明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(1476)『新ヒバクシャ』に『能力減退症』が始まっている(三田茂医師)

2018年02月28日 23時00分00秒 | 明日に向けて(1300~1500)

守田です(20180228 23:00)

尊敬する医師であり、友人でもある東京小平市から岡山に避難移住されている三田茂医師が、大変、重要で素晴らしい論稿を発表されました。
僕には専門的な医学的知見はありませんが、しかしここに書かれた「新ヒバクシャ」の症状に何度も取材や講演現場で遭遇してきているので深く共感しました。
何より、三田医師は多くの「新ヒバクシャ」の苦しみの軽減に成功してきています。そこが素晴らしい。

ここに書かれてある症状に身に覚えのある方はぜひまずはご自分の主治医にこの論稿を渡してください。
そのことであるいは苦しみが軽減できるかもしれません。もっとも重要なのはこの点です。
同時に医療関係者のみなさんはぜひとも末尾の都築教授の言葉に耳を傾けてください。

そしてみなさん。
共感されたならぜひこの論文を拡散してください。
英文も併記されています。世界にも広げようとかなり苦労して書かれたそうです。
「新ヒバクシャ」の苦しみを軽減する珠玉の三田論文を広げよう!

以下、三田論文を貼り付けます。

なお同論文で示された「能力減退症」の部分にだけなのですが、文春オンラインがとりあげました。
画像とリンク先もしてしておきます。


文春オンライン
https://bunshun.jp/articles/-/6958

*****

『新ヒバクシャ』に『能力減退症』が始まっている
三田医院 三田茂
http://mitaiin.com/?page_id=10

2011年3月11日の東日本大震災に引き続く東京電力福島第一原子力発電所の爆発により、福島はもちろん東日本は広範囲に放射能汚染された。
東京都で開業医をしていた私は、当院患者さんたちの体調の変化に気付き、首都圏住民を中心に約4000人の検査、診療を行ってきた。

2011年から2016 年

私の患者さんたちは、放射能回避の意識の強い人たちなので現在まで重症の疾病の発生は目立たない。
しかし、異常な鼻血、皮下出血(アザ)、リンパ節の腫れ、下痢、喘息副鼻腔炎などの呼吸器疾患の多発、難治化、ケガ、キズ、皮層炎の治りの悪さ等が気になった。
本来小児特有の病気である手足口病やヘルパンギーナが成人にも多く見られたり、主に高齢者の病気である帯状疱疹が小児にも多く見られたり、他の性病は減少傾向なのに梅毒のみが激増したりしていることは統計からも明らかで、注目すべき変化である。
私は国の定める電離放射線検診に準じた血液検査を、乳幼児から老人、約4000人の受診者に施行してきた。
小児、特に乳幼児に顕著だった白血球減少は、2012年までの1年間はホットスポットとして知られる東京東部から東葛エリアで目立ったが、その後は西部の武蔵野エリアにも広がり、今や首都圏はどこでも同じとなってしまった。
巷では、主に福島の甲状腺癌の話題ばかりが取りざたされるが、そのことのみを論じていては全く不足である。
白血球の減少、白血球像の変化、諸々の自覚症状、感染症のプロフィールの変化、疾病の進行の様子の変化、診断がつきにくく治療の反応が悪くなってきていることなどを分析、議論すべきである。
私の観察によれば、東京首都圏居住者の健康被害は明らかであり、福島県の汚染の少ない地域や北関東の住民のそれよりもむしろ深刻である。

『新ヒバクシャ』とは?
各症状の程度は個人差が大きいが、差はあっても、東日本居住者は全てが影響を被った当事者であると認識し直すべきであり、今回私は『新ヒバクシャ』という概念を提唱する。
2011年福島原発爆発事故により放射能被曝させられた私たちは、ヒロシマ・ナガサキの、ビキニの、チェルノブイリの、湾岸戦争の、そして軍事や核産業に従事するヒバクシャたちに引き続く21世紀の『新ヒバクシャ』として自身を再認識し、自ら健康を保持しなくてはならない。
また医療者は診療にあたり、今までの医学常識が今後通用しなくなる可能性を忘れてはならない。
福島原発事故は未だ収束の見通しもなく、2017年の時点で首都圏においても降下物、水道水とも放射性物質が検出(原子力規制委員会による)され続けている。
『新ヒバクシャ』は長期にわたる低線量被曝を受け続けている点で、過去のヒバクシャとは異なる特徴がある。
チェルノブイリ等の先人の研究は当然尊重し参考にしつつ、しかし全く新たな健康被害が発生する可能性を忘れてはならない。

 『能力減退症』とは?
それまでも訴えはあったが、『新ヒバクシャ』たちの生活に影響を及ぼす症状が2016年頃から急に増加しその程度が強くなってきた。

記憶力の低下
ものおぼえの悪さ 約束の時間を間違える メモを取らないと仕事にならない
疲れやすさ
仲間についていけない 長く働けない 頑張りがきかない だるい 疲れると3~4日動けない
昔できていたことができない 怒りっぽく機嫌が悪い 寝不足が続くと発熱する(小児に多い)
集中力、判断力、理解力の低下
話の飲み込みが悪く噛み合わない ミスが多い 面倒くさい
新聞や本が読めない  段取りが悪い  不注意   やる気が出ない   学力低下   能力低下頭の回転が落ちた 宿題が終わらない
コントロールできない眠気
倒れるように寝てしまう 学校から帰り玄関で寝てしまう
昼寝をして気付くと夜になっている 居眠り運転 仕事中に寝てしまうので仕事をやめた

第2次大戦後、ヒロシマ・ナガサキのヒバクシャにも同様の症状は非常に多く見られ、都築正男東大名誉教授は「慢性原子爆弾症の後障碍」と、肥田舜太郎医師は「原爆ぶらぶら 病」と記載した。
これらの症状はビキニのヒバクシャ、チェルノブイリのヒバクシャ、核産業のヒバクシャの多くをも悩ませ続けている。
今回私はこの現象を新たに『新ヒバクシャ』の『能力減退症』と呼びたいと思う。

さらに臨床医として日々の診療、治療で感じているのは、疾病が典型的な経過を取らないので診断が困難な症例、病状の悪化に伴うはずの身体所見(炎症所見など)や血液検査データの変化が乏しく判断を誤りやすい症例、治療に対する反応が悪い症例を少なからず経験することである。

病原菌に対する防御力の低下
ちょっとした病気にかかりやすい
身体の免疫力の低下、あるいは時間的な遅れ
感染に際して期待される白血球増多がみられず、あるいは遅れるために治療が効果を表すのに時間がかかる   生体の反応が間に合わなければ深部感染症に進行し予想外に急速に敗血症から死に至ることもあり得るのではないか
傷害組織の治癒力の低下
小さなキズの治りが悪い 皮層炎が治りにくい 蜂窯織炎が多い

これらを含めた、多面的「能力」の「減退」ー『能力減退症』が事故後3~4年を経て急速に増えていることを感じ、危惧するのである。

『能力減退症』の原因
これらの困った症状が、東日本から西日本への移住、保養ではっきり改善することは多く、また東日本に戻ると悪化する体験を多くの『新ヒバクシャ』が持っている。
『能力減退症』の原因が放射能被曝単独であるとの証明まではできないが、旧来のヒバクシャたちの経験した症状との強い類似性から考えると原因の中心に放射能被曝があることは間違いないであろう。
また、1980年代から強く認識されるようになった化学物質過敏症の症状の中にはこれらと非常に類似した記載があることから、『能力減退症』とは、一部化学物質過敏症的であるとも言えるし、放射能被曝によって身体の感受性が変化して化学物質過敏症の発症をも誘発したという可能性もあるだろう。
例数は少ないが、MRI などの脳の画像診断を行った結果では、中枢神経にはっきりと認識できる病的変化は起きていないし、認知機能検査も正常範囲である。
話題となりやすい甲状腺ホルモンレベルは、健常人の値とかわりなく変化は全く見られない。

私は2017年3月頃より『能力減退症』を訴える患者さん約100名を中心に、脳下垂体一副腎皮質ホルモン検査を行った。
具合は悪いが寝込むほどではなく、不便ながらも生活できているくらいの人たちの上記ホルモンレベルは、正常の下限周辺から低値であり、元気な人たち(正常中央値に近い)と比較して分布が明らかに低く偏ることが示された。
この相対的脳下垂体一副腎皮質機能低下症というべきホルモン異常の状態が『能力減退症』の原因の大きな一つであるのは、後述の治療によって生活能力が実用的に大きく回復することからも確実である。

『能力減退症』の治療
今まで医学的にはっきりした病名のつかなかったこれらの症候は、したがってその治療に今までは積極的なものはなく、「ヒビの入った容器として大切に取扱う外ない(都築)」「無理な生活を避けしめるように指導する(都築)」というに留まっていた。
「無理をせず、休息を十分取り、早寝する」といった指導は確かにある程度は有効であった。しかし『能力減退症』の症状は、2016年頃(被曝後5年)から症例数は多く、程度は強くなっており、生活指導のみでは不充分で、就学、就労に差し支えるほどになってきた。 相対的に不足している副腎皮質ホルモンは、経口的に補充投与して正常レベルに近づけ
ることが可能なので、2017年4月よりそのような治療を開始したところ、その約 70~80%が「能力」の回復を実感した。
眠気が取れた 霧が晴れた感じ 昔のように働ける 元のように明るくなったと言われる
若くなったと言われた 気分が上向きになった スムーズに理解できる 頭の回転が30%から80%に上がった できなかった宿題がすぐ終わる  イライラしなくなった  不安なく運転できる   目のかすみが取れる等々

相対的脳下垂体一副腎皮質機能低下症に対しては、注意深く不足ホルモンの補充をすることで『能力減退症』症状の改善が得られたが、しばらくの治療の後、減薬、休薬すると再び症状が悪化する例が多いことも事実で、副作用を起こさないように個々に内服量を調整しながら治療を継続している。

『能力減退症』と明確に区別できない強い自律神経症状に悩まされている人もまた多いが、このような人は化学物質過敏症を併発している可能性(もともとあった過敏症が悪化していることも)も高く、化学物質を回避する指導が有効であることも多く経験している。
ある種の漢方薬治療も症状改善に結びつくことが多く、ホルモン低下症例に対しても効果を示すことが多いようである。

『新ヒバクシャ』の皆さんに
2011年以降東日本に住んでいた、あるいは今も住んでいる人たちは、自分自身を『新ヒバクシャ』としてしっかり認識し、体調の変化、疾病に対応していただきたい。
「歳をとったから」などと安易に納得せず、前述の諸症状にあてはまる点はないか考えて欲しい。チェルノブイリでは、ヒバクー老化と考える人も多い。
私が最も心配するのは、感染に対する反応性の低下である。 医療機関で行った検査では大きな異常がなく、医師に「軽症あるいは異常なし」と言われたとしても、自覚的に体調が悪ければ、しつこくそれを訴えて欲しい。 『能力減退症』では身体の防衛反応が低下するため、検査データが異常を示しにくくなるので、本当は意外に重症かもしれないからである。

医療者、とくに開業医の先生方に
症状と診察所見と検査データが乖離している、診断がつかない、治療効果が思うように上がらないときには、『能力減退症』の可能性をも考えていただきたい。
 
白血球数は、増多(抵抗力大)より減少(抵抗力小)が、むしろ病勢の悪化、重症化を示しているかもしれない。
コルチゾール低下傾向の人が多いので、その補充が功を奏する可能性もある。 当然のことと考えている自然治癒力が低下すると治療にも工夫が必要となる。

チェルノブイリ原発事故前に50ヶ月ほどであった胃癌・肺癌患者の余命が、事故後1年で2か月まで短縮したというウクライナの論文(京大原子炉実験所 今中助教編)があることも知ってほしい。

再び『新ヒバクシャ』について
この2~3年、眠気が強い 病気にかかりやすい 急に老けた 仕事が辛い 物忘れが激しい といった『能力減退症』症状の訴えが、西日本在住の人たちにも散見されるようになった。
化学物質過敏症、電磁波過敏症の悪化も無視できない。
アメリカからの旅行者が、子どもの症状を当院で訴えたこともある。
低線量被曝は広く考えれば、全日本、全地球規模のものであり、もともと虚弱体質の人や障がい者、難病患者さんたちは、2011年以降その影響を強く受けた印象がある。
『新ヒバクシャ』には『能力減退症』以外にも注意すべき症状が起きることがある。
免疫力は低下するのみでなく暴走することもあるが、自己免疫疾患の増加、アレルギーの悪化、更にはアナフィラキシー様発作の増加は気になる。

むすび
ヒロシマ・ナガサキのヒバクシャ、ビキニのヒバクシャの医療に当たった都築正男東大名誉教授は、昭和29年「慢性原子爆弾症について」のおわりに
「臨床醤學の立場からするならば(中略)慢性原子爆弾症の人々に何かの異朕を認めたならば、それが自覺的で苦悩であろうと、他覺的の症朕であろうと、野症的だけの慮置だけでも之を施して善慮するのが臨床醤學の責務ではあるまいか。學間的に未解決であ

るとの理由で供手傍観することは避けたいものである。」とし
「病者と共に苦しみ共に楽しむことを日常の仕事としていられる臨床醤家は、私の微意のあるところを充分に汲みとって下さると思う。」とむすんでいる。

この論文に私は強く同意し、60余年を経て新しい概念を提唱する。

2018年2月28日

#新ヒバクシャ #能力減退症 #三田茂 #被曝影響

 

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明日に向けて(1475)原発から、災害から、命を守ろう!(茅ヶ崎市、高崎市、京都市でお話します)

2018年02月28日 12時00分00秒 | 明日に向けて(1300~1500)

守田です(21080228 12:00)

今回も講演等のスケジュールのお知らせです。
3月3日焼津市、4日静岡市にうかがわせていただきますが、その後に茅ヶ崎市、高崎市とまわり、京都に返ってきて9日、10日と企画参加し、その後11日に再び静岡県の富士宮市、12日富士市でお話します。

実はこの茅ヶ崎でのお話は昨年7月の静岡での講演からつながっています。
前々回にもお伝えしましたが、この時の僕の講演動画、その後にあわせて約7000回も再生されました。以下の二つです。
https://www.facebook.com/gomizeromirai/videos/1722213984485398/?hc_location=ufi
https://www.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=TUUCX2qGlhc&app=desktop

このとき藤沢市の朝倉優子さんがFacebookのタイムラインに、とても素敵な言葉で紹介してくださったため、拡散が促進されました。
https://www.facebook.com/yuko.asakura.712/posts/1735336099827232

「これ、スゴすぎる。1時間51分35秒、一気に観てしまったよ(風呂にもiPhone持ち込んだりして)。
原子力のこと、(広島と長崎の)原爆のこと、核実験のこと、原発のこと、福島第一原発事故のこと、放射線被曝のこと、ベントのこと、ヨウ素剤のこと。。。
ものっすごい勢いであれもこれも話されるのにぜんぶわかりやすいし、内容おっそろしいのにおもしろい。怒涛のパワポが本当に理解の手助けになっている。
原発事故のみならず、地震津波テロミサイル、すべての災害対策に有効な、すべての人が知っておくべきノウハウ満載です。守田講師に、敬礼!(`_´)ゞ」

大変、ありがたかったし、また朝倉さんがたびたびおこなっているフラッシュモブもかっこよかったので、一度、お会いしたいなと思っていたら、すぐにも7月のDAYS JAPANのヨウ素剤自主配布に向けた東京説明会会場でお会いすることに。
さらに僕が「神奈川県でもお話する場を作れませんか?」と無茶ぶり! そうしたら9月9日に横浜での企画を立ち上げてくださり、わずかな準備期間しかないのに会場が満杯に!
https://www.facebook.com/events/462493410804196/

そのとき今回、茅ヶ崎での企画を開催してくださる「チームみつばち」の方が参加して下さり、さらに11月の世田谷区での講演と保坂展人区長との対談にも参加していただいた上で、今回、茅ヶ崎に招いてくださることになったのです。
こうした縁のつながり方は素敵であると同時に、福島原発後にこの国の深部で起こっている大きな変化の及ぼす波動であると僕には感じられます。
なぜかといえばこういうつながり方がこの7年間、強まりこそすれ、弱ったり、途切れることがまったくないからです。
間違いなくこの国は深部から変わろうとしているし、僕もまたその流れを可能な限りの力で強めていくつもりです。

茅ヶ崎の後は、これまた信州伊那谷の大鹿村の縁からつながってもう4回もうかがっている群馬県の高崎市を訪問します。
いつも定宿を提供してくれていた堀越けいにんさんが立憲民主党の国会議員になるなど、この間、群馬でいろいろと素晴らしい動きがあったので、僕の側からもそんなこともお聞きしたいと思っています。
一日たっぷりと企画を組んでくださったので楽しみにしています。

その後、京都に返ってきて9日夜に「ヨウ素剤を配ってよ@京都」第1回参加者ミーティングを開きます。
10日にはエルコープ京都のみなさんに招いていただいて原発防災のこと、ヨウ素剤のことなどじっくりとお話します。
そして11日は富士宮市で講演です。

みなさま。どうかそれぞれのお近くの場にお集まりください!

*****

3月5日 神奈川県茅ヶ崎市

子どもの命を守るためにできること
~原発事故や頻発する自然災害から命を守るためのお話~
https://www.facebook.com/events/429053440831219/?active_tab=discussion

いつ起こるかもしれない原発事故や地震などの自然災害、そのとき私たちはどう行動すればよいでしょうか。またどんな備えや心構えが必要なのでしょうか。
原子力防災に詳しい守田敏也さんに、命を守るためのポイントを分かりやすく解説していただきます。
守田さんは福井原発群から50Kmの距離にある兵庫県笹山市の原子力災害対策検討委員を務められ、笹山市での安定ヨウ素剤の事前配布に関わりました。
私は以前守田さんのお話を伺って自分たちの命は自分たちで守ることの重要性を身に沁みて感じました。
いざというときに大変役立つお話です。この機会にぜひお聞きください。

3月5日(月) 10:00~12:00(9:30開場)
茅ヶ崎市役所分庁舎6階コミュニティーホール
参加費300円

キッズスペースあります。お子さんと一緒にどうぞ。

連絡先 090-9328-3799(亀田) 090-1425-5472(吉野) teammitsubachi@yahoo.co.jp
主催:チームみつばち
協力:ピースカフェちがさき
後援:茅ヶ崎市

***

3月6日(火) 群馬県高崎市

守田さんのお話&交流会
https://www.facebook.com/events/149848532359780/

京都在住の平和活動家でフリーライターの守田敏也さんが、焼津、静岡、茅ケ崎の講演から足を延ばして、高崎にお越しくださいます。
原発事故に備えたヨウ素剤配布の自治体への働きかけや、昨年のトルコ、フランスでの原発のない未来への協働活動の様子、そして、8月南仏で予定されている国際反核キャンプへの参加の呼びかけと説明など、盛りだくさんでお話を伺います。
美味しいご飯を頂きながら、守田さんと交流しましょう。また、はるな生協さんのご厚意で、FTF(内部被ばく検診)ができますので、お問い合わせくださいね。

3月6日(木)
①11:00~ ランチお話会@まるカフェ 
高崎市片岡町2-33-11 NPOはっぴいまるまる内 027(395)4576
2000円(手作りランチ、デザート&飲み物付き)
守田さんへの活動カンパもよろしくお願いします!

②15:00~
FTF(内部被ばく検診)車を守田さんは取材されます。
@はるな生協 高崎市上中居街146-1 ※検査ご希望の方は、ご連絡ください。

③18:30~ 夜のお話会@救現堂 
高崎市芝塚町1980-8
2000円(カレー&飲み物付き)
駐車場はお問い合わせください。
守田さんへの活動カンパもよろしくお願いします!

守田敏也(もりたとしや)さんプロフィール
同志社大学社会的共通資本研究センター客員フェローなどを経て、現在フリーライター。福島原発事故後、被ばく地を度々訪問するとともに、各地で放射線防護の講演を積極的に行っている。現在、兵庫県篠山市原子力災害対策検討委員。

子供も参加可能

【お申込み】
参加ぽちと一緒に、ご希望の時間帯①②③をコメント欄にお書きくださいね。
ランチ予約、カレーの仕込みなどの都合上、どうぞよろしくお願いします。

【お問い合わせ】
090 6185 8394 (木村香織)

***

3月9日(金) 京都市キャンパスプラザ

「ヨウ素剤を配ってよ@京都」第1回参加者ミーティング
https://www.facebook.com/events/732132140323287/

昨年末に立ち上げた「ヨウ素剤を配ってよ@京都」の第1回参加者ミーティングを行います。
はじめに守田敏也さんから全国各地のヨウ素剤配布運動や原子力災害対策の進展についてお話を30分ほど受けてから自由な意見交換を行います。ぜひご参加下さい!

3月9日(金)午後7時ごろから
実質的にはキンカン行動の後、みなさんが集まってから始めます。
参加費無料(可能な方はカンパをお願いします)

***

3月10日(土)京都市しんらん会館

守田さん、おしえて~  原発・ぼうさい 今どーなってるの?
https://www.facebook.com/events/208727266371739/

原子力防災で全国を飛び回る守田敏也さんのお話です。
ドイツ反核キャンプで見てきたことや篠山市の災害対策検討委員で関わって起こった変化や今日再びやってくるかもしれない震災への準備についてたくさんお話していただきます。
(著書に『原発からの命の守り方』)

主催 生活協同組合 生活クラブ京都エル・コープ
参加費  100円
締め切り 3月2日
問い合わせ エル・コープ西センター 075-934-7371

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明日に向けて(1474)福山和人さんのもとで京都府に血の通った温かな政治を! 原発もとめ災害対策を充実させよう!

2018年02月26日 18時00分00秒 | 明日に向けて(1300~1500)

守田です(20180226 18:00)

前々回の「明日に向けて」で京都府知事選に向けた出馬表明をされている弁護士の福山和人さんをご紹介しました。
2月21日に京都市のみやこめっせでの発言が素晴らしかったので、すぐに文字起こしして全文掲載してくださった京都民報の記事のアドレスも貼り付けましたが、その後に集会参加者が撮った動画がFacebookにアップされましたのでこれもご紹介します。
ともあれ僕としては「こんなに候補予定者に煽られたことはない!」という発言でした。ぜひご覧ください。またこの部分だけでも良いですから拡散されてください。
文章で読みたい方のために、京都民報の記事も再度ご紹介しておきます。

2018府知事選/2・21府民大集会 福山和人さんの訴え(動画)
https://www.facebook.com/kobayashi.higashiyama/videos/1873117812763631/

京都民報(2018年2月22日)による文字起こし
http://www.kyoto-minpo.net/archives/2018/02/22/post-21675.php

さて今回は、この福山さんの発言を受けての、この日の僕の応援演説の文字起こしも行いましたので掲載させていただきます。
かなり気持ちがアップして血圧が上がっての発言でした(笑)
しかも応援演説では必ず事前に原稿を書いていくのですが、今回は僕が紹介しようとしていたことを福山さんが先に話してしまったので、かなりの部分がアドリブになりました。
ともあれこれが僕の福山さんと一緒にこの府知事選にのぞむにあたっての決意です。

京都のみなさん。京都府津々浦々から一緒に世直しの風を吹かせましょう!
全国のみなさん。ぜひ力を貸してください!まずは福山さんの発言動画や文字起こしを広げてください!

ちなみに京都府は関電の大株主でもあります。
このため知事を代えることで、稼働に厳しい態度をとることが可能です。
その意味で京都府知事選は原発事故を憂うすべての人にとっての大きな課題です。

私たちの手でこの国の政治に温かさを取り戻しつつ、脱原発の可能性を大きく広げましょう!

****

福山和人さんのもとで京都府に血の通った温かな政治を! 原発もとめ災害対策を充実させよう!
2月21日 京都市みやこめっせにて
守田敏也

みなさん。こんばんは。
今日は京都府知事選に立たれようとしている福山さんを応援するためにやってきました。
僕は何よりも原発から命を守るために、福山さんに知事になって欲しいと思うのですけれども、その前に、昨日、堺町画廊というところで福山さんのお話を聞いてとても感動したのですね。
それでその時の話をぜひお伝えしようと思って原稿をいっぱい書いてきたのです。
どのような話なのかというと、生い立ちの話で、ほぼ全部、福山さんが先ほど話してしまいました(笑)
どうしようかなと思っていたら、実は一つだけ「とてもきつかったです」とだけ言って、次に移っていったお話があったのです。

それを紹介したいのですが、福山さん、小さい時の思い出が「ひもじい」の一言だと語られましたけれど、おばあさんから「武士は食わねど高楊枝だ」と諭されたことに先ほど触れられましたよね。「貧しさに負けるな」という教えを受けたのですね。
そのおばあさんが、福山さんが大学を出られて、司法試験を始められた時に、認知症になられたのだそうです。
その時にお父さん、お母さんが共働きだったので、「お前は時間があるのだから介護をしなさい」ということで、実はそれから2年間、がっつりと介護をされたそうです。

するとおばあさんが徘徊を始められたのですね。そのためにやむを得ず、家のドアのカギを高い所につけておばあさんが自分で開けられないようにした。
そうしたらですね。夜中の2時3時におばあさんが「外に出せ」とドアを叩くのだそうです。当然、近所からも苦情が来る。それで仕方がなくて、福山さんは夜中におばあさんの手を引いて、何度も一緒に街を歩かれたそうです。
そんな中で司法試験の勉強、なかなか進まない中でされたのですね。

この話をして福山さんは、「だから自分は苦しい人の立場、辛い人の立場が分かる」と言われてですね。そのときにも何かちょっと思い出したのか、上を向いて、ずっと涙をこらえられていたのですね。
みなさん。こんな候補予定者なんていませんよ。苦しい人、貧しい人の立場に立つとすぐに泣きそうになっちゃう。(笑)
僕はこういうことが今の政治に一番必要だと思うのです。優しさとか、温かさとか、心がある、そういう方がですね、いま政治家の中にいなくなってしまっている。
国会に愛も優しさも慈しみの心も欠けているんです。だから僕はこういう方が知事になれば、間違いなく多くの方が幸せになると思います。
だから私たちはこの温かいハートを持った福山さんを、みんなで推し立てて一緒に頑張りましょう。

福山さんが知事になってはっきりと変えてくださるのが原子力災害対策だと思います。
みなさん、いま何基の原発が動いているかご存知ですか。いま3基です。1つは川内原発の2号機。あと2つが高浜3号機、4号機。私たちの目の前にある原発です。
なんで他の原発は停まっているのか。37基が停まっています。危ないからです。私たちが必死にデモをしているからです。だから容易に動かせないのです。
だけど私たちの目の前にある2基がいま動いています。

京都は高浜原発からめちゃめちゃに近いところにあります。
一番近い舞鶴市ではなんと10キロ圏以内のところもあります。綾部市はほぼ全体が30キロ圏内に入ります。そしていま私たちがいる京都市のこの辺で60キロです。
このことは最初に石田先生も言われましたが、にもかかわらず、再稼働に対して立地県として口を挟めるのは福井県なのです。その県庁のある福井市は高浜原発から90キロなのです。
90キロでもぜんぜん安全ではありませんよ。しかしこれほど近くにある京都府がほとんど何も言えないというのはあまりにも理不尽です。
というかあまりにも今の京都府知事が無責任なのです。だから私たちは知事を代える必要がある。代えて、私たちの命、子どもたちの命を守るために、福山さんを知事にしましょう。
そしてそのもとで原子力災害対策をきちっと作って欲しいし、僕は一緒に作りたいと思います。
さらにさきほど福島さんの発言にもあったように、被災者に対して手厚い政治を行っていく。そのことが僕は福山さんのもとでなら可能だと思います。

みなさん。僕は今日、一つ福山さんの真似をします。「人と人とつなぐ!(右手の人差し指と左手の人差し指をたてて真ん中で合わせる)」。これですね。
素敵な言葉です。実はこれ、西郷さんも言ってました。今回の選挙、本当に今までにない、新しい、多くの人たちをつなぐ選挙にしましょう。
その中心にあるのが福山さんの温かい心、そして強い心だと思います。
僕も一緒になってこの一月半を走り抜けます。頑張りましょう!

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明日に向けて(1473)静岡県で広がる原子力災害対策(ヨウ素剤配布)の動き(3日焼津市、4日静岡市、11日富士宮市でお話します)

2018年02月25日 23時30分00秒 | 講演予定一覧

守田です(20180225 23:30)

3月に静岡県で連続講演をします。
3日焼津市、4日静岡市、11日富士宮市で講演し、12日に富士市でも小さなお話会に参加します。

僕が初めて静岡県で講演したのは昨年7月のことでした。牧之原市と静岡市で連続してお話させていただきました。
その時の静岡市での講演動画があわせて約7000回も再生されました。以下の二つです。
https://www.facebook.com/gomizeromirai/videos/1722213984485398/?hc_location=ufi
https://www.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=TUUCX2qGlhc&app=desktop

静岡のみなさんとは、その後にこの講演会の振り返り企画に僕がビデオトークで参加させていただくなどして、より関係性を深めて来ることができました。
またこれと前後して、富士宮市で行政によるヨウ素剤事前配布が可能かも・・・という話が持ち上がってきて、富士宮市にも訪れて講演させていただくことができました。
この時は市会議員の若林しず子さんや静岡市の小笠原学さんの尽力のもと、富士宮市役所を訪れ、危機管理局の方と懇談し、市長ともお話することもできました。
その場で市長が「ヨウ素剤の積極的備蓄を行い、市民に周知徹底する」ことを表明してくださいました。

今回、これらの流れを受け、新たに焼津市で講演を行い、再度、静岡市と富士宮市で講演し、さらに富士市でも小さなお話会を持ってきます。
ところでどうして静岡県内でこうした動きが強まっているのでしょうか。はじめて牧之原市を訪れたときに知ったのは、静岡県もまた福島原発事故で漏れ出した放射能の影響で大きな被害を受けたことでした。
とくに牧之原市など、静岡県のあちこちに見渡す限り広がるお茶畑の上に放射能が降り注いだため、2011年、静岡県内の新茶の多くに出荷規制がかかり、販売ができない事態においやられたのでした。

このとき全国のお茶のバイヤーたちは、静岡茶が手に入らないことに困窮し、鹿児島で大量のお茶を買い入れて間に合わせたそうなのですが、その後、この流れが戻らなくなってしまった。
いまでは静岡茶からは放射能は検出されず、安全性が確認されているのですが、ひとたびブランド力のある静岡茶よりも相対的に安い鹿児島茶でバイヤーさんたちが賄うことのできた流れが止まらなくなってしまったのだそうです。
精魂込めて作ったお茶が汚されてしまった。その結果、売ることもできなくなってしまった。しかもバイヤーも他に奪われてしまった・・・。お茶農家さんの多い地域の嘆きと怒りは大きいです。
こうしたことを背景に静岡県内では多くの自治体が浜岡原発の再稼働に反対しています。賛成している首長はごくわずかで、それも浜岡から相対的に遠い地域に限られています。

また富士宮市役所を訪れたときに痛感したのですが、もともとこの市は目の前にある富士山と向かいあっている。富士宮市役所7階の展望室から見る富士山は本当に雄大で美しいのですが、しかしその富士山が噴火し、町が襲われるリスクがここにはある。( いや本当はこのリスクはもっと広範にあるのですが・・・)
ちょうど僕が市長にお会いしに行った時も、展望室がある7階の会議室で、市民を交えた富士山噴火予測とその対策の講座が開かれていました。
それだけではありません。静岡県ではかなり前から東海地震の発生も予測されており、それに加えて南海トラフ地震で短時間のうちに津波が沿岸部に押し寄せてくることも予測されていて、他の県と比べてかなり高い防災意識が作られている。
この高い防災意識が、福島原発事故後に原発災害のことも結びつき始めていると言えるのかもしれません。

もちろんここでも火つけ役となっているのは、全国と同じようにかねてから危険な原発に反対してコツコツと活動してきた方たちですが、そんな中で今回特筆すべきことは、子育て世代のお母さんたちがヨウ素剤配布の必要性を考えだし動きだしたことです。
今回の焼津市、静岡市での連続企画もそれで立ち上がりました。これまた静岡市を中心に牧之原市とも富士宮市とも連携をとって活躍してくれている小笠原さんがしっかりと支えてくださっています。
それで焼津市・静岡市で「うちっちも安定ヨウ素剤をくばるっち」という素敵なグループが立ち上りました!このグループは安定ヨウ素剤の自主配布の可能性も探っています。
グループのFacebookのページをご紹介しておきます!
https://www.facebook.com/yousozaikubarutti/

以上の動きに掉さすために、3月3日4日、11日12日と再び静岡県を訪れます。
東海地方のみなさん。ぜひお近くの会場にお越しください!

*****

3月3日焼津市 4日静岡市                                                                                       

焼津・静岡ママ企画 原子力防災・守田敏也さんリレー講演会

3.11福島原発事故からの教訓 『安定ヨウ素剤ってなあに?』
~子どもたちの健康を守るための知識を持とう~
焼津会場 https://www.facebook.com/events/157659041693335/
静岡会場 https://www.facebook.com/events/396244317483956/

浜岡原子力発電所を持つ静岡県。
万が一のことがあれば、偏西風と浜風により焼津市や静岡市まで放射能が飛んでくる恐れがあります。
そんな時どんな対応をしたら良いのでしょう?

福島原発事故の教訓を生かすために。みんなが安心安全に暮らせるように。
いま一度、災害に遭ったときのことを家族で話し合うために。そんなきっかけづくりをするための講演会を開催します。
難しくなりがちな内容をとてもわかりやすく話して下さる守田さんと一緒に、子どもの身を守るために、家族の身を守るために、自分の身を守るために。
まずは安定ヨウ素剤のなぜ?なに?を学びましょう。

3月3日(土)13:30~16:00
場所:焼津 魚市場会館2F(焼津市中港2-6-13)
講師:守田敏也さん
参加費:大人1000円(お子様同伴歓迎します)
駐車場:有
暖かい服装でお越しください。会場内にキッズスペースがあります。
お子様の泣き声など気にせずご参加ください。
「焼津流、平和の作り方」
市民グループ焼津港100年会議(かまぼこ屋根の会)
飛び込み企画として会場をお借りしています。
http://kamavox.eshizuoka.jp/e1875421.html

3月4日(日)10:00~12:00
静岡市西部生涯学習センター 第2・3集会室
静岡市田町3丁目46-5/054-255-3960  (駐車場に限りがあります。)
静岡市西部生涯学習センター http://sgc.shizuokacity.jp/lc/detail.asp?lcid=3

当日はしずおかマラソン交通規制にご注意ください。会場までのバスは午前中運休です。
静岡マラソン交通規制マップ http://www.shizuoka-marathon.com/traffic/
参加費/1000円(焼津市・静岡市)
会場内キッズスペースあります。
泣き声など気にせずご参加ください。

申し込み
焼津会場:kiramekuinochi812☆gmail.com (寺本)☆印を@へお願いします
静岡会場:090-7955-1613(森木) 090-3954-6563(小笠原)hugandtouch35☆yahoo.co.jp ☆印を@へお願いします メッセージでも受け付けます☆

講師:守田敏也さん《全国各地で、原発からの命の守り方を講演中。難しい内容を、分かりやすく話してくれます。》
1959年生まれ。京都市在住、フリーライター。関西を中心に各地で放射線防護の講演を積極的に行っている。
2014年よりドイツ・フランス・ベラルーシ・トルコ・ポーランド・台湾でも公演を実施。特にトルコでは日本からの原発輸出予定地シノップに関わりを持っている。
兵庫県篠山市原子力災害対策検討委員会委員として、篠山市の安定ヨウ素剤事前配布に貢献。
著書は物理学者矢ケ崎克馬氏との共著『内部被曝』(岩波ブックレット)、原発災害対策について述べた『原発からの命の守り方』(海象社)がある。

主催/うちっちも安定ヨウ素剤配るっち
https://www.facebook.com/yousozaikubarutti/posts/333733043812701
賛同:かまぼこ屋根の会、311を忘れないin静岡、支援交流『虹っ子』バディプロジェクト、福島子ども支援基金、焼津市民の会  (50音順、敬称略)

***

3月11日 富士宮市

3.11を忘れない 第2回 原発災害からのいのちの守り方
https://www.facebook.com/events/1924424551201752/

東日本大震災から7年近くが経とうとしています。
原発災害は数年経っても復興が叶わないことを経験しています。また避難時に混乱の中正しい対処が出来なかったこともあります。
それらの反省を込めて今後起きる災害に対し、どう対処すればいいのか、どうしたら命を守れるのか皆さんと学びたいと思います。
是非ご参加下さい。

講師 守田敏也さん
東日本大震災体験者のお話 小笠原明日香さん

2018年3月11日(日)
午後1時30分〜
富士宮駅前交流センター きらら
2階 集会室
参加費500円

主催:防災を考えるみんなの会
連絡先:090-9133-9030(山田)

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明日に向けて(1472)京都の府知事に心豊かで温かな福山和人弁護士を押し上げたい!

2018年02月23日 23時30分00秒 | 明日に向けて(1300~1500)

守田です(20180223 23:30)

4月8日に投票が行われる京都府知事選に弁護士の福山和人さんが出馬表明されました。
僕は日曜日に行われた市民勢力による福山さんを囲むミーティング、20日堺町画廊で行われた同じく福山さんを囲んだくらしとせいじカフェに参加して福山さんがどんな人かを僕なりに知ろうと努めました。
どんな考え方で出馬するのか、基本的スタンスは共感できていたので応援するつもりで、翌日21日にみやこめっせで行われた福山さんを中心とする府民大集会での応援演説を引き受けていたからでもありました。
そうしたらこの2日間だけでもずいぶんと福山さんに心を奪われました!

とくに心を動かされたのは、福山さんが堺町画廊で、僕の「なんで知事に挑戦しようと思ったのですか」という問いに応えて語ってくださった生い立ちに関することでした。
それでその内容を心に書き止め、21日の応援演説で紹介しようと思っていたら、当日、ご本人がほとんど話してしまった(笑)しかもこの時はさらなる胸をゆさぶる話も加わった。
おかげで用意した原稿の半分を没にし、大幅にアドリブを加えて演説することになりましたが、この日の福山さんの演説でも僕はさらに心を鷲掴みにされてしまいました。
いままでもたくさんの素晴らしい市議選、市長選、国政選挙の候補を応援してきましたが、出馬表明でここまで心を奪われた経験は初めてです。多くの方が書いていることですが、僕も立候補表明を聞いていて初めて涙が出そうになりました。

この日の素晴らしい発言について、京都民報がすぐに全文を掲載してくださったのでみなさんにご紹介します。
まずはじっくりとお読み下さい。またこの部分を友人・知人に知らせて欲しいです。

2018府知事選/2・21府民大集会 福山和人さんの訴え(全文)
京都民報 2018年2月22日
http://www.kyoto-minpo.net/archives/2018/02/22/post-21675.php

福山さんの発言が胸を打つのは、彼が自分の行動の原点を自らの貧しかった幼少期からの体験におき、そこから貧しき人々、苦しき人々に限りなく近づこうとする姿勢が伝わってくるからです。
というのは福山さんは子どもの頃を振り返って思いだすのは、とにかく「ひもじかった」ことなのだそうです。
両親が離婚してお母さんがおらず、おばあさんに育てられたそうですが、貧しい長屋ぐらしで、おやつは朝の味噌汁のだしに使った残りのジャコだとか、おばあさんが裏庭で育てていたパセリだったそうです。

そばにあったお寿司屋さんのゴミ箱を漁ったことすらあったそうですが、その時、おばあさんにたしなめられた。正座をさせられたといいます。ゴミ箱のことは記憶にないのだけれど、この時のシーンだけは今でも覚えているのだそうです。
おばあさんは「武士は食わねど高楊枝!というんだ」と福山さんを諭したという。貧しさに屈してはいけないという教えを与えてくれたのですね。
おばあさんは「明治の女」で、けんかで負けて帰ると「もういっぺん行ってこい」とも言われたとか。福山さんにプライド高く生きることを教え続けられたのだと思います。

やがて大学を出て、司法試験を始められた時、そのおばあさんが認知症になられた。その頃はお父さんは再婚されていたそうですが、共働きだったので「おまえは家にいて暇だろうだから介護してくれ」と言われて2年間、しっかりお世話をされたそうです。
おばあさん、徘徊をされるようになり、やむを得ず家の戸のカギを高い所につけ、キーもとれないところにおいておいた。ところが夜になるとおばあさんは外に出たくて「出せ」とドンドンと戸を叩くのだそうです。
近所からたちまち苦情が来てしまう。それで福山さんはやむを得ずに夜中の二時三時からおばあさんの手をひいて町を彷徨ったそうです。わずか20歳をすぎたばかりのころの青年福山さんの思い出です。

これを聞いたのは堺町画廊でのことでしたが、このときに福山さんは言葉につまって天井を仰がれました。涙をこらえているのが分かりました。その時は辛い思いがよみがえったのだろうなと思いました。
実は21日のみやこめっせでの発言ではこのことに触れず、ひとこと「きつかったです」とだけ語られて、その後に弁護士になって多くの困った人を手助けしてこられたことを語られました。
そのたびに思ったのは「社会の仕組みがもうちょっときちんとしてたら、もっと未然に救われる人が多いのに」という感慨だったそうです。

さらに福山さんはある54歳の無職の男性が、86歳の認知症の母親の首を絞めて殺害してしまった事件のことを語り始めました。2006年のことでした。
男性の母親は父親が亡くなったころから認知症が出始め、事件の10か月前、症状が悪化して昼夜逆転、近所を徘徊するようになりました。男性は介護を優先するために昼間の仕事を辞め、介護をしながらできる仕事を探したけれど見つかりませんでした。
困窮して生活保護の申請をしましたが「あなたはまだ働けるから」と断られ、さらに苦しくなって追い詰められ、挙句に二人で死ぬ決断をしてしまいます。
以下、福山さんはまるで一人芝居でもしているように語り続けました。京都民報掲載の発言録からこの部分を転載します。

「自宅アパートの掃除をして、親族と大家さん宛ての遺書をテーブルに置いて、母親と2人で家を出ました。2人が向かったのは、三条京阪近くの繁華街です。そこには、男性がまだ子どものころ、親子3人で食事をしたことのある店がありました。
ここで、親子は最後の晩御飯を楽しみました。夜になって、2人はもう戻ることのできないアパートの近くにある河川敷にやってきました。2月初旬の寒い時期です。何時間かが過ぎました。
もうお金もない、もう生きられへんで、これで終わりやで、犯行直前に男性は泣きながら、目を覚ましたばかりの母親に語り掛けました。「そうか、もうあかんか。一緒やで、お前といっしょやで。お前はわしの子や。わしがやったる」。
母親のその言葉に意を決して首を絞めました。その後、男性は包丁で自分の首やお腹などを刺して、自殺をはかりましたが、死にきれずに倒れているところを通行人に発見されました。」

「もうお金もない、もう生きられへんで、これで終わりやで」・・・その言葉を発するとき、福山さんはまるで当の男性が乗り移ったかのように、唇をかみしめ、天井をあおぎ、絞り出すように語られました。
なんども涙をこらえ、己をおさえ、静かに二人の悲劇を語られました。会場中が引きずり込まれ、多くの方が涙せざるを得ませんでした。そうです。これが私たちがいま生きているこの社会の中で起こっている現実なのです。

このとき僕は堺町画廊で福山さんが涙をこらえて天井を仰いだ時の気持ちがより強く分かったように思いました。福山さんはご自分の体験とこの母親を殺すにいたってしまった男性の経験を交差させていたのでしょう。だから無性に悲しかったのでしょう。
福山さんはこの男性が、裁判で情状酌量され、懲役2年6月、執行猶予3年の判決を言い渡されるも、事件の日から8年経った2014年8月に琵琶湖大橋から身を投げて自殺されたことを語りました。
そしてこう語られました。「彼と母親の命をつなぐことはできませんでした。これは政治の責任ではないでしょうか。」

そしてそこから福山さんは「夢をつなぐ」「なりわいをつなぐ」「未来へつなぐ」「人をつなぐ」ことを自らが実現したい基本政策として語られました。
詳しくは京都民報に譲りますが、その中には「ストップ貧困京都宣言」や「中小企業振興基本条例」「原発再稼働反対」「国とのパイプよりも府民とのパイプ、風通しのよい府政の運営」などが含まれています。
要するに先に述べたような悲劇が二度と起こらないような温かく、優しい、思いやりのある社会をみんなの力で築いていこうと言うのです。その一つ一つの提案に心が躍りました。
何より僕は「この人となら実際に温かい社会が実現できるかもしれない。血の通った政治、愛のある豊かな政治が可能だ。世直しが可能だ」と感じ、本当に打ち震えました。
実はそのために自分の出番でかなり高揚して飛び出していきました。応援演説に立って、これだけ出馬表明された方に「煽られた」のは初めてです(笑)

福山さんを府知事に押し上げて実現したいことはたくさんありますが、やはり僕は何より関電に対し、株主として稼働停止を迫るとともに、原子力災害対策を府をあげて充実させていくことを提案したいと思います。
なぜならばいま、全国で動いているたった3基の原発のうちの2基が京都府の目前にある高浜原発であり、さらに関電がこの春に大飯の2基をも動かそうとしているからです。
京都府民にとってまさにこれこそが最大の脅威。だからこそ福山さんと、すべての命を守るための施策を積み上げたいです。

以上から僕は今回、全力をあげて福山和人弁護士を応援することに決めました!
京都府のみなさん。ぜひ一緒に福山さんを応援してください。全国のみなさんもぜひ一緒に応援してください。

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明日に向けて(1471)今日の保育は明日のわが町・わが未来!保育の問題をみんなで考えよう(京都市田中神社でのイベント案内です)

2018年02月22日 23時30分00秒 | 明日に向けて(1300~1500)

守田です(20180222 23:30)

再びイベント案内です。
前々回お知らせしたように24日土曜日に篠山市で広河隆一さんの講演会を行います。
僕は司会を担当し、講演の後に対談もさせていただきます。
あわせて広河さんの写真展も開催中です。詳しくは以下をご覧ください。

【広河隆一さん講演会+篠山市からの報告+守田敏也さんとの対談】
http://livedoor.blogimg.jp/newwind/imgs/4/8/48b6ddea.jpg

***

さて今回、より詳しくお伝えしたいのは2月25日日曜日に京都市元田中の田中神社で行うイベントです。
「京都の今とこれからを考える13 テーマは保育」という企画です。
京都華頂大学教授の藤井伸生さんにお話いただき、ディスカッションします。
あわせて「小さなマルシェ」も同時開催です。

主催は僕も参加している「ウチら困ってんねん@京都」です。通称「ウチこま」です。
このグループは2年前の京都市長選の時に本田久美子さんを応援して立ち上げた勝手連を継承したもので、あともう2年後に迫った次の京都市長選も見据えつつ、京都市で起こっているさまざまな問題にコミットすることを目指して立ち上げたものです。
「勝手連」から名前を変えるときに、SEALDsなど何かかっこいい名前にしようとみんなでさんざん知恵を練ったのですが、しっくりくるものは何も出てこず・・・。
そのときあるメンバーが「ウチら困ってんねんから、「ウチら困ってんねん@京都」でええんとちゃう?」と言い出し、「それだそれだ」「それがウチららしいは」と決まってしまったのでした・・・。
以来、12回に渡って京都で起こっているさまざまな問題に関しての企画を行ってきました。

そんな中で13回目の今回は、二度目の試みになりますが、子どもたちのこと、とりわけ「保育」のことにフォーカスすることにしました。
「保育園落ちた!日本死ね!」などの鮮烈な言葉でも知られるように、いまこの国は子育て環境がとても悪くなっています。
保育がしっかりしていないと親がきちんと働けないのはもちろんですが、それ以上に問題は親の権利とともに子どもの権利が保障されていないことにある。子どもたちが健やかに育っていく環境がきちんと整備されていないのです。
記事のタイトルに「今日の保育は明日のわが町・わが未来」としましたが、子どもたちが明るく育ってこそ、明日の私たちの町、そして私たち自身の未来も明るく豊かになります。

その点で保育の問題はけして子育て世代だけの問題ではありません。
保育や子どもたちへの政策がどんどん酷薄になっているいまの社会状態は、私たちの未来そのものを暗いものにしています。
だからこそ、子育て、あるいは孫育てに関わっている方だけでなく、多くのみなさんに、いま何が起こっているのか、とくに京都の保育事情はどうなっているのかをつかみに来てほしいです。
また子どもたちの今が明るくなるために、私たちに何ができるのかもみんなで考えたいです。

まずはこの問題のエキスパートである藤井さんにお話をいただき、その後にみんなで意見交換します。
ちょうど今は4月の京都府知事選挙も控えた時期ですが、立候補を予定している弁護士の福山和人さんも、あまり長い時間ではないですが駆けつけてきてくれて意見を語ってくれるそうなので楽しみです。

みなさん。25日は京都市田中神社にお越しください。
もちろん京都市以外の方も積極的にご参加ください!

小さなマルシェに出店していただけるみなさんと一緒にお待ちしています!

***

2/25 小さなマルシェ同時開催
京都の今とこれからを考える13 テーマは「保育」です!
https://www.facebook.com/events/422181644883265/

子どもはみんな 育つ権利がある
ほんで
保育を受けるのは 子どもの権利
そやし
楽しいて明日も行きとなる

保育所がささえてくれるのは
親の権利
そやから安心
そやから笑顔で暮らせる

けど いつまでも待機児童が
いっぱいやなんてヒドイ
これって市の責任やんな?

市はいつも人口減少とか
少子化てゆうてんにゃから
もっと保育所つくって
子育てできるようにせんと
もっと保育士さん増やして
大事にしたげんと

京都を
子育ての楽しい街にしよ
今日の保育は明日の京都やろ
藤井さんと一緒に
京都の保育をみなで考えよーさ!

同時開催 小マルシェ
買物コーナー おいしいコーヒー
噂のドーナツ

みなさんのお越しを待ってます!!

………………………………………
藤井伸生さんプロフィール
京都華頂大学教授
1956年岡山県津山市生まれ。京都保育団体連絡会会長。大阪自治体問題研究所理事。
近著に(共著)『ポイント解説子ども・子育て支援新制度』ひとなる書房、2015年。

マルシェ出店者
・カフェ ミーチョ(コーヒー)
・GINGA☆Bakery(ドーナップ)
・カフェあずき(スイーツ)
・ウメちゃんファーム自然農園(野菜)
・すみれや(乾物とおむすび)

2月25日(日)
マルシェ13:00-17:00
お話会13:30-16:30
交流会あり 17:00~
場所:左京区 田中神社 弘安殿
(東大路通里ノ前交差点御蔭通東入ル)
参加費:カンパお願いします
主催:ウチら困ってんねん@京都
問合せ:TEL 090-3704-3640

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明日に向けて(1470)アメリカ・トランプ政権の「核態勢の見直し」(Nuclear Posture Review)に強く抗議し、ただちに撤回するよう求めます!

2018年02月16日 16時30分00秒 | 明日に向けて(1300~1500)

守田です(20180216 16:30)

すでにご承知のようにアメリカ・トランプ政権は2月2日に「核態勢の見直し」を公表し、核戦略の強化を打ち出しました。許しがたいです。
これに対して僕も参加し、世話人を務めさせていただいている京都「被爆2世3世の会」と京都原水爆被災者懇談会の連名で抗議文をアメリカ大使館などに提出したのでここに全文を掲載します。もちろん僕の心もここにあります・・・。
なおこの文章の各国語訳を進めたいと思っています。すでに英語訳はできましたが他の言語への翻訳者を探しています。我はと思う方はぜひお力をお貸しください!

*****

アメリカ・トランプ政権の「核態勢の見直し」(Nuclear Posture Review)に強く抗議し、ただちに撤回するよう求めます!

2018年2月8日
京都原水爆被災者懇談会世話人代表 花垣ルミ
京都「被爆2世・3世の会」世話人代表 平 信行

アメリカ・トランプ政権は2月2日、「核態勢の見直し」(NPR)を公表しました。その内容は、核兵器廃絶を求める世界の大多数の人々の願いに真っ向から対決し、核兵器の強化で世界への影響力を一層強めようとするものです。私たちは人類を破滅の道へと導くこの危険な蛮行を断じて許すことはできません。

今回の「核態勢の見直し」の特徴は第一に、核弾頭の小型化と新型海洋発射巡航ミサイルの開発をめざしています。明確な核兵器強化策であり、再び世界を核軍拡競争の悪夢に陥れるものです。
第二に、核戦略の3本柱(大陸間弾道弾、潜水艦発射ミサイル、戦略爆撃機)すべてを維持し、さらなる近代化推進を強く示唆しています。
第三に、アメリカと同盟国への重大な戦略的非核攻撃のあった場合も ― すなわち通常兵器による攻撃であった場合も ― 核の使用検討を妨げないと公言しました。核兵器の使用制限を緩和し、核戦争に近づく危険性を厭わない姿勢です。
第四に、前のNPRでは核実験は行わないとしていましたが、今回は必要が生じた場合は再開もあり得るとしました。核実験による影響、被害も考慮の外に置く方針転換です。
第五に、国連の核兵器禁止条約への敵視と警戒感を露わにし、核不拡散条約(NPT)の定める軍縮義務に対してさえも逆行・後退の態度を示しました。「核抑止論」にしがみつき、世界を「力」と威嚇で圧しようとする態度です。
総じて、核使用の制限を大胆に引き下げ、多様な核兵器開発で核攻撃の選択肢を大きく拡げ、より「使いやすい」核攻撃態勢を構築しようとするものです。

昨年7月7日、122ヶ国という圧倒的多数の国々が国連の核兵器禁止条約を採択しました。200を超える国際NGOも参加するなど世界の市民運動も大きな貢献を果たしました。その功績を称え、一日も早い核兵器禁止条約の執行による核兵器完全廃絶を期待して、ICANにノーベル平和賞が授与されました。これが世界の世論です。これが世界の大多数の人々の進もうとしている大道です。
トランプ政権の「核態勢の見直し」はこの流れと願いにまったく逆行したあからさまな挑戦です。
私たちはアメリカ政府に強く抗議し、2月2日公表の「核態勢の見直し」をただちに撤回するよう求めます。
私たちは、アメリカも含めたすべての核保有国と「核の傘」に依存する国々が、核兵器禁止条約を真摯に受け止め、条約に参加していくことを強く求めます。
緊張関係にある北東アジア情勢も、圧倒的な核保有国であるアメリカが核の放棄、核廃絶への態度を明らかにした時、初めて根本的解決への道が切り開かれるのです。

トランプ政権の「核態勢の見直し」公表に際して、日本政府はこれを高く評価するとの見解を明らかにしました。人類史上初めて核兵器の実戦使用を被った国として、これまで世界の先頭に立って核廃絶を訴えると言ってきた日本政府は、その姿勢をも投げ捨てたといえる驚くべき見解です。
このような愚かな態度をとる日本政府に対して、私たち被爆者とそれに連なる者は悲しみをもって強く抗議をします。
そして日本政府こそ、唯一の核兵器使用国であるアメリカに対して「核態勢の見直し」を撤回するように正していく、そうした真っ当な政府であることを強く求めます。

以上

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明日に向けて(1469)原発からの命の守り方のお話を広瀬隆さん広河隆一さんと一緒に行います。その他の講演予定も掲載しています・・・。

2018年02月15日 17時00分00秒 | 講演予定一覧

守田です(20180215 17:00)

このところ講演小旅行が続いていてなかなか記事を更新できておらず、できても講演スケジュール案内が主で申し訳なく思っています。
それでもこれだけ多くの講演依頼が来るのはこの国の深部から新しい変革の波が起きている証だと僕は実感しています。
ともあれ一つ一つの講演で心を込めてお話し、この波を少しでも大きく育てたいと思っています。
ということで再び講演等のお知らせをお送りします。詳細も書き添えます。

***

2月16日 京都市北区

明日16日に京都市北区の白い鳩保育園ホールでお話します。
18時30分から20時30分まで。
企画の名前は「平和から府政を考えよう~子育てカフェ番外編~」です。

まず「いらんちゃ米軍基地 経ヶ岬Xバンドレーダー基地の今」というDVDを視聴。
そのあと僕が「原発の危険からいのちを守る府政を~日本列島の全原発が危ない~」というタイトルでお話します。

以下、チラシの案内です。
「京都府にはXバンドレーダーという米軍基地があり、隣接する福井には原発があります。一歩間違えば生活が脅かされる問題です。
今、これらがどんな状況なのか、京都に住む私たちは知っておくことが大切です。4月には京都府知事選挙がありますが、安心して子どもを育てられる京都に住み続けたいという親の思いを育てたいですね」

主催は福祉保育労白い鳩分会、新婦人北支部。
連絡先は電話0754932947 FAX0754935480 です。

***

2月17日 京都市中京区

17日に広瀬隆さんとのジョイント講演会に参加してお話します。
午後1時半から京都市のコープイン京都にてです。

広瀬隆さん&守田敏也さん~ジョイント講演会
https://www.facebook.com/events/368974836849823/

日 時 2018年2月17日(土)。13:30~16:45。開場13:00。
場 所 コープイン京都。アクセス→こちら。
主 催 京都脱原発原告団,ウチら困ってんねん@京都
協 賛 (株)デイズジャパン:フォトジャーナリズム月刊誌『DAYS JAPAN』を発行
賛 同 募集中(ただし,チラシ掲載は締め切りました。あとはWeb掲載)。現状は下に記載。
講 師 広瀬隆さん,守田敏也さん。
参加費 1,000円。ただし,大学生,原発事故避難者,障がい者は500円。高校生以下無料。
連絡先 吉田明生 09056602416 meiseiあっとpp.iij4u.or.jp。蒔田直子09037043640。

なおこれに向けて広瀬さんの新書の書評を書きましたので以下の記事をご覧ください。

明日に向けて(1466)『日本列島の全原発が危ない!』―書評・広瀬隆さん白熱授業
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/cbf4f5ee72a3e64946041ffa15787d1d
https://toshikyoto.com/press/2529

***

2月24日 兵庫県篠山市

24日に広河隆一さんを篠山市にお招きしての講演会があり、僕が司会を務めさせていただいて、後半で対談もさせていただきます。
これに先立って19日から広河さんの写真展も行われます。
以下は詳細です。

広河隆一氏写真展&講演会を開催します!
http://livedoor.blogimg.jp/newwind/imgs/d/0/d0358aa9.jpg

フォトジャーナリスト広河隆一氏を兵庫県篠山市にお迎えして、「チェルノブイリと福島~ヨウ素剤配布から見えること~」と題して講演会を開催させていただきます。
合わせて、講演会前には、篠山市役所本庁舎1階ロビー、そして篠山市民センター市民ギャラリーにおいて広河氏の写真展を開催させていただきます。
ぜひ多くの市民の皆様にご参集いただきたく、よろしくお願い申し上げます。

【広河隆一さん写真展】
と き:2018年2月19日(月)~2月21日(水)8:00~17:15   
但し、21日(水)は、展示会場移動のため15:00までの展示となります。
ところ:篠山市役所本庁舎 1階ロビー 兵庫県篠山市北新町41

と き:2018年2月22日(木)~2月24日(土)9:00~22:00
但し、24日(土)は、16:30頃までの展示となります。
ところ:篠山市民センター 市民ギャラリー 兵庫県篠山市黒岡191-1

参加費:写真展は、両会場とも無料となっております。
会場には自由に出入りできますので、ぜひこの機会に広河氏の写真を御覧ください。

【広河隆一さん講演会+篠山市からの報告+守田敏也さんとの対談】
http://livedoor.blogimg.jp/newwind/imgs/4/8/48b6ddea.jpg

と き 2018年2月24日(土)13:30開演(13:00開場)~16:30
ところ 篠山市民センター 2階 催事場1・2 兵庫県篠山市黒岡191-1
テーマ「チェルノブイリと福島~ヨウ素剤配布から見えること~」
講師  フォトジャーナリスト 広河隆一 氏
対談  広河氏のご講演の後、引き続き、篠山市の原子力防災の取り組みについての報告と広河隆一氏と守田敏也氏(篠山市原子力災害対策検討委員会委員)による対談が予定されております。
参加費 1,000円(前売券)・1,200円(当日券)但し、高校生以下の学生、児童のみなさんは、無料とします。
前売券取扱所 小山書店(篠山市)、よしだパン屋(丹波市)、みとき屋(南丹市)
前売券の販売につきましては、下記お問い合わせ先でも受付させていただきます。
メールまたはFAXに、氏名(代表者)、参加者数、ご連絡先(携帯電話又はメール等)の必要事項をお間違えのないように記載いただきご送付ください。
受付させていただきました方には、メール又はFAXで受付完了のご連絡をさせていただきますので、印刷などしていただき会場受付に当日ご持参いただき、前売券の料金をお支払いください。

託 児 講演会当日は、託児の準備をさせていただきます。
託児後お希望の方は、事前に氏名、お子様の年齢、人数、ご連絡先(携帯電話又はメール等)の必要事項をお間違えのないように記載していただき、必ず事前にメール又はFAXでお申し込みください。

主 催 広河隆一写真展・講演会実行委員会
協 賛 篠山市
後 援 丹波市・篠山市教育委員会・神戸新聞社・丹波新聞社

お問い合わせ:広河隆一写真展・講演会実行委員会
担当 中川政和 TEL090-1071-6724 FAX079-568-2399
mail newwind□nkgw.info(□を@に変えて送信してください)

***

以下は企画名とイベントページなどの掲載のみを行います。3月はとくに静岡県を駆け巡ることになりそうです。5日に神奈川県茅ケ崎市、10日に京都市でもお話します。

3月3日 静岡県焼津市

守田敏也さん講演会 安定ヨウ素剤ってなあに?~子どもたちの健康を守るための知識を持とう~
13時半から 焼津市魚市場会館2Fにて
https://www.facebook.com/events/157659041693335/

3月4日 静岡県静岡市

3.11福島原発事故からの教訓 安定ヨウ素剤ってなあに? 子どもたちの健康を守る知識を持とう!
午前10時から 静岡市西部生涯学習センター 第2・3集会室
https://www.facebook.com/events/396244317483956/

3月5日 神奈川県茅ケ崎市

「子どもの命を守るためにできること」
原発事故や頻発する自然災害から命を守るためのお話
午前10時から 茅ヶ崎市役所分庁舎6階コミュニティーホール
https://www.facebook.com/events/429053440831219/

3月10日 京都市下京区

守田さん、おしえて~  原発・ぼうさい 今どーなってるの?
午後2時から しんらん交流館
https://www.facebook.com/events/208727266371739/

3月11日 静岡県富士宮市

311を忘れない 原発災害からのいのちのまもり方
午後1時半 富士宮駅前交流センターきらら 2階集会室
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10213048270339754&set=a.3300903639751.2140616.1182740570&type=3&theater

なお3月12日に富士市での開催も検討中です。

以上、お近くの会場にぜひお越しください!

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明日に向けて(1468)世界との交流について、原発と戦争からの命の守り方についてお話します!(8日京都、10日福山、12日丹波)

2018年02月07日 17時30分00秒 | 明日に向けて(1300~1500)

守田です(20180207 17:30))

昨日、鹿児島より戻りました。長崎を経てきました。充実した旅でした。
報告はまたおいおい行います。

さて続けてまた講演を行います。8日京都市、10日福山市、12日丹波市と続きます。

まずは前日のお知らせで恐縮ですが、明日午前11時より、京都市左京区のカフェプリンツで第2第4木曜日に行われているファーマーズマーケットでお話します。
タイトルは「ピースフラッグ、海を渡る」です。
https://www.facebook.com/events/726825740856258/

ピースフラッグは京都のママさんたちが平和への願いを込めて作ったもの。
昨年夏より、世界に旅発つときにこれを持参し、仲良くなった方にプレゼントすることにしました。
平和の旗を携えてのヨーロッパの旅についてご報告します。

10日は広島県福山市でユダヤ人で「原発とめよう秩父人」に参加しているダニー・ネフセタイさんとジョイント講演をします!
これに向けて、チェルノブイリ原発事故とユダヤ人そしてドイツの脱原発の関係性をまとめました。(この部分は8日にも触れます)これも含めて、いま必要なことをお話します。

「原発のない平和な世界を子どもたちに」
https://www.evensi.com/%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%84%E5%B9%B3%E5%92%8C%E3%81%AA%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AB/242611747

12日は兵庫県丹波市で「災害や戦争からのいのちの守り方」のタイトルでお話します。
この間、「原発からの命の守り方」で語っていることに加えて、戦争からいかに命を守るのかについても触れます。
丹波市は篠山市のお隣の町。ここにもヨウ素剤配布などが広がるといいなあと思いつつお話してきます。
午後3時半からお話会ですが10時半から「ゆっくりマルシェ」が行われていて、その場でも12時半から1時過ぎまでミニトークを行います!

守田敏也さん講演会「災害や戦争からのいのちの守り方」
https://www.facebook.com/events/318694588616037/

以下、それぞれの詳細をお伝えします。

***

2月8日 京都市左京区

京都ファーマーズマーケット青空学校のお知らせ♪

「ピースフラッグ、海を渡る」
ジャーナリストの守田敏也さんは昨年夏、ドイツ・デーベルンでの反核サマーキャンプに参加され、さらに11月反核世界社会フォーラムinパリにも参加されました。今年の夏には、南仏で規模を拡大して反核サマーキャンプ

を行うことがパリで決まったそうです。いつも海外に行かれる時にはピースフラッグを持って行ってくださる守田さんのおかげでフラッグはヨーロッパにも旅立ちました。
原発のこと、種子法案のこと、米軍基地のこと、そういうことに反対をするのは、ただただ、日々家族や友人と美味しいものを食べて笑って支えあって仲良く暮らしたい、それだけの願いが脅かされるから。だけど日本の中

だけで考え行動していてもラチがあかないように思う。そんな時に思うのはいつも、「世界中に同じ思いの人がいるはずだ。」ということです。アメリカにも中国にも北朝鮮にも、そこで暮らしているのは私たちと同じよう

な願いを持った普通の市民。そんな人たちと現実的に繋がっていく試みを、守田さんは始められています。前回の浦田沙緒音さんのお話に引き続き、今回も守田さんの旅のお話を伺います。日々の暮らしを大切にするために

世界とつながろう。
どうぞお気軽にご参加くださいませ。

2月8日(木) 11:00〜12;00
京都ファーマーズマーケット室内会場にて(カフェプリンツさん店内)
参加費:カンパ制
(カフェプリンツは叡山電車茶山駅からすぐです)

*****

2月10日 広島県福山市

福山市にダニー・ネフセタイ氏と守田敏也氏をお迎えし
「原発のない平和な世界を子どもたちに」というタイトルの講演会を開催します。

主催は野田和則さん。
ラカサデトドスも企画に協力しこちらのイベントページを管理させていただきます。

内容
日 時 2018年2月10日(土)
開場 13時30分 開始 14時 終了 16時40分
場 所 福山市神辺文化会館 小ホール
広島県福山市神辺町川北1155-1
参加費 一般 1000円 中・高・大学生 500円 小学生以下 無料
定 員 先着260名
その他 無料駐車場 託児対応

講師紹介
ダニー・ネフセタイ氏
1957年イスラエル生まれ。
徴兵制によりイスラエル空軍に3年間所属。退役後、アジア各地を旅し来日。
自国を外から見つめ平和、人権、そして原発に関する問題に携わる。
権力、様々な情報、状況に対し冷静に向き合えるよう自らの体験を通じ執筆、 各地で講演。
埼玉県秩父に「木工房ナガリ家」を開設。 注文家具などを作製、 社会性オブジェ創作に従事。

守田敏也氏
1959年生まれ。京都市在住。
同志社大学社会共通資本研究センター客員フェローなどを経て現在はフリーライター。
2012年より兵庫県篠山市原子力災害対策 検討委員会委員。
原子力政策研究、環境問題、平和問題に携わる。
厳然としてあり続け、将来に渡る危機に真正面から向き合い放射線防護などの執筆、講演を国内、ヨーロッパなどで実施。

***

実は私達の命、尊厳、安全といった根本的なことが相当ないがしろにされている、ということが意識できにくい、危機感を持ちにくい状況に、疑問や不安を持ちました。
お二人のお話は得るものが大きく、本当に大切なことを、わかりやすく伝えて下さいます。
幅広い世代の多くの方々のご参加を、心よりお待ちしております。
主催 野田和則

こちらのイベントページに関するお問い合わせは…
野田和則 09031783753
橘高賀代 09011851811
予約は必要ありませんが定員がありますのでご参加確定の方はご連絡いただいたほうが確実にお席をご用意できます。
沢山の方のご参加をお待ちしてます。

*****

2月12日 兵庫県丹波市

とき  2月12日(月)振替休日  15時半~
ところ 丹波の森公苑多目的ルーム
参加協力カンパ 800円(高校生以下無料)
主催 「守田さんのお話しを聞く会}
共催 「NPO法人バイオマスフォーラムたんば」 
   「ぐるぐるマルシェ実行委員会」
   「地球とともに暮らす会」「ピースたんば」
タイムスケジュール
15時半~ 守田さんのお話し(休憩ティータイムあり)
17時~  質問タイム
17時半 講演会終了  
講演会終了後に希望者で懇親会をします。
(要予約、参加費千円 軽食と飲み物)

10時半から15時半までは同じ会場で「ぐるぐるマルシェ」をやってます。オーガニックな食べ物や雑貨、コンサートなどなど、詳しくはぐるぐるマルシェのイベントページを見てね
https://www.facebook.com/events/421588734923468/

「ぐるぐるマルシェ」との協力企画で、守田敏也さんの講演会をやります。テーマは「災害や戦争からいのちの守り方」です。
いつ起きるともわからない災害。原発事故。近隣諸国もなんだか緊張が高まっているみたい。ついつい不安になるけれど、これから私たちどうしたらよいのか、時々ほんとにわからなくなります。守田さんのお話しは、そん

なわたしたちにいろんなヒントをくださると思います。守田さんは篠山市原子力災害対策検討委員をされていて。篠山市が全国さきがけて安定ヨウ素剤の各家庭への事前配布の実現に尽力されました。安定ヨウ素剤のこと、

防災のこと、そのほかもりだくさんの内容ですがわかりやすくお話ししてくださいます。子どもさんが遊べるコーナーも用意していますので、どうぞお子様連れでお越しください。オーガニックカフェもあります。お茶を飲

みながらゆっくり講演会をお聞きいただけたらと思います。

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明日に向けて(1467)危険な川内原発と私たちはいかに向き合うのか(鹿児島に行ってきます)

2018年02月01日 17時30分00秒 | 明日に向けて(1300~1500)

守田です(20180201 17:30)

明日2日の朝から鹿児島に向かいます。講演などのためです。
明日は鹿児島空港で反げんぱつ新聞の末田一秀さん、ぶんぶんフィルムズの鎌仲さん、岩田さんと合流し、末田さんのご案内のもと、川内原発を視察してきます。

実は3日に鹿児島県や川内原発周辺自治体による合同の避難訓練が行われます。
概略を示している薩摩川内市の広報をお知らせします。
https://www.city.satsumasendai.lg.jp/www/contents/1512710873254/files/317-16-17.pdf

これにむけて脱原発鹿児島フォーラムと原水爆禁止鹿児島県民会議のみなさんが監視行動に取り組まれます。
末田さんもこれに参加されるために関西から鹿児島入りされるのですが、僕はたまたま3日に鹿児島県教職員組合のみなさんに講演に呼んでいただいていたこともあり、それならとこの行動にも合流させていただくことにしました。
このため明日の夜は以下の講座にも参加します。

第24回脱原発講座(川内文化ホール)
午後6時から7時15分

ここで末田さんがご講演されるそうで、僕も一言コメントさせていただけることになりました。ありがたいです。
この講座の後に、翌日の行動の打ち合わせ会議もなされます。

集まったみなさんは翌日早朝から車に分乗し、あちこちの訓練会場に向かわれますが、僕は鹿児島市に向かい、午前中に教員組合の方たちが設定してくださった会で講演します。
組合員向けのクローズドな会ですが、先生方としっかりと川内原発と被曝の危険性をシェアしてきます。
その後、午後にどこかで監視行動に合流します。末田さんが手配をしてくださっています。

毎回のことなのだそうですが、鹿児島県は直前まで訓練の概要を発表しないそうです。
今回もようやく1月25日にプレスリリースがされましたが、ネット上からは探しにくい。それで昨年11月に出されていた計画概要(検討案)を示しておきます。

平成29年度鹿児島県原子力防災訓練の概要(検討案) 
H29.11.15 原子力安全対策課
http://www.pref.kagoshima.jp/aj02/documents/61571_20171114195004-1.pdf

県原水禁と脱原発鹿児島フォーラムは1998年から毎年監視行動に取り組んでこられています。
末田さんも招かれて、2004、2006、2007、2012、2013、2015、2016年度の監視行動に参加されたそうです。
以下からその報告がご覧になれます。
http://ksueda.eco.coocan.jp/kunren0.html

この行動を終えて4日に「ストップ川内原発・311鹿児島実行委員会」主催の講演会でお話します。
「原発からの命の守り方―原発から50キロの自治体で安定ヨウ素剤の配布が始まった。兵庫県篠山市の実践を検証する―」というタイトルです。
午後2時から鹿児島県歴史資料センター黎明館講堂にてです。詳しい情報は今回の記事の最後に貼り付けておきます。

川内原発の危険性は上げればきりがないほどですが、この間論じてきたことから言えば、中央構造線のすぐそばに位置していることが何といっても一番の脅威です。
しかもすでにこの近辺で2年前に大きな地震が起こっています。益城町を震源とする熊本・九州地震です。

このとき一番激しい揺れに襲われた益城町の地震計が壊れてしまっているのですが、それでも少し離れたところで1580ガルという揺れが観測されています。
これに対して川内原発の基準地震動、つまりこの地震までは耐えられる・・・という値は620ガルしかありません。
もし益城町を襲ったのと同じ規模の地震が川内原発を襲ったらもたない可能性があります。

その場合の事故は破局的になりうる。なぜかと言えば制御棒を挿入して核分裂を止めることができないかもしれないからです。
福島第一原発事故ではまだしも制御棒の一斉挿入(スクラム)により核分裂だけは止めることができました。
それでも崩壊熱を出し続ける炉内の燃料を冷却できずにメルトダウンにいたり、大規模な被害が出たわけですが、制御棒が入らなければもっと大きく、破局的な事故になってしまう可能性があります。

私たちがしっかりと見据えておかなくてはならないのは、その原発がこの日本列島の主要な島々の一番西にあるということです。
地表を舞う風はいろいろな方向に吹きますが、上空には偏西風が吹いています。台風の進路を考えれば一目瞭然のごとく、ここから風に乗った放射能は日本列島を横断していく可能性が極めて高いです。

また海に落ちてもそこには黒潮など列島に沿って流れる海流があり、そのまま列島周辺を放射能が北上していくことになります。
海の幸に壊滅的なダメージが出ることは免れないし、福島原発事故でまだしも軽い被曝ですんでいる西日本が決定的な被害を受けることにもなります。

その意味で川内原発の危険性は、単に鹿児島県や九州の人々、周辺の人々のものだけでなく、この列島に住まうほとんどの人々に迫ってきているものなのです。
だから私たちは、この危険性を、自らのものとしてとらえ、向き合うことが大切です。
またこの危険性と向き合い、監視し、止めようとしてきた現地の方々の奮闘をみんなのものとしていくことが大切です。

以上から僕は今回の行動で、篠山の経験などをお話ししつつ、同時に鹿児島のみなさんのこれまでの奮闘に学んで来ようと思います。
充実した数日を過ごしてきます!

なお4日の講演会の案内を貼り付けます。お近くのみなさん、ぜひご参加下さい。
情報拡散にもご協力ください。

****

「原発からの命の守り方―原発から50キロの自治体で安定ヨウ素剤の配布が始まった。兵庫県篠山市の実践を検証する―」
http://kagoshimashukai.chesuto.jp/

講師 守田敏也さん(兵庫県篠山市原子力災害対策検討委員)

 日時 2018年2月4日(日)13:30開場 14:00開演 16:00終了
 場所 鹿児島県歴史資料センター黎明館 講堂
    (鹿児島市城山町7-2)
 入場 500円(予約不要)

*少なくとも、原発が動いている限りは、安定ヨウ素剤くらいはさっさと配布してほしい。これは、ごく自然な思いではないでしょうか。
鹿児島では30キロ圏でさえ、なかなか配布が進まない中で、原発から50キロの兵庫県篠山市では、配布が始まっています。
市の原子力災害対策検討委員会の委員を務める守田敏也さんに、お越しいただき、そのあたりのことを直接お聞きしたいと考え、2/3原子力防災訓練が実施されるのに伴って、急きょ、講演会を企画しました。
拡散いただければありがたいです。

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