守田です(20220920 23:30)
みなさま。このところ「明日に向けて」の更新がちとゆっくりペースになっていますが、僕はとても元気に活動しています。
8月28日(日)より、毎週末に複数の講演、企画参加が続き、週の半ばも多数のzoomやリアルでのミーティングなどあり、やむを得ない判断で、執筆を先延ばしにしてきました。
しかしその間にも大事なことがたくさんたくさん起こっています。少し余裕ができたので、撮りためた動画のYouTubeへのアップなども行いつつ、記事の配信を行っていきたいと思います。
● 安倍元首相「国葬」反対を、内部被曝問題を闘う立場から発してきました!
さて今宵は安倍元首相の「国葬」について論じます。もちろん僕は「国葬」など大反対です。
理由はたくさんありますが、これを「内部被曝問題を闘う立場から話して欲しい」と請われて、スピーチしてきたのでそれをご紹介します。
エル大阪(大阪市天満橋)で行われた「やめろ!安倍国葬 9.9アピール集会」にてです。
集会最後にみんなでプラカードを掲げてパチリ! 撮影者は細川義人さんです!
この集会、特定の講演は設けられてもらず、さまざまな問題に携わっている方17人が5分ずつ「国葬」反対を述べる形で設定されていました。
とても良かった!そう。いろんな場で安倍元首相の行った悪政との対決がなされてきたのです。5分なので、みなさん、一番大事なエッセンスをズバッと話してくださいました。
参加していて面白かったし、たいへんためになりました。お声がけして下さった村上薫さんはじめ、集会実行委のみなさん、登壇者のみなさん、駆けつけて下さったみなさんに感謝です!
以下、発言録を掲載します。なお5分より短く4分20秒で話しました。とにかく吠えました・・・
お読み下さい。
山下けいきさん撮影
● 内部被曝問題の核心と岸信介氏
短い時間ですが、内部被曝問題の核心を話します。
77年前の8月6日と9日に、広島と長崎が原爆で攻撃されて、たくさんの人が虐殺されました。
その後に、最初に調査を開始したのが日本陸軍だということを知っていますか?何のために調査したのか。
その間に日本は敗戦しました。するとすぐに英語に翻訳したんです。そしてそれをすぐに米軍に差し出したんです。
何のためか。731部隊などの戦争犯罪を、アメリカが行った戦争犯罪を利用して訴追されないためだったんですよ。
その結果、生き残ったのが誰ですか。岸信介氏ではないですか。
彼は満洲にいたので、731に直接に加担していた可能性もあります。でもそういう証拠も全部、消されたんですよ。
それだけではないです。米軍はその後にアメリカ兵を広島、長崎に派遣しようとしていた。だから残留放射線の影響を否定したかったのです。
そうしたら陸軍はそれに忖度して、放射線の影響はないという報告書を作ったんです。
そのもとに米兵も騙されて、被曝する広島、長崎に派遣されたのですよ。
そしてね、みなさん。これ、過去のことではないんです。
その時に作られた放射線防護の基準がいま、適用されているんですよ。
それが福島にも適用されているんですよ。
日本軍の原爆調査を報じたNHKドキュメント『封印された原爆報告書』より 守田講演スライド
● 岸信介氏を受け継いだ安倍元首相の原発輸出と対決
そしてそういう中で生き残ったDNAを持っているがゆえに、安倍元首相はあれだけ原発に固執し、被曝影響を否定することに固執したわけです。
彼がやろうとしたことは何だったのか。原発輸出でしたよね。
そしてオリンピック招致発言。みなさん、覚えてますか?あの時に
"The situation is under control"
と大嘘をつきました。本当に息を吐くようについた嘘でした。
守田講演スライドより
これに対して僕は全面的に対決したくて、原発輸出反対を訴えに各国に行きました。
とくに通ったのはトルコです。4回行きました。12以上の都市で講演しました。
なんでトルコが焦点になったのか分かりますか?
あのブエノスアイレスのオリンピック招致発言の時に、相手側の候補都市はイスタンブールだったんですよ。
だからトルコの人はあれをみんな観ていたんです。
だから僕はトルコに行って
「トルコのみなさん。うちの国の首相は大嘘つきです。けして騙されないで下さい」と何度も語りました。
そしたらトルコ人の男性が必ず僕が発言したあとに3人ぐらいやってきて「いやいやうちの首相も嘘つきだから」って必ず言うんです。
トルコでの講演風景 守田のカメラで撮影 講演スライドより
● トルコへも他の国へも原発を輸出させなかった!
そうしてですね。トルコの方は目覚めて下さって、「こんな原発は危ない」と思って下さった。
「もともとロシアの原発は危ないと思っていたけれど、日本も一緒だな」ということで、はっきり拒否してくれたのです。
だからみなさん。私たちはですね、安倍政権に対して何度も勝ちましたよ!
原発輸出、すべて止めましたよ。
イギリス、台湾、トルコ、ベトナム、アメリカ、リトアニアです。
全部、そこの民衆と一緒になって私たちが勝ちました。
だから彼は病気で辞任したんですよ。
私たちはみんなの力で安倍政治にけして負けてこなかった。
いまも、安倍元首相の国葬が行われるということに対して、これだけ反対しているわけです。
予定地だったシノップへの原発反対のバナーを掲げて。守田の向かって左はシノップ県ゲゼル市長
● 「国葬」ではなく、安倍政治を完全に葬り去ろう!
そしてみなさん。
向こうが「安倍国葬」というのなら、私たちは今日から「安倍政治を完全に葬り去る」ためのたたかいをしようではありませんか。
この矛盾だらけの国葬の中で、安倍政治こそ清算しなければいけない。
「それに関わった自民党議員はすべてやめろ!」という声を上げましょう。
村上薫さん撮影
だいたい統一教会に関わってきた議員はいったん辞めるべきですよ。
やめてもう一度選挙で民意を問うべきですよ。
そのことを掲げて私たちは、安倍政治を完全に葬り去る、そのことを安倍元首相国葬反対の中で大きく訴えていきましょう。
一緒に頑張りましょう!
集会最後に「狭山事件を知ってもらう会」村上薫さんが集会決議案を朗読 みんなで採択 守田撮影
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