 

この時の守田の応援動画もご覧ください。

 

続いてはかじかわさんの地元の向日市にてです。
なんと「憲」という名前をつけられた100歳のお父様も来られました。
宣伝カーの上から熱弁する梶川さんと、椅子に座りながら下から息子を見上げて熱心に拍手されるお父様との共演にもご注目です。

 

向日市の次は、かじかわさんの「第二の故郷」城陽市からです。

 

城陽市に続いて宇治市にて。ここにもたくさんの方が集まってくださいました。

 

宇治市の次は伏見区大手筋商店街の前で。

 

この後も、山科、左京区百万遍と進んでいきましたが、僕はここでいったん離脱。自宅に戻ってこれらFacebookでライブ配信した動画をYouTubeからアップ。
その後に再度、自宅を飛び出して四条烏丸へ。かじかわさんのファイナルスピーチをライブ配信しました。

以上、かじかわさんの最終日でした!
みなさん。ぜひそれぞれをクリックして、その場の雰囲気だけでもおつかみ下さい。
あと1時間。頑張りぬくぞ~~。

#かじかわさんとこんな京都にしたい #京都府知事選 #かじかわ憲 #つなぐ京都2022

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人と人をつないできたかじかわ憲こそ、京都府知事にふさわしい! 桂小学校での応援演説から 明日に向けて(2190)

2022年04月07日 18時00分00秒 | 明日に向けて(2101~2200)

守田です(20220407 18:00) 

かじかわさんの魅力はここにある!

4月6日に、京都市西京区桂小学校で行われた「かじかわ憲個人演説会」に参加し、応援弁士として発言しました。
10分ほどいただいたので、最初に3分で北陸新幹線を止めようと語り、あとの7分でかじかわさんの魅力を語りました。
後半部分は、この間、アップさせていただいた、かじかわ憲インタビュー全4回のダイジェストのダイジェストです。ぜひご覧下さい。



ぜひご覧下さい。
拡散もお願いします。


人をつなぐ縁の下の力持ちが前に出てきた!


普段着のかじかわさん

かじかわさんの魅力はたくさんありますが、何といっても特筆したいのは、つねに人の輪を作り、みんなで語らいながら、人をつないでつないで来られたこと。
小学校の教員時代に始まり、労組の専従、京都総評の専従と歩まれ、とにかく人の輪を作り続けてきた。

しかもその際、「馬の脚」として「敷布団」として、みんなが輝き、活躍する場を作り続けてきたのです。
そのかじかわさんが、府知事になれば、間違いなく府民みんなが幸せになります。

ぜひインタビュー記事から、かじかわさんの魅力をつかみ取り、多くの方に伝えて下さい。

人と人をつないでつないで京都府知事にチャレンジーかじかわ憲インタビュー1 教員としての道を歩む 明日に向けて(2186)
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/9e74ccdac1c36ea5fbf9928fe92ca83c

労働者の団結に恋い焦がれてー「人と人をつないでつないで京都府知事にチャレンジーかじかわ憲インタビュー2」  明日に向けて(2187)
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/0749e4f00f786143abf59ff53b1ff790

組合は新しい運動の敷布団になれ!ー「人と人をつないでつないで京都府知事にチャレンジーかじかわ憲インタビュー3」  明日に向けて(2188)
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/9f72751bf663983cd9a3c305a0cd3145

コロナの中、保健所など公共の役割が鮮明になった、公契約条例も大事 「人と人をつないでつないで京都府知事にチャレンジーかじかわ憲インタビュー4」  明日に向けて(2189)
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/8f530c258b956eb061c153f4f7752881

#かじかわさんでこんな京都にしたい #かじかわ憲 #京都府知事選 #憲法読本 #つなぐ京都2022

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロナの中、保健所など公共の役割が鮮明になった、公契約条例も大事 「人と人をつないでつないで京都府知事にチャレンジーかじかわ憲インタビュー4」  明日に向けて(2189)

2022年04月06日 10時15分00秒 | 明日に向けて(2101~2200)

守田です(20220406 10:15)

京都府知事選に挑戦しているかじかわ憲さんインタビュー4回目です。


かじかわ憲はいつも憲法と共にある 出馬記者会見にて

―コロナの中で保健所など公共の役割が鮮明になった―

守田 
コロナから保健所の役割が見えたというお話でしたけど

かじかわ 
そうなんです。保健所は地域にあって、地域の医療機関や自治体や福祉施設のあり方を統括して、地域で何が起こっていて何が必要なのかを判断し、もちろん必要な検査も進める感染症対策の最前線のコーディネーターなんです。それを国と府がどんどん潰してしまった。
再建するにはそのコーディネーターをどこに置くのかの論議をしなくてはいけなくて、まずは23カ所はすべて復活させないといけない。いま8か所ですからね。京都市内は1か所です。ひどい話です。

守田 司令塔を壊してしまったわけですよね

かじかわ 
そうそう。そこをなおして最前線のそれをきちっと作っておけば、次に何をすればいいかは保健所が出せるんですよ。だって地域ごとに事情は違うもの。その地域ごとの判断のプロの集団ですよ、保健所は。私の政策にもその点を盛り込みました。
さらにやっぱり公契約条例にも光を当てたいんです。


保健所をかじかわ憲とともに作り直さねば


―公契約条例の持つ意味―

守田 
どんな点に特に光をどう当てたいですか。

かじかわ 
あれは京都の中小企業の社長さんたちのところをまわって、みんなが「分かった」と言ってくださった政策なんです。みんな辛い思いをしているんですよ。京都府や京都市から発注を受ける側やから、それに対して文句が言えないんです。
どんなに値段を叩かれて評価をされても、それに合うような見積もりをだすしかない。でもそれで予算が少なく収まったら次の年はもっと叩かれるんです。そしてその犠牲が。みんな労働者に行っていたんです。
それを京都府、発注者の側の責任で、グレードを決めて、ちゃんとした賃金が出せる、良い契約に切り替えるという制度なのですよ。
「そんな制度がありますよ」って、社長さんたちに紹介に回ったことがあります。中村和雄さんが出られた時の市長選挙の時でした。

あのときに公契約条例の説明で印刷業者さんを周りました。ほとんどすべて、200カ所かな。そしたら「京都の市民新聞を京都市が九州で刷っている」という告発の電話がかかってきたりした。「京都の業者は干されてるぞ」という電話でした。
社長さんたちは、「京都市が自分の責任できちんとした発注をしてくれたら付き合います」とみんな言うのです。
でもそんなこと言わずに、高い目線で値を叩いてくるから、「京都ではもう仕事はとれへんから大阪との境に工場を置きだしている」と言いました。だから久世の方にいったら新しい印刷工場があるんです。
ようは大阪の仕事をとりに行った方がいいものがある。京都の仕事をとりにいっても割りに合わない。とったら赤字でも公の仕事についていればくいっぱぐれはない。でも労働者にまともな賃金を払えない。
「払ってやりたい」とある社長さんが言うんです。それで「公契約条例作りますからね」と約束して周ったというのがあってね。中村さんとの付き合いの中でも一番大きなことでした。

守田 
2012年の京都市長選の時でしたね。僕も参加させていただきました。

かじかわ 
それで京都市は中村さんへの対抗から「公契約基本条例」というのを作った。でも名前を真似しただけで、中に魂をぜんぜん入れてないからね。雇用とか、賃金の最低ルールがない。
本当はあれは「良い契約をしますよ条例」なんですよ。「発注者側がちゃんと払います条例」なんですね。企業を支援して、まともな賃金を払えるように行政が支援しようという話なんです。これはもうすぐにもできるんじゃない?
今度の私の政策にはそういう中身を全部入れています。京印工という京都の印刷業者の組織があって、そこの工場を全部、周らせてもらったときにすごい印象を受けました。
京都の商工会、商工会議所を2020年に全部回ったときにもインパクトを受けました。だからね、今の知事がいい加減なことを言うと、現場の人の顔が全部浮かんでくるんです。「そんなことはないよ。現場は」と。

守田 
すごいなあ


事務所開きで挨拶するかじかわ憲さん 守田撮影

ー京都府には、本来もっとたくさんの役割があるー

かじかわ 
ある印刷会社さんは、細かい色目を出せる技術を持っているんです。ここの労働組合の労働者と話をさせてもらったら、あ、京都総評ではないんですけれど、この会社は京都の仏教の複写品を作る時の技術を持っているのだそうです。
世界に通用する技術なんだそうです。京都の老舗はそういう技術をたくさんもっているんですよ。印刷業は京都の伝統の地場産業の一つです。小さな業者が山ほどあるんです。繊維もそうですけどね。それをつなぐいろんな業者がその周りに広がっている。

碍子(がいし)にしたって、その京都の技術で会社を建てたのが京セラでしょう?京都の焼き物の伝統です。そのように京都の伝統産業が今あるいろいろな大企業も作ってもいるんです。
だから大企業は京都の町を見下ろしたらあかんのです。そこが自分の出身地なんやから。その伝統技術で育ててもらったんやから。
でもいま、西陣で使われている機械の部品が壊れたら、もうそれを作る工場がなくなっている。危機的ですよ。


舞鶴の交流会にて かじかわ憲はどこでもいつでも人の話を聞きます

太秦の映画村の大道具やらを作ったりしている労働者、あそこにうちの組合があって、そこの労働者が「これを文化と言うな。産業なんだ」と言うんです。
映画作り。大道具、小道具作り。十二単は東京で着せることのできる人がいないから、撮影するときは京都に持ってくるんです。多くのかつらだって京都でやっているじゃないかと。
でも今は大変で、雇用調整助成金で首をつないでますけどね。『水戸黄門』とか『大岡越前』とかの時代劇の、毎週放送のものが無くなってしまったのが大きいんですね。
それらが映画産業という地場産業として京都にあったんやけど、でもこれは、もうちょっと曲がり角を曲がってしまったかな。

守田 
なるほど。「文化ではなく産業なんだ」と聞くと、はっとしますね。

かじかわ 
京都市中だけではなくて、宇治茶も大変です。コロナで二番茶が出せなくなった。これまでは霜が降ってお茶がダメになるとか、生産地の都合で出荷できないということはあったけれど、消費地の方の需要がストップしてしまい、「出したいけど出せない」という経験はしたことがなかった。
あらためて京都市内が消費地で、その周りに産地があることが浮き上がってきた。これをうまくコーディネートするのは京都府しかないんです。でもそれがぜんぜん適切に動いていない。
由良川の周りが水没した時も、実はけっこうお茶がやられたんです。なにも宇治で宇治茶を作っているわけじゃない。京都の中にすそ野が大きく広がっている。それを宇治で集めて焙煎などして宇治茶になっているわけです。そういう流れがあります。
それをうまくコーディネートしていくためには、地域の産業の担い手の方に手伝ってもらわなければいけないのに、かつてそのために持っていた研究施設も、京都府が潰してきてしまった。
京都植物園だけではないんです。京都府が持っていた直営の研究所がもっといっぱいあった。畜産もそうだし、林業もそうだし、お茶もそうだし、そういうものを一つ一つ再建していかなあかんね。
京都府には良い役割がもっといっぱいあった。中小企業政策もそうです。

守田 
しかしほんまによう京都府の細かいことを知っていますね。聞けば聞くだけびっくりするなあ。

かじかわ 
好きなんよ。現場を見るのが。だからルポライターをする方の気持ちもなんだか良く分かる。現場で五感でものごとをつかむことが好きで。

守田 
それはもう本当にその通りです。例えばそこに行くまで、そこの地名は自分の中で単なる記号なんですけど、いくといきなり鮮やかな色彩や匂いを伴うものになるんですよね。

ーかじかわ憲は車好きー

かじかわ 
そうそう。行くと五感が働く。「あ、ここは道路の付け方が違う」とかそんなんが分かったりする。
そうだ。その五感の話や道路の話をするとね。私がプロフィールに書いてないことがあるんです。実は車が好きなんです。矛盾しているけど。

守田 
何が矛盾なんですか。

かじかわ 
いや、この環境問題が深刻なご時世に車が好きだなんて。でも昔から機械が好きで車のボンネットに頭を突っ込むのが好きだったんです。
だから人生の仕事を全部終わったら、ローバミニかなんかを買って、人生の最後に乗りたいなと思ってるんです。その時は娘が付きおうてくれそうなんですが。

守田 
わあ、いいなあ。

かじかわ 
そういう車好きが役に立って、阪神大震災のときは2トンロング車で現場に入りました。

守田 
僕も4トンロング車で自動車部品を運送していたことがあって。そのころは、けっこう、フォークリフトの扱いもうまかったんですよ。

かじかわ 
ええええ。それはすごいなあ。
でもプロフィールを書くときは「自動車」と書きかけて筆が止まってしまってね。

守田 
いや、機械のことをきちんと理解していて、大事に使うことを知っていることはとても大事ですよ。

かじかわ 
そうそう。地下に新幹線なんか通さなくても、ディーゼルでもコトコトとしっかり走ってくれる電車がきちんと動いてくれたらそれでいいんですよ。そういうものを大切にしないと。

守田 
そうそう。それもまた環境を大事にすることそのものですよ。機械をなくすことが環境を守ることではないのだから。今度は「自動車が好き」って胸を張っていってください(笑)

かじかわ 
そうやね(笑)


かじかわ憲は車は好きでももちろん原発には大反対


ー府政を豊かに作りかえるために頑張ろうー

守田 
それにしても今日は本当にいろいろなことを話していただけました。人と人をつないできたこと、労働者の、人々の団結、連帯に恋い焦がれて、かじかわさんがここまで歩いてこられたことが、本当によく分かりました。ありがとうございました。

かじかわ 
僕もいろいろなことを思い出させてもらいました。そうやな。人をつないで、みんなでわあって歩むのが僕の原点やな。

守田 
ぜひ知事になって京都府にその歩みを広げたいですね。頑張りましょう。

かじかわ 
頑張ります!

かじかわ憲インタビュー 終わり


ぜひみなさんの力で、かじかわ京都府知事を誕生させましょう!

#かじかわさんでこんな京都にしたい #かじかわ憲 #京都府知事選 #憲法読本 #つなぐ京都2022 #日教組 #京都総評 #労働者の団結 #共同の促進 #労働組合は敷布団になれ

*****

戦争と原発から命を守るとともに、民主主義を育てるための取材・執筆活動のためのカンパを訴えます。どうか支えて下さい。よろしくお願いします。
振込先 ゆうちょ銀行 なまえ モリタトシヤ 記号14490 番号22666151
Paypalからもカンパができます。自由に金額設定できます。
https://www.paypal.me/toshikyoto/500

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする