守田です(20240728 22:30)
● 三田茂医師講演を動画をご覧下さい
岡山の三田茂医師講演の全文文字起こしの4回目をお届けします。まずは動画をご紹介します。
ここでは56分38秒から1時間14分37秒までを掲載します。
なお今回の部分は、三田さんが『被爆二世・三世健康調査アンケート結果報告書』(京都「被爆二世・三世の会」作成)を手に読み解きを行って下さっていますので、これが手元にあった方が理解しやすいです。以下から入手できます。
『被爆二世・三世健康調査アンケート結果報告書』
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三田茂医師講演 「原爆ぶらぶら病」と『能力減退症』=被爆者と『新ヒバクシャ』その類似性、共通性ー被爆・被曝の新しい理解・病悩の解決の可能性 全文文字起こし その4
◯冷え性、風邪にかかりやすくケガがしやすくともに治りにくいなどー続・読み解き『被爆二世三世健康調査アンケート結果報告書』
「6」冷え性、暑がり、多汗症
次、「6」、14ページの真ん中ぐらい。「冷え性、暑がり、多汗症」と書いてある。
実は僕はこれを見てちょっとびっくりしました。「汗をすごくかきやすい」と言うのは『新ヒバクシャ』にもある訴えなのだけれども、こんなにたくさん書いてあるとびっくりですね。だからやっぱり二世の方は、こういう人がすごく多いのだろうなと思った。これはだけど、医学的に判断すると自律神経症状ですね。自律神経の暴走したような症状だと思います。
ホメオスタシスを一定に保ちたいのだけれども、暴走しているから、なんかやけに汗をかいてしまったり、衣服が濡れてしまったりするというような、そういう状態なのではないでしょうか。
アレルギーが本来は異物を排除するという、合目的な働きであるけれども、反応が強すぎて暴走すると、鼻水が止まらなかったり、くしゃみが止まらなかったり、もっと悪くなるとアナフィラキシーか、死んじゃうとこまでいく、暴走する。それと似たような、まあこれは死にはしないでしょうけども、自律神経症状の暴走という点でこれは⑤でしょうね。いろんな工夫が必要だと思う。だから④みたいになにか病名を付けようと思うと、治療には結びつかない。⑤として扱うべきだと思う。
「7」風邪にかかりやすく、治りにくかった
15ページの下から3分の1、「風邪にかかりやすく、治りにくかったこと」。
太字のとこ飛ばして、「風邪は季節の変わり目には必ずかかり、回復に多くの時間がかかる」。この回復には多くの時間がかかるというのは、まあ『能力減退症』的です。とっても『能力減退症』的です。
3行飛ばして「39度から40度の高熱が出る」子どもね。原因の分からない発熱。インフルエンザでもない、風邪がこじれているわけでもない。肺炎でもない。疲れると高熱が出るというのも『能力減退症』の訴えです。
子どもが幼稚園で、小学校で、運動会の練習が3~4日続くと熱が出ちゃう。診察をしてもどこにもその陽性所見がない、ただ熱が出ただけ。「1日休みなさい」と言って休むと、翌日には熱が下がるから行って、運動会の練習をするとまた熱が出る。3日休ませると熱が下がる。だから疲れが熱を呼ぶと言う状態かな。⑤だと思います。
15ページの一番下。
「予防接種で発病」と書いてあるけど、発病ということはないと思うのだけど、発熱とかだるさ、感冒様症状ね、風邪のひどいみたいのが、これを「インフルエンザにかかった」と言う人もいますけれど、そういう症状が出る。
これもみんなに起きることではない。コロナのワクチンもみんなそうですけれども、敏感な、高感度体質の人は、こういうのを、気をつけなくちゃいけない。だから、そういう人たちには特別に気を遣ってあげないと、鈍感な普通の人と同じように扱ってはいけないと言うのが僕の考え方です。⑤。
16ページ6行目。
「幼少時から今でも」と書いてあるけど、「風邪をひくと厄介で」、次の最後、「微熱が1週間以上続く」。微熱にせよ1週間以上続くのを風邪とは言わないですよね、普通はね。だから、風邪としての治りかたではないという点で⑤。これもあとで『能力減退症』のところでは同じような話をします。
「8」風邪の症状が気管支炎や副鼻腔炎につながることがとても多かった
16ページの一番下の「8」。
「風邪の症状が気管支炎や副鼻腔炎につながることがとても多かった」と言うのですけれども、これは気管支炎とか、副鼻腔炎、副鼻腔炎というのは蓄膿症だけれど、こういう診断がついているわけです。ですから、きっちり治療をするというのが第一条件で、では風邪を引くとみんなが気管支炎になって、みんなが副鼻腔炎になるのかというとそうではない。これは311の前でも、そういう子たちはいる。年がら年中鼻たらしの子って言うのは、僕は30%ぐらいはいるのではないかと思う。被爆と全然関係ない話ですよ、これはね、そもそも。
小学校に上がって10歳、11歳になるとみんな鼻づまりが取れてくる。中には大人まで引きずってしまう人もいるけれども、だから、小さい時の鼻水のある子というのは、「ちゃんと小さい時に診てあげないと、大きくなってからも鼻水が残るよ」と言って治療していますけれども。まあ、そういう体質的なものがべースにあって、気管支炎・副鼻腔炎になりやすい。ただだから④なのですけど、ただ被曝が関係していると、「能力減退症」が非常にこういう状態を引き起こしますから、だから④と⑤の合わせ技で治療していくと言うのが大事なことかなと思います。
17ページ下4分の1ぐらいのとこかな。
たびたびたくさんの鼻血が出たというところです。2行飛ばして、後ろの方で、「外に出かけられない時もあった」。これおかしいですよね。
その次の行、「中学時代、毎朝1~2時間程、洗面器が真っ赤になるほど(鼻血が)出た」と。これもおかしいですよね。鼻血が出ることは、小さいことかもしれないけれど、これはおかしいと思う。
これは副鼻腔炎が半分ぐらい。④。慢性副鼻腔炎の人って鼻血がすごく出やすいので、これも半分ぐらい。副鼻腔炎として鼻血が出た。「鼻血ぐらい大丈夫だよ」で終わらせるのではなくて、「鼻血が出た、副鼻腔炎があるのだったらちゃんと治療したほうがいいよ」。ここはちょっと別れると思う。
それから、自律神経由来の敏感さ、過敏な状態というのが半分ぐらい。だから、これもこういう理解があれば④+⑤でかなり改善する状態ではないかと思います。
「9」めまいや吐き気、頭痛
大丈夫ですか?次の18ぺージ。これでも相当絞ったのですけれども。やりたいようにやると5時間ぐらいかかってしまうので。だから、「私の言ったことが聞いてもらえない」と言う人、すいません。代表的なものだけやっています。
18ページの「9」。「めまいや吐き気、頭痛」。
ここはちょっと難しくて面白いとこですね。
5行目、「ほんの一瞬視界が歪む」。それから真ん中よりちょっと下のところ。
「時々」というやつ。過労気味の下ね。「時々見えるもの全てが白っぽくなることがあり、しばらくすると元に戻る」。なんか変わった症状ですよね。
下から3行目、「仕事中に突然頭の中が真っ白になり、何をしているのかと不思議に思った」、ね。変わった症状と思うけれど。
23ぺージを見てください。
上から3分の1のぐらいのところ、「いまでも」というやつね。「いまでもよくぶつかったり手に何かを持ったら落としたりする。機能がずれている感じ。距離感を間違える」。
実はこれ311の後によく子どもたちであった訴えなのです。同じようなことを言っていました。
それから、27ページの下から7行目かな。「小学校の時の」ってやつ。
「小学校の時の目のチカチカ」。これは僕もこれだけ聞くと、もしかしたら片頭痛ですね。片頭痛と言うのは、頭が痛いって言う事ではなくて、医学的な片頭痛です。「マイグレイン」という病気ですけど、片頭痛のアウラ=前兆としての閃輝暗点(せんきあんてん)、閃輝暗点というのは視野がキラキラして、段々こう視野が狭まって来て、パッと開けると頭痛が2~3日続くというのが典型的なのだけれども、そうではない。
閃輝暗点にはいろいろなパターンがあるということが、最近になって研究がどんどん進んでいますから、そういう④的な対応があり得るのではないかと思う。④と言いきっているわけではないですよ。そういう対応があり得ると言うことです。
それから、42ページのちょうど上から3行目。
「目をつむると光が走る。星が目の周りに出たり、光が走ったりする」。これもちょっと閃輝暗点的なところもありますが、ちょっとあとで続きを言います。
それから、47ぺージの55番さん。下から2行目。
「運転中に後ろを振り向いたとき、目の前が黒くなり意識がなくって事故を起こして、病院で意識が戻った」。
このへんが一連の同じようなことなのではないかなと、僕は感じるのですよね。その、感じるというのは、医師としてどうやってこれに診断を付けて、どうやって治療していこうかなと言った時に、このへんは同じように感じる。
まず、その一時的な低血圧のような状態というのが、この人は起きてないのだろうか。不整脈をはじめとしてね。脳の問題と言うよりは不整脈やなんかで一時的な低血圧が起きるので、それはどうだろうかという事は診ないといけない。
それから、やっぱり一番ふっとこれを見て疑うのは、けいれん性疾患ですね。けいれん性疾患って、てんかんの事です。てんかんと言うと、白目をむいてのけぞって、がくがくがくがくして、泡を吹いて倒れるというね。これがてんかんの中でごく一部の「グランマール」と言う「大発作」という症状の事で、てんかんってもっといろいろなことがあります。突然、一点を見つめて動かない。体がパタって動かなくなって、何秒かして続きが動き始めるとか、それから老人などで、「ちょっとボケて来たんじゃない?」ということが、実はてんかん発作だったりする事もあると言われている。
僕はこういうてんかんの専門家ではないので、これ以上深追いしないけれども、こういう事と言うのは、さっき言った不整脈をはじめとする低血圧状態、それから、てんかん、けいれん性疾患、このへんの④としての調べをちゃんとした上で、残った部分をどう考えるかと持っていくべきなのかなと思いました。
「10」ケガをしやすく治りにくかった
それから19ページの「10」。
「ケガをしやすく治りにくかった」。6行飛ばして、「怪我をすると膿んでしまう。化膿してなかなか治らない。かさぶたができてもその下がグチュグチュ」。
下から4分の1ぐらいのとこですけど、この「グチュグチュしている」と言うのと「傷口の皮膚の再生力が衰えている」。一言で言ってこういう事ですね。傷口の皮膚の再生力が衰えている。もう『能力減退症』の訴えそのもの。みんなこう言っている。
赤ちゃんがおむつかぶれになりました、東京で。「もう4週間治療している、あっちこっちに行っている、治療を代えているけど治りません」と言って岡山に来た。せっかく岡山に来たのだから僕は「なにもしなくても治るよ」と。「もう何もしないで様子見て」と言ったらば、3日経って来た時にきれいに治っている。
汚染地から非汚染地に移動すると、皮膚の治癒力が良くなります。「カサブタができても」と言うのはね、やっぱり経過と言うのがあるわけですね。ケガをして欠損するわけでしょう。皮膚、それから皮下組織が断裂して欠損する。ペタっと張り付いて終わるわけではないですよね。やっぱりそこには炎症と言うのが必要です。熱をもって、赤くなって腫れて、痛みが出て、そうやって治っていくのですよね。そういう経過がないとやっぱり治れない。
だからそういう経過が、次から次に起きてくれればいいのだけれども、次の段階に移れないといつまでたっても治らない。そういう事です。⑤。これは良くできると思う、こういうのは。傷の治りが良くなったというのは『能力減退症』を治療した人たちの大きな喜びですよね。(1時間9分8秒まで)
「11」胃腸が弱く、深刻な下痢になるなど、トラブルが多かったこと
次の20ページ「11」。
「胃腸が弱い方が多いのも特徴」。「突然下痢が始まり、トイレが間に合わずに失禁してしまった」と書いてあるね。下から4分の1か3分の1ぐらい、「小さい頃から」というとこ。分かります?「小さい頃から胃腸が弱く、下痢と腹痛に悩まされ、長時間の仕事は建物内(すぐトイレに行ける)、長時間移動はトイレ付き車両(東海道線)などが望ましい。出張や旅行は不安であった」。
これはちょっと聞くと「過敏性腸症候群」ですよね、④。純粋に④なのか⑤がらみの④なのか、ここは問題だと思うけれども。
過敏性腸症候群というのも、一言で言うけれどもいろんな病態があると思いますから、「過敏性腸症候群とはこの薬ね」という、そういう単純な話ではないですね。いろいろ心理的なサポートが必要だったり、いろんな助言が必要なこともある。体に良いと思って、お腹に良いと思って繊維質ばかり摂って治らない人もたくさんいる。変な売ってる「何とかドリンク」を飲んで治らない人も沢山いる。だからそういうところからやってあげると、こういうのはね、コントロールできると思う。ちゃんと電車に乗れる。会社にも行けると思います。
その次のページの3分の1ぐらいのところ。「こんな経験をお持ちの方もおられます」というところですけれど。
「小学校の高学年の頃から急性の下痢があらわれるようになって、原因は両親の口喧嘩である」と。まあこのストレスである、ここまでは過敏性腸症候群でいいんじゃないかと思う。④でね。
次の行。「父親の体調が優れず、農作業を休みがち。母親がヒステリックになり金切り声で詰め寄ることがこの人のストレスなんだ」と言うことを書いてあると思います。
ここの下にも、お父さんの体調が優れないのは、「ぶらぶら病」なのではと書いてある。
僕もそうだと思いますけれども、お母さんがヒステリックになるのも、『能力減退症』なのではないかと思う。お父さんは働けないのですよ。お母さんは堪えられないのですよ、それが。だから、なんとか受け入れてあげるだけの余裕が、お母さんにないのだと思う。それで、もうしょっちゅう言い争いをすると、子どもがこういうふうになってしまう。だから、この話もちゃんと⑤としての治療をしたうえで、④に行けば、これは治せるのではないかと読みました。
「12」歯のトラブルを抱えてきたこと
21ページの下から何行目か。
「12」、「歯のトラブル」というのが、僕は歯科医ではないので、下手なことは言いません。ただ、これについて実は僕の親友が東京にいるけど、そこはちょっと問題ですけど、その歯科医の友だちにこれを見せました。それで彼が、大学の教授クラスの人に聞いてくれましたけど、僕もだいたい似たような感じなのだけど、「起きてることは不思議じゃないね」と言います。不思議じゃないねという事は大体④、病名なりなんなり理由が付けられると言ってる。ただ、「その頻度がどうなのか、背景がどうなのかについての事が書いてないのでよく分からない」というね。
多分その歯科的な診断が付くのではないかと思うのですよ、名前は。だから対応もそれなりにあると思うけど、そういう事が起きてしまう原因が、もっと深いところに何かあって、もしかしたら⑤的なものもあるかもしれないです。
彼は「歯磨きの習慣がどうだったのかとか、タバコを吸うのかとか、そういうことぐらい聞かないといけないね」というから、まあ、今度アンケートをやる時にはね、彼の意見もちょっと聞いてみたいと思います。
「13」目が弱く極端にまぶしさを感じるなど、トラブルを抱えてきた
22ページの「13」、「目が弱く極端にまぶしさを感じるなど、トラブルを抱えてきた」。
次の行の後ろの方。「誰も気にしてないのにまぶしい」。次の行の後ろの方、「光が目に飛び込んでくる」、1行飛ばして、「太陽の光がまぶしく感じる」。その次の行、「目が開けられないくらい辛い、サングラスを使っている」というね。
それでこれは④かなと思います。HSPと言うの。HSPって、あとでもう少し触れますが、Highly Sensitive Personと言うのですけれども、とっても敏感な人たちが、人口の10数%いると言われています。
残念ながら医学ではそういう事は相手にしていない。Highly Sensitive Person というのは心理学の分類なのですね。だから、医者に言ってもなかなか分かってもらえないけど、こういう敏感過ぎて、音に敏感、それから視覚が敏感、肌触りが敏感、においに敏感、味に敏感、感じとっちゃうから、相手が何を考えているかも感じられちゃう。第六感的な霊感みたいなものが強い人たちの事をHighly Sensitive Person って言いますけれど、そういう考えを入れていけば、こういうのには対応しやすいかなというように思いました。(1時間14分37秒まで) 続く
#三田茂 #京都被爆二世三世の会 #原爆ぶらぶら病 #能力減退症 #新ヒバクシャ #高感度体質者 #ケガが治りにくい #風邪をひきやすい #HighlySensitivePerson #胃腸が弱い
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とても貴重な講演なので全文を文字起こししていますが、かなりの労力をかけています。本来これは国などの行政機関が責任をもって公的資金で行うべきことですが、それがなされない現状で手弁当で作業を進めています。
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守田です(20240727 08:30)
● 『原発からの命の守り方2024』を読む会を始めます
にょきにょきプロジェクト主催のBOOKを読む会、今回は『原発からの命の守り方2024』を使い、原発のあんなことこんなことをしっかり学びます。
これに参加すれば、原発のことが基礎から最新情報にいたるまで、かなりしっかりつかめます。「原発のことをどこかでしっかり学ばないと。でも忙しくて時間がとれない」とか思っているあなたにうってつけの講座です。
リアルタイムで参加できないときも、後からもう一度学びたいと思う時も、アーカイブもお届けするのでそれをご覧になれます。ぜひご参加下さい。
第1回は8月3日午前10時半から。zoomでの開催で、その後隔月(偶数月)第一土曜日午前10時半から行います。全5回です。
とにかく原発を止めるために必要な点を、みんなでつかみます。
大好評だった『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』も適宜使用。楽しく原発のこと、放射線被曝のことを学びましょう。
Facebookのイベントページも作りました。画像をクリックして下さい↓↓↓
お申し込みは以下から
https://forms.gle/m8sgasA8GmPVtJiJ7
● 原発と放射能について、今一番大事なことを分かりやすくまとめました
とくに大事だと思うのは以下の3点
(1) 「原発に展望がないことをしっかりと見極める。
そもそも技術的な難問を超えられておらず、安全性が確保できていません。核燃料サイクルの夢ももう終わったので、原子力政策はオワコンなのです!
(2) 民衆に力があることをもっと強く自覚する
福島原発事故後、私たちは21基の原発を廃炉に追い込み、輸出も1つもさせませんでした。もっと前を考えると能登半島珠洲原発だって民衆が建てさせなかった。実現してきたことはいっぱいなのです。力がないと騙されちゃダメ!
(3) 被曝の事実ともっと深く向き合う
一方で残念ながら放射能の被害は深刻に広がっています。福島だけでなく首都圏、とくに東京の汚染も深刻です。この現実としっかり向き合ってこそ、未来の明るい展望が拓けます。この厳しいことにもみんなで立ち向えば怖くありません!
守田講演スライドより
● テキストは無料でダウンロード可能
以下からこのBOOKを入手して下さい。
『原発からの命の守り方2024』
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● 『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』は以下から入手を
『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』
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https://onl.bz/qKRSYkW
● 参加代金は別表をご覧下さい
1回1000円ですが5回まとめると3500円
またにょきにょきプロジェクトの各種コースに参加すると無料、ないし割引適用になります。
詳しくは以下をご覧下さい
https://toshikyoto.com/press/8764.html
ともあれまずは1回目にご参加を!
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#原発からの命の守り方 #にょきにょきプロジェクト #守田敏也 #にしむらしずえ #下澤陽子 #放射線副読本すっきり読み解きBOOK #原子力政策はオワコン #原発は止められる #放射能被害の広がりと向き合おう #核なき未来へ
守田です(20240727 06:00)
● ともにキャンドルビジルを行おう
このところ8月6日広島、9日長崎の日に核の犠牲者を追悼するキャンドルビジルを行って来ました。京都市三条大橋にてです。
今年もまた行います。6日、9日午後7時から8時です。
Facebookのイベントページを立ち上げたのでご紹介します。
(画像をクリック↓↓↓)
どちらか1日でもご参加可能な方、ぜひ「参加」をクリックして下さい。
主催は京都「被爆二世・三世の会」です。
なお全国から思いを寄せて下さるみなさんのため、LIVE配信も行います。
といっても静かに立つのみの行動なので、人が集まって来る7時半ぐらいから短く行います。この時間、ビジルを共にされて下さい。
● すべての核被害者に思いを寄せたい
この日、私たちは、できるだけたくさんの方と共に、広島、長崎に想いを馳せたいと思います。
さらに同じ1945年の7月16日に、アメリカニューメキシコ州で行われた人類初の核実験の犠牲者や、広島、長崎で大量殺りくの後に繰り返された太平洋の島々を始めとする核保有国の実験場とされた地域での犠牲者にも心を寄せます。
写真はいずれもキャンドルビジル20230806より 守田撮影
また私たちは、核兵器製造工場の事故で被爆(被曝)した人々、スリーマイル、チェルノブイリ、フクシマをはじめとした原発事故や原発労働で被爆(被曝)した人々、ニューメキシコ州チャーチロックでの鉱滓ダム決壊事故をはじめ、ウラン鉱山関連で被爆(被曝)した人々や、世界各地におけるウラン採掘関連で被爆(被曝)した人々など、あらゆる核の犠牲者のことを思い、静かに立ちます。
● 立つのは6,9日午後7時から1時間
両日とも開始時刻の午後7時少し前から三条大橋の東側のたもとにお集まりください。
1時間立ちますが、もちろんどちらか1日のご参加も大歓迎。その場合もFacebookイベントページの「参加」を押して下さい。
ただしイベントページは6日午後7時から9日午後8時までの設定としました。
実際に立つのは6、9日の午後7時1時間ずつですが、6日から9日まで、みなさんと追悼の思いをシェアしたいと思いこのように設定しました。
なお三条大橋は補修工事がなされて歩道が広くなりました!昨年は工事中で、橋の上に立つことを遠慮しましたが、今年は例年のように橋の上に広がることができます。ぜひお誘い合わせの上、ご参加下さい。
● それぞれでプラカードをご持参下さい
キャンドルは60本ぐらい用意します。それぞれでプラカード・バナーなどご持参ください。
核の問題にとどまらず、あらゆる戦争の犠牲者を追悼するプラカードも歓迎です。
小雨の場合は決行、台風や強い雨の時は中止します。
7月29日午後1時より、西院にあるラボール京都5階の原水協の事務所をお借りしてキャンドルなどの準備をします。可能な方はご参加下さい。
キャンドルビジル20220806より
#広島 #長崎 #原爆 #核の犠牲者 #追悼 #ビジル #反戦反核 #京都被爆二世三世の会 #被爆者 #ヒバクシャ
守田です(20240725 12:00)
● 三田茂医師講演を動画をご覧下さい
岡山の三田茂医師講演の全文文字起こしの3回目をお届けします。まずは動画をご紹介します。
今回は37分18秒から56分37秒までを掲載します。
なお今回の部分は、三田さんが『被爆二世・三世健康調査アンケート結果報告書』(京都「被爆二世・三世の会」作成)を手に読み解きを行って下さっていますので、これが手元にあった方が理解しやすいです。以下から入手できます。
『被爆二世・三世健康調査アンケート結果報告書』
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三田茂医師講演 「原爆ぶらぶら病」と『能力減退症』=被爆者と『新ヒバクシャ』その類似性、共通性ー被爆・被曝の新しい理解・病悩の解決の可能性 全文文字起こし その3
◯読み解き『被爆二世三世健康調査アンケート結果報告書』
それで、本日のメインイベントになるかな。
『被爆二世三世健康調査アンケート結果報告書』。みなさん、お持ちですよね。ここを一緒に読み解いていきたいと思います。
まず4ページを見ていただこうかな。ブッ飛ばしますからついてきてくださいね。
4ページの真ん中あたり、3の①、この調査は大体102名の方の調査だとあります。ずいぶん数が多いようだけど、統計的なことまで言うのにはちょっと物足りないという感じでしょうか。
③ね。平均年齢は66歳、ですから、若い人ではなくてちょっと高齢の人たちの聞き取りだという事ですね。それではこの報告書なのですけれども、32ページまで前半が、アンケートをまとめて頂いたもの、だから「こういうことが書いてあるのではないか」というまとめ。
後半33ページからが、取りまとめのもとになった二世・三世のみなさんの、具体的な回答内容について書いてあります。ですから前半32ページまでを読みながら、ちょっと補足するような感じで33ページ以降も及んで行こうかなと思っています。大丈夫ですか?
9ページに行きます。①から⑳と書いてあります。これはこちらのアンケートをまとめる時に、二世の仲間たちの生の声を特徴毎にまとめた20項目を書いてくれているわけです。
医者として、医学的にどう思うかっていう事だけなんですけど、ちょっと僕は違う分類に行きたいなと思いますので、スライドを見てください。
三田分類と『能力減退症』について
まず「三田の分類」の①、これが「健康異常なし」。或いは「健康異常を自覚していない」。これが大体30パーセントぐらい。
それから②、「生下時の異常、奇形、明らかな遺伝病」、これが結構少ないなと思いました。二世の方ね。
③が「白血病を含むガン」。白血病は実は医学的に言うとガンでないので、白血病を含むガン、これも意外と少ないのだなと思いました。このアンケートの結果を見てということですからね、あくまでもね。
④、「医学的な病名のつく状態」。ですからここにいろいろ書いてあるんですけれども、病名がついている状態なんです。副鼻腔炎がどうです、気管支喘息がどうです、など。そういう状態。
これは平均年齢が66歳の人たちの聞き取りであるということを考えなきゃいけないですよね。小児の聞き取りではないということ。
病名が付くという事は、そんなに特殊なことが起こってないということです。その起き方には異常があるかもしれないですよ。変なふうに早く起きちゃったかもしれないし、数がすごく多いのかもしれないけれども、病名が付いていれば、だいたい治療が可能だっていう事です。治療で対応ができる。だからどういうふうに、今までのその学問というかな、知識で対応して病名を付けるか。付けられるものにはちゃんと病名を付けて治療にもっていきたいというのが僕の考えです。医者としての考えです。
最後に⑤、「医学的な診断名が付かない状態」。今までの診断学に乗って来ない。こういう状態がありますけれども、この報告書を見て、こういう状態が8~9割だと思う。だから困るんですよね。それで、これは医学的な病名ではないのですが「原爆ぶらぶら病」的な状態。それから体質が虚弱、あと過敏性が非常に高かったり、体調が悪かったりとしか言いようがない。そういうような状態が入ってきて、それはこのアンケートの8割、9割にあります。
僕は『新ヒバクシャ』を診てきて、二世の話ではないし、原爆の被爆者も実際に診察したことは1回もありませんし、チェルノブイリの人の診察もしたことがないのだけれど、『新ヒバクシャ』に関して、いろいろと調査をして研究をして『能力減退症』と言う名前が、適当な診断名だと思うわけです。
医学で認められていないです。医者は誰も使ってくれないけれども、能力が減退する症候群であるというこの『能力減退症』が、三田の言う診断名です。
さらに言うと、『放射能敏感症』という、こういう考えもいれていかないと、被曝した人たちの説明がつかない。一般の人たちと同じことのように説明がつかないと思うということです。
「健康障害を経験してこなかった人たち」について
5ページに戻ってください。「1」「健康障害を経験してこなかった人たち」というのね。これが①ですね。
健康異常がない人たちが31.3%あったと書いてあります。前回2015年の調査も見させてもらったのですが、この時にこの①の人は60%ぐらいいたのです。それで「聞き方なんかにもうちょっと工夫が必要なのではないか」という事を言って、今回すごく工夫してくれて、半分に減ったのですよね。ここにも「もうちょっとこうした方が良いのではないか」という反省まで書いてあるから、これを進めて行くと、実は健康に異常のない人って、あまりいないのではないかとも思う。それが一つですね。
「1」体が弱く、疲れやすく、さまざまなトラブルに見舞われてきた
今度10ぺージに行って下さい。10ページ、「1」。一番上ですね。
「体が弱く、疲れやすく、さまざまなトラブルに見舞われてきた」。一行飛ばして、「体が弱く疲れやすく、怪我や風邪などにかかりやすかった」。その次の行、「治りにくかった」というね。これは⑤ですね。僕は典型的な『能力減退症』の訴えで、よろしいのではないかと思います。
「2」疲れて寝ることが多かった、休んでいたことが多かった
それから、次「2」、「疲れて寝ることが多かった、休んでいたことが多かった」。
一行飛ばして「子どものころ保育園に通ったのは半年ぐらい、残りは休んでいた」。次の行。「家で弟3歳年下と枕を並べて寝ていることが多かった」。3行飛ばして「今でも、すごく寝る。忙しくて睡眠を削るとたちまち倒れる」。こういう、「睡眠を削って倒れる」というのは、もう『能力減退症』で僕が言ってきたこととまるっきり同じです。
「風邪ばかりで年中寝込み、疲れやすく保険室にしょっちゅう行っていた」。一行飛ばした下の行。「他の子よりも疲れやすく横になって休むことが多かった」。
一行飛ばして「学校から帰るなり倒れこむように寝る」。この学校から帰るなり倒れこむように寝るっていうのも、311『新ヒバクシャ』の『能力減退症』の典型的な表現ですね。子どもが学校も辛いんです、具合の悪い子が。だけどなんとか学校から帰ってくるとランドセルも下すことが出来ずに、玄関で倒れるように寝てしまう。名前を呼んでも起きない。ようやっと起きてご飯が食べられても、お風呂に入れない。そういう訴えがすごく多かったので、「全く同じなんだろうな」ってね、思いました。
一番下から2行目の項、「とにかく、だるい、しんどいそれが普通だからと大事と捉えてなかった」。まあ、子どもの頃から具合が悪くて育ってくるとそんなもんだと思っちゃうのかな。
11ページ上。「疲れるととにかく寝てしまう。それも気を失ったように寝る」。その下、「根気が続かない」。これも僕は『能力減退症』というのものを考えるに至った訴えです。
大体患者さんと言うのは、言葉で表現する、それからジェスチャーで表現する時に、同じ病気はだいたい同じように言うものです。
例えば、胸が痛いと言った時にこうするのか、こうするのか、こうするのか(注、どこをどのようにさするのか)で、もう診断学としてそもそも想定する(病気の)順位が変わってきます。これが、人が違ってもだいたい生き物ってそうするものなのですよね。具合の悪さも言う事が大体似てくる。同じ具合の悪さが。具合の悪さが違ったら言う事が違う。だから、問診することでかなりいけると言うことです。
11ページの真ん中あたり。「こうした症状はストレスがたまると起きると言われている」。
1行おいて「急に身体のバランスが崩れたり、体調が悪くなったりする」。⑤的ですね。本当に⑤的。3行「2日ぐらい体を休めると治る、元気になる」。1日では治らないということですね。普通は疲れても1日休むと治るのだけれど、2日は休まないと治らない。その次の行の後半には「土日の休養だけでは回復しない」とある。この人は2日休んでも治らないということです。
こういう病名が付かない、だから「◯◯病だからあなたはどれくらい入院しないといけない」とかね、家で安静にしなければいけないという状態ではないのだけれど、ともかく治っていかないっていうのが⑤の特徴です。
一番下の段落にいくと「このような特有な疲れやすさ、こんこんと眠ってしまうことなどは、広島・長崎では「原爆ぶらぶら病」と呼ばれました」と。下から2行目。「『さぼりがち』と誤解され、理不尽なそしりを受けることもしばしばでした」。これも『能力減退症』と同じです。
「3」貧血が多く倒れることが多かった
12ページ、「3」。「貧血が多く倒れることが多く」、一番上ですね。
この貧血というのは医学的な貧血と多分違っていて、クラクラ来ちゃうことを言っているのだと思います、みなさんは。医学的な貧血とは違う。
3行目。「朝礼などで長時間もたず倒れた」。ここまで見ると、「あ、この人低血圧の人なのかな」、或いは「起立性調節障害」っていう、④ね、病名を付けるのかなって、そういう感じです。これだけだとね。
その次の「暑さ、直射日光、紫外線にとても弱い」。これを聞くともうピーンとくるのは広島の被爆者の聞き取りで、夏の畑の作業ができなくなったという訴えがすごく多いのですね。夏の太陽を浴びるとこう体が動かなくなるから畑ができない。面白いのは「麦わら帽子ではだめで、冬の帽子をかぶると楽なんだ」と言ってること。光が通っちゃうのではダメだっていうことを広島の被爆者の農民たちは言っていたのですよ。それを思い出しましたね。
その下に「熱中症にもなった」と言うけど、この熱中症と言うのは、ゴミ箱的に使われすぎていると僕は思ってます。真冬以外はみんな倒れれば熱中症ということになってしまうけど、昔は「日射病」とか「熱射病」とか「熱けいれん」とか分けていたのだけれども、なんか全部ひとまとめなのですよね。僕は、あとでまた出しますけど、熱中症ってこういう⑤的な状態がベースにあった時に起きやすいものではないかなと思っています。
だから、「熱中症」と言うと、いかにも④みたいなのだけど、もうそれだけではとても処理できないと思う。
「4」足の痛みや関節痛に襲われる、骨折などが多かった
上から3分の1ぐらいのところ、「4」、「足の痛みや関節痛」、1行飛ばして、「足が重くなってしまったりだるくなってしまったりで、泣いて過ごした」。次の行。「運動した日の夜は足が異常にだるくて泣いていた」。
まあ、ここまで行くとやっぱり異常ですよね。被爆(被曝)した後も、子どもが夜中に「足が痛い足が痛い」って大騒ぎして、大泣きして、もうどうしようもなく救急車呼んで、夜間救急に行って整形外科の先生に診てもらって、MRIまで撮ったけれど何も異常がなくって、泣きながら家に帰ったけど、朝になるともうけろっと笑って、走り回っているなんていうね。だから、「病気が無くて痛いだけ」というのは結構多かったです。311の時に。これも⑤だと思います。こういうふうに分類することによって、今後どういうふうに対応するかということが変わってくると思うということをお話しています。
「5」特に夏や冬、季節の変わり目に弱かった
13ページ、「5」。「特に夏や冬、季節の変わり目に弱かった」。
特に夏が辛い。2行目。「気温や湿度の変化など、周囲への変化への対応がしにくい」と書いてあります。⑤だと思います。これもあとでキーワードとして出します。
「ホメオスタシス」、「恒常性」とも言います。こういう外の変化に、そう簡単にやられるものではないのですね、生き物と言うのは。だけれども、ホメオスタシスの維持ができなくなってくると、こういう事に弱くなる。そのベースには、僕は後で説明する『能力減退症』のメカニズムが関係していると思います。
上から3分の1ぐらいのところかな、「夏と冬は」と書いてある行。
「夏と冬は子供のころから苦手で体があまり動かない。気のせいだと言われたが、自分を責めることがよくあった」。それから3行飛ばして「夏も辛いが、梅雨も辛い、人の何倍も疲れやすい」。1行飛ばして「急激に疲れが出て起き上がれなくなり、一週間ほど寝込む。心底疲れた感じ。トイレに四つん這いで吐きに行った」。
これを今日、もしもね、二世ではなくて、311の『新ヒバクシャ』の人が聞いてくれてたら、びっくりすると思う。「自分のことと同じじゃないか」と思うと思います。それくらい同じです、みんな。
この方多分39ページ29番さんだと思うけど、「お父さんに表情が冴えないと言われた」と。これもね、とても多い訴えです。
『新ヒバクシャ』の『能力減退症』にとても多い。「なんか顔が暗い、顔色が悪い、表情が乏しい」、こういうふうに言われたというのがね、とっても多い。でも⑤です。『能力減退症』だったのが、これは解決できると僕は思う。かなり高率に解決する。
1行飛ばして「夏の暑さ、日差しに弱い」。これはさっき言った広島の話と同じ。
次、『体調不良で、毎日の家事をするのが精一杯』。これもね、すごく特徴的な言い方です。『能力減退症』の特徴的な言い方。
さっき子どもが玄関で倒れて、ランドセルが下せないって言ったでしょう?お父さんは会社に行けなくなるのですよ、辛くて。他のみんなと仕事が一緒にできなくなる。お母さんたちは家事ができなくなる。だからゴミ屋敷になる。冗談じゃなくて本当にゴミ屋敷になる。
お母さんたちも働いている人が多いですけど、仕事から帰ってくるともう何もできない。だから、家事なんか一番後回しになるから、子どもの面倒をみるのがようやっとで、子どもにご飯を食べさせてお風呂に入れたら、自分はもうご飯は食べられない。お風呂にも入れない。家事なんかとてもじゃないけどできないと言うのが、これに似たような言い方ですね。これも⑤。これはね、治療で良くなります。
13ぺージの下から4行目。「雨の場合はきつかった」。次の行。「雨の前の午後から」と書いてありますね。
14ページ、2行目。「気圧の変化に敏感で、天候が崩れるとだるさや頭痛が起きる」。
『高感度体質者』について
これはね、僕は➃でいいのではないかと思うのです。誰にでも起きる症状ではないけれども、これもあとで、キーワードで出しますけれど、『高感度体質者』という捉え方をしないとこういうことは理解ができない。みんなに起きることだって言うと、「そんなこと起きるわけないだろう、頭がおかしいんじゃないか」と言われて終わりになるのです、こういう話と言うのは。
体質が高感度で、第六感的に優れている。なんか直感的にいろいろなことが分かってしまう敏感な人たちと言うのは、こういう事が起きやすいですね。
最近は「天気痛」とか、「天候病」とか言われて、ようやっと社会から認知され始めたような状態だと思う。どうしてこうなるかはよく分かっていないのですけれども。
「地震予知型頭痛」というのがあります。地震が分かってしまう。どっかで地震が起きる前の二日間ぐらい、もう頭が痛くて動けない。急に頭痛がとれて元気になったと思ったら地震警報が鳴ると言うね。そういう話はオカルトではなくてたくさんあります。患者さんからたくさん聞く。これは「そういう事があるのではないか」とこっちが疑っていれば患者さんが言ってくれる。多分、あえて聴かないでいると、そういうことは絶対言ってくれないと思いますけれど、そういうふうに言ってくれる。
「地震予知型頭痛」については、日本語論文もあります。英語論文もあります。人によっては「世界のどこかの火山が噴火する時に分かる」と言う人もいます。フィリピンで台風ができた時に、日本ではまだ風も吹いていないし雨も降っていなくても、とっても調子が悪くなると言う人もいます。これは気圧の大幅な変動ではなくて、微気圧変動と言って、遠くの台風の渦から伝わってくる気圧の本当に小さな変動によって、具合が悪くなるという事も、そういうふうに解釈され始めています。ですから、こういう第六感的に優れた人たちの事と言うのは、今後相当に解決していくのではないか。
それで➃。「天気痛」「天候病」は、まあ天気痛、天候病と言うのもちょっとゴミ箱的で、いろいろな状態が混ざっているので、みんな同じではないのですけど、かなり治療の方法はあります。かなり楽になると思います。ちゃんとやってあげればね。(56分37秒まで) 続く
#三田茂 #京都被爆二世三世の会 #原爆ぶらぶら病 #能力減退症 #新ヒバクシャ #被爆二世三世健康調査アンケート結果報告書 #病悩の解決の可能性 #東京も激しく汚染された #好中球減少 #異形リンパ球
守田です(20240724 00:30)
● 三田茂医師講演を動画をご覧下さい
岡山の三田茂医師講演の全文文字起こしの2回目をお届けします。まずは動画をご紹介します。
今回は18分50秒から37分18秒までを掲載します。
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三田茂医師講演 「原爆ぶらぶら病」と『能力減退症』=被爆者と『新ヒバクシャ』その類似性、共通性ー被爆・被曝の新しい理解・病悩の解決の可能性 全文文字起こし その2
◯国の調査は結論ありき~1979年の「原爆被爆者二世の健康に関する調査研究」について
これはその医学会のスライドではなくて、一部の方しか知らないけど、みなさん知っているのかな?
昭和54年1979年、「原爆被爆者二世の健康に関する調査研究」なのですけど、「原爆症調査研究班」、厚生省からの委託みたいな形でこういう調査を行いました。まあ、研究者の面々を見ると「これは大丈夫か?」と言うような面々ですけれど。僕から見れば。
それで中身を見ると、1979年なので、まだ手書きですね。「二世のみなさんの健康検査をしたら、例えば赤血球がこれぐらいでした。5歳まで。10歳まで。15歳まで。男性。女性。これぐらいの平均値でした」ということが手書きで書いてあります。
これと比較するという事で、ここに小宮先生の「臨床血液学」という昔のバイブルみたいのがあるのですけれど、日本人のその年齢ごとのいろんな項目の平均値が記してあるものが、ひとつポーンとコピーして入っている。それで赤の書き込みがありますが、これは僕が「ちょっとおかしいぞ」と思って全部計算し直して、何%ぐらいおかしいかを入れたところです。それで、本当のところが分からないように結論が出されているというのが、僕の見立てです。それでこれを説明しますね。
まず血液の中の白血球の数。4000から10000まで。これが5歳まで、10歳まで、15歳まで、20歳でここまでが未成年。こっちが成人です。
小宮先生のバイブルによると「日本人平均はこんなふうです」と書いてあります。「赤ちゃんは9500ぐらい、子ども達で8000ぐらい、大人になると6500ぐらい」というのが昔から言われていることです。これは、医者は誰も異議のないところだと思います。
それで被爆二世のみなさんの1970年代の調査によると、赤が広島、青が長崎、緑が広島と長崎以外に住んでいる二世の人の結果です。
全部で17000名も行っているのですよね。すごい調査だと思います。それで広島が3000人、長崎2000人、その他が12000人。だから、「その他に住んでいる人」が、一番数が多いということです。どう思います?なんか二世の方がやっぱり低くないかと僕は思うのです。
ちょっと分かりにくいので、一番数が多い「その他に住んでいる人たち」ね、広島・長崎以外に住んでいる人たちの数を見ると、どうでしょうね。
全体的にやっぱり白血球は少ないと思う。特にこの子どもたち、それから未成年のあたりの白血球の数は、日本人平均と比べてすごく下がっていると思うのですよね。まあ大人になってくるとあんまり目立たなくなる。そう思います。
これが広島。やっぱり同じような感じだと思います。
みなさん、「白血球ってこんなものかもしれないよ」と思うかもしれないですけれど、1万何千人調べた平均ですから。
子ども、赤ちゃんたちの値が7500というと、ちょっと僕たちは「え?」っと思うわけです。成人、二十歳前後の人が6000というと、「ちょっと少ないね、これは」と思うわけですね。
これを、こういう僕が作ったようなグラフは無しですよ。数字だけ書いている。違うところで比べたら数字だけ出してある。それで「日本人の平均値と比較して大差ない」。これがこの調査の結論です。
ちなみにこのページの下の黒い線、これは僕が『新ヒバクシャ』に対して行った調査の数字です。僕はこの数字を見て「『新ヒバクシャ』は日本人の平均より低い。白血球が下がっている」と結論を出している。被爆二世のみなさんの時よりも低いですね。首都圏の311で被曝した人たちの方が。
次に赤血球。赤血球は血液の赤さの指標です。
これも小宮先生の平均は、子どもたちは13.5、大人でも15は超えないですね。
被爆二世のみなさんの結果の図をお見せします。
これを見て、純粋に見て小児15歳以下は赤血球の濃さが低い、二十歳ぐらいからはちょっと濃い。貧血。多血。多血って血が多いということなのですけれど、こうした傾向が明らかになるのではないかなと思う。
実際に診療していても、例えば検査をしていても血色素量が15.5なんて言ったら「あなたずいぶん血液が濃いですね」とそういう感じの人です。平均値がそうだっていうことですからね、これは。
やっぱりちょっとガタガタしているので、一番数の多いこの広島・長崎以外のを見るとこんな感じ。
明らかに僕は「小児で下がっていて成人で高い」と思いますけどね。
これを「大差がない」と言ってる。
このグラフを出して「大差がない」と言っているのではないですよ。数字だけを見せて「大差がない」と言っている。
これがお小水。おしっこの検査で、尿糖、糖が出ているかどうかです。
おしっこに糖が出るというのは、ほぼイコール「糖尿病です」ということです。
これはね、他のデータには書いてなくて、この報告書には。学校健診のことしか書いていない。学校健診、小学校・中学校・高校ぐらい。糖尿病の子なんてそういるものではなくて、0.0何パーセントぐらいです。だからほぼセロです。
赤が広島。まあいいのかな?これぐらいだったら。
緑が広島・長崎以外。青が長崎。この長崎の20歳から25歳が16%パーセントということは、これ12000人も調べているのだから、「長崎の被爆二世は調べたら6人に1人が糖尿病だ」という事ですよ。「それはおかしいだろう」と言うのだったら、「検査がおかしいだろう」ということになると思う。まあ、こういうことです。
「尿所見の異常値の出現頻度が、長崎が広島に比べて多い」と書いてありますが、そうですよね。この赤より青の方がずっと多い。これはOK。「この理由は不明であるが」とありますが、不明なんですね、これじゃね。
それで「後述する後で述べる精密検査結果と併せて判断すると」と書いてあるのだけれど、精密検査は行われていないのです。後述もしていないです。だってやってないのだから結果なんか書いてない。
それで「必ずしも本質的なものであるとは言えない。被爆2世健診の尿所見が放射線被ばくと関係ない集団のそれと」というのはこの線ですね、黒い線。その一般の人たちのそれと「ほぼ同様であることが理解できる」というのがこの報告の結果です。
「尿蛋白」。これ全部やっていると時間がないので、ちょっと目立つところだけ選んでみなさんにお見せしています。
尿蛋白は腎臓が悪い時に出て来ることがある。悪くなくても出ることもある。ですから学校健診で、3~4%ぐらい陽性になるのは、まあそうなんだろうなって思います。
広島の赤、まあそんなものかな。
これが長崎とそれからその他。
その他がすごく多いのですけど、これも同じ文言で「大差ない」と。それで「精密検査している」というけどしていない。
これが「尿の潜血」。
血液の反応。これも病気ではなくても出ることはある。学校健診で1.5%ぐらい出ているみたいです。これは異議のないところかな。それぐらい出るかもなって思います。こんなふうに。
多いですよね、尿潜血。血液の反応が出る人が多い。さっきも言ったように、311の『新ヒバクシャ』を三田医院で診察していて、血尿の人が多かったです。あと同じ時期に東葛地域の被曝の強かったと思われる人たちは、「目で見た血尿」の報告が多かったです。なんか、関係するような気がする。
それから、あとでまた出てきますけれども、アンケートの時にも比較的若い年齢の、尿路結石が多いのですよね。被爆二世のみなさん。そういうのも関係しているのかなと思う。でも、(調査班は)これも「異常なし」と読んでる。
「ウロビリノーゲン異常」というグラフをお見せします。
おしっこの検査の中にウロビリノーゲンと言う検査があるのですが、その異常ってね、まずないです、普通にやってて。だからこれもすごい異常。ウロビリノーゲンが異常という事は、ほぼイコール肝臓が悪い。
日常診療で普通に来た方に検診して、ウロビリノーゲンが陽性になるなんて見たこともなくって、ウロビリノーゲンが陽性ということは、ほとんど「黄疸が出てる」ことと同じぐらいなのです。だから、顔を見て黄色というのと同じぐらいのことですけど、高いところで8パーセントぐらい。だから12~13人に1人はウロビリノーゲンが出てるなんてもう「この検査大丈夫か!」と思うのと、でもほかの検査も似たようなところがあるので、やっぱり「まずいんじゃないかな」と思うわけです。
それで、ここに書いてある結論を読みます。
「被爆二世の健康状態は、一般国民の健康状態と全く変わりない」と書いてある、グラフ化していませんからね。数字だけ出して、「変わりない、変わりない」と言ってるわけです。
「被爆2世であることに対する不安を持っている者がかなりおり」とありますが、不安と言うのは自分の健康がどうもおかしい。遺伝は大丈夫?とこういう不安を持っているわけです。「それに関連した自覚症状の訴えも多い」とあります。
「自覚症状は非常に疲れやすくて眠気が強くて、頭痛が絶えない」。この時の調査でみなさんそう言った。それで、「これは不安だからなった」と言っているのです。決めつけているのね。「だから今後は不安解消を目的としたカウンセリングが大事なんだ」と、こういう結論ですね。
国の結論ってみんなそう。「なんかちょっと心配し過ぎだから、いい加減にしろよ」と、そういう事です。
「被爆二世については原爆放射線に起因する健康被害は発生していないというのが現在の学問的事実である」。ここから始まっています。国のやること、国に準じた施設がやることはみんなここから発生している。多少の先行実験はあるけれどもここから始まっています。ですから、「今回の被爆二世健診結果はあらためてこの事実を肯定したものである」てされている。
下手なことをやると、こういうふうにされるのですよね。ちゃんとこれを吟味すれば、「そうじゃない」という反論ができると思うけれど、吟味しにくいようにやってくるので、こういうのはダメ。こういう事に協力してはダメだと思う。
◯2007年「被爆二世健康影響調査報告」も結論ありき、今後のゲノム解析なども同じだ
これが「被爆二世健康影響調査報告」。
これは平成19年、だから2007年とかかな、「被爆二世健康影響調査 科学・倫理合同委員会」というのがやっています。
これは放影研(注:放射線影響研究所)、まあABCC(注:原爆傷害調査委員会)ですよね。それが行った調査なのです。
これが「健康影響」なんていうけど、「健康影響調査は成人期に発症する多因子疾患、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症」、だから今で言う生活習慣病、昔で言うと成人病ですね。成人病のほうが本当のことを表していると僕は思いますけれども。
「(生活習慣病)の有病率と、放射線被曝との関連性」の有無を調べるとなっている。でも親の放射線被曝なんて本当に正確なことなんて分かりゃしないじゃないですか。それでそれを「関係があるかどうか調べるために検査しました」となっていて、「関係がない」という結論に持っていかれています。
国は被爆者、それから被爆二世・三世、『新ヒバクシャ』もそうだと思うけれど、健康に被害が出ているかどうかを見る時に、「白血病がどうなのか」「ガンがどうなのか」、こうやってみるわけですね。被爆者の白血病とガンが増えたのは認めているけど、二世のはたぶん認めていない。
「流早産」がどうなのか、それから、「出生時の異常・奇形」がどうなのか。これは被爆者の女性が被爆者だった時には、頻度が上がっているという事は認めているけれど、男性の時は認めていないと思います。
それで今回、「成人病」はないという結論にした。今後、「遺伝的影響」、これは「遺伝子」とか「ゲノム」が調べられるようになってきていますから、多分この辺を中心に遺伝的影響が「遺伝子を調べたら大丈夫、ゲノムを調べたら大丈夫、だから大丈夫」、こう持ってくると思う。これは予告です。僕の予告。こういうのはとても危ない。この話には乗ってはいけないです。
これは最近の「黒い雨訴訟」の時に一緒に発表されたのかな。放影研が行うそうです。もうこの時点で、「ウッ」と思わないといけない。「被爆2世ゲノム解析について説明会が行われました」というニュースですね。
多分今年度2024年度から7年間かけて行うそうです。すでに被爆二世、ここにいるみなさんではない被爆二世でしょうけれど、お小水とか血液を採ってあります。それから被爆者のお小水とか血液も採ってあります。それで、「こういうことをやっていいという許可を得てある」と言ってます。本当かどうか知らないけれども。
それでそのゲノムをみる。ゲノムというのは、遺伝子というものがあるでしょう。細胞の中の核に。そのDNAの配列のことですよね。それを見て「異常がありませんよ」ということを言うんです、これから。もう分かっている、結論が。そういう結論のためにやっている。それで先行調査があります。チェルノブイリでもゲノムはあまり動いてない。実は。それから被爆二世でも動いていない。これは何百例という先行調査が行われている。だから勝ち目のあるところで向こうは説得に出ている。
僕の言うキーワードをご紹介します。一番目は「エピジェネティクス」。
聞いたことありますか?「エピゲノム」とか。ゲノムはDNA配列とか、遺伝子などのもとになるものだけれども、「エピ」と言うのは「その上」とか「表面」とか「外」という意味です。「ゲノム以外のところでいろいろな遺伝がコントロールされているよ」という考え、勉強の仕方を「エピジェネティクス」と言うのです。
色々な「遺伝性疾患」というのが知られていますよね、昔から。被爆(被曝)の影響と言うのも研究されてきているけれども、どうもゲノムに異常があることというのは非常に少なくて、だから「DNAではなくて、それ以外のエピゲノムの異常の方がずっと多いよ」というのが、この20年ぐらいの学問の主流だと思います。
1990年代の一番終わりから21世紀の初め、このへんからはもうエピゲノムがどうなっているか、エピジェネティクスの研究が、一番進んだところでやられていることかな。
みなさん、これを知らないと「ゲノム大丈夫でしたよ」と言われると、「え?じゃあどういうこと?」とこれで終わってしまうわけだけれども。「エピジェネティクスについて何も考察がないの?」と、そこに持っていかないといけないと思う。
ちょっと話が飛んでしまうのですけど、「福島県民健康管理調査」というのが福島県で311の後に行われています。
これも向こうには前提がありまして、「福島県民の被曝というのは実は大した事はない」という結論が前もって決まっているのです。これは、本当かどうかは分からないような、いろいろなところの測定値をもとに、いろいろな複雑な、変な計算をして、「大して被曝していないよ」と言うところから調査が始まっています。
もうこんな結論じみた事を、10年ちょっとで言い始めているのだけれども、このスライドは福島県のホームページからとってきたものです。言いたいところを、黒くしてきましたけど「避難等の震災関連要因が生活習慣病等のリスクを高めている」とある。さっき国がその「成人病とか生活習慣病、こういうところでも遺伝的な影響を見るよ」と言っていたでしょう。これに関しては、「生活習慣病は避難とか移住なんかするから増えているのだ」ということです「避難・移住のストレス、そういうことがみなさんの不安の原因だよ」と行政は言っています。
ですから、今後行政がやっていくのは精神的健康へのケア。だから、みなさんの受けた被害を認めてどう補償するかとか、治療法を考えるとかではない。とにかく「ちょっと気にしすぎなんだよ、君たちは」というね、そういうところに持ってくのが向こうのやり方です。
大体見てもらったら分かるように、「うまく言いくるめる天才」みたいな感じだと思った方がいい。相手を見てものを考えないといけないので、そういうところを注意してもらいたいとそう思います。(37分18秒まで) 続く
#三田茂 #京都被爆二世三世の会 #原爆ぶらぶら病 #能力減退症 #新ヒバクシャ #原爆被爆者二世の健康に関する調査研究 #病悩の解決の可能性 #東京も激しく汚染された #好中球減少 #異形リンパ球
守田です(20240722 22:30)
● 三田茂医師講演を動画をご覧下さい
本年5月12日に、岡山の三田茂医師を京都にお招きし、記事のタイトルに掲げた内容で講演して頂きました。京都「被曝二世・三世の会」の2024年次総会記念講演の場にてです。すでに記録動画もご紹介していますが、大変好評で、すでに1000回近く再生されています。ぜひご覧下さい。まずは動画をご紹介します。
● 講演内容を全文文字起こししました お読み下さい
この講演、とても大事な内容なことが詰まっていますが、2時間ギッシリ話しているので、一度、聴いただけでは理解できないところが多いかと思います。またお時間が足りなくて「観たいけれど時間がない」と思われる方もけっこういるかと。それで全文を文字起こしして、ご紹介することにしました。
ただし全体で4万5千字あるので、いっぺんに掲示するには長すぎます。何回かに分けて紹介します。
動画と一緒にご覧になり、難しい所は繰り返し読むなどして、理解を深められて下さい。
初回は講演の冒頭3分50秒から18分48秒までをお送りします。なお写真はすべて講演動画からです。三田医師提供です。
*****
◯ 三田医院の三田茂です!(3分50秒より)
三田医院の三田茂です。今日は2時間みっちりお話しします。何回も予行練演習してきましたがちょっと力が入りすぎてしまうかも知れません。本当は5~6時間欲しいところです。
2016年にこの会で1回目のお話をした事があります。8年位前になるのかな。その時からずいぶん進歩したと思っています。
まずはちょっと自己紹介を。東京で診療を行ってきた三田医院の写真をお見せします。うちの父が、1963年に東京の小平市というところで開業して、僕はその跡を継いで、二代目という事でやっていました。
◯フクシマ原発事故で東京が激しく汚染され、たくさんの健康被害が起きた
東京都の地図をお見せします。
小平とは真ん中辺りです。東に東京23区、西に奥多摩、武蔵野丘陵の続きですよね。南側に多摩川が走っていて、そこに向かってちょっと標高が低くなっていて、さらに東の方に葛飾があります。江戸時代から葛飾の東を東葛と言い、今はディズニーランドなんかがある葛飾の南を葛南といいます。こういう言い方が昔からある地域です。(地図の赤丸は守田が書き込み)
火山の事を研究している先生が作った、放射能の流れを示した地図をお見せします。
福島原発が爆発して、放射能の雲が火山灰と同じように流れたのです。それほど上空ではないところをです。山に沿って降りてくる。それから、海に出たのがまた陸地に入ってくる。それで東京の東の方にも落ちました。そこでもものすごい汚染を起こしました。福島市よりも東京の東の方が、汚染が高いと思います。
ですから僕は、福島の事を心配してますけれども、僕はもともと東京都民で、代々東京ですから、東京の事が本当に心配で、こういう調査を始めたわけです。
日本共産党都議団が作った汚染マップをお見せします。
原発が爆発した後のGW明けに、東京を10キロメッシュで区切って空間線量を明らかにされました。その時は小平市のあたりはあまり汚染されていなかったのです。東側の葛飾、江戸川、東葛、葛南、この辺がものすごく汚染された。
年間で計算し直して1ミリシーベルトという線がひかれています。だいたい山手線の西側のところですけれども、実際に後で出しますが、この辺の子たちの白血球異常がすごく強かったと僕は思います。奥多摩もちょっと汚染があった。
「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」の作った図を示します。
国が土壌の汚染度を測らないので、民間の人たちが、自分たちのお金で土を集めて、検査センターに出して、「こういうふうに汚染しているよ」と示しました。土を調べるというのは国際的な方法です。
図を見ると福島、北関東もだけど、東京のあたりが濃いでしょう?だから、ここがとても危ないと思うのです。土を調べてみると西日本の所々でも海に面した辺りで高い所があります。だけどまあ危ないのは東京かなと僕は思います。
富士フィルムから送られてきたものを示します。「お客様への重要なご連絡」と言うのですけれど、3月22日に富士フィルムから僕たち医療者に向けてきた連絡です。
「フィルムに黒い点々が写っています」という事でですね。「3月20日過ぎのフィルムに黒い点々が写りますけれども、東京とか東北、関東の県など、たくさんのところから連絡がありました」と。
「検討した結果、原発の爆発によって出た放射能によって汚染されたフィルムだ」、こういう連絡が来ました。僕は自分で診療していてこれには気が付かなかった。ちょっとうっかりしていたのかもしれない。でも友達の放射線技師は、「確かに病院のフィルムに点々が写りました」って言ってました。
フィルムって表に置いていたのではないです。光に弱いから病院の一番奥のところ、人が出入りしない所、ちゃんとした所だと鉛のケースに入れて置いてあるのですよね。それでも汚染したんです。東京でも。
だから空中にそれだけのものが漂っていて、病院の一番奥まで来ているってことは、まあ僕たちは沢山吸っている。相当被曝している。だから僕は『新ヒバクシャ』という名前で、今までの被爆(被曝)、いろんな被爆(被曝)がありますよね。それらとはちょっと分けて、311福島原発由来のものを『新ヒバクシャ』と規定しています。
医師会で理事なども担っていたので、そこで講演も行いました。小平市医師会小児科医会にてです。
医師会のその時の会長に、「放射能から子どもを守るということで講演をしろ」と言われてしました。
これが2012年12月に行った講演のスライドです。小児科の先生を中心にいろんな先生が集まって、自由に研究したり発言したり、そういう場です。その時に使ったスライドをお見せします。
三田医院で2011年の夏から、「僕はこういう事を気にしています。先生方はどうですか」というそういうスライドなのです。
「呼吸器疾患」がとてもおかしくなった。例えば、蓄膿症、副鼻腔炎とか、それから喘息が本当にコントロールできなくなる。前はうまくコントロールできていた喘息が、ちゃんとコントロールできない。100%治せない。だから、僕はもう汚染していると思っているから患者さんに「ちょっと東京は汚染がひどいから、どこか他に行ってくれないか」と言って、北海道に行く、沖縄に行く、仕事でヨーロッパに出かける。そうすると翌日に咳が止まる。治ったかと思って帰ってきて、羽田で降りてモノレールに乗ると咳が出始める。山手線に乗ると咳が止まらない。そういうことが何例もあったのです。
「ああ、やっぱり駄目なんだな」というのが僕の避難・移住の決意の原点みたいなのかもしれない。
「皮膚炎が悪化」した。「アレルギーが悪化」した。「若年者の上半身のリンパ節腫脹」と言うのは、首とか顎のところとか、わきの下とかひじとか、腕のこういう近く、そういうところのリンパ腺が、すごく腫れた人がいます。そういう時期がありました。
この下のもみんなそうなんだけれど、なぜか分からないのだけれど、そういう時期があるのです。あれ、おかしいなと思っていると、3~4ヶ月そういう事が続く。いろんな人に。それで半年すると無くなってしまっている。で、もう起きないかと思っていると違う事が起きる、というのが特徴だったと僕は思う。
「高齢者の無症候性肉眼的血尿」。これは痛くもかゆくもないのに、おしっこをすると真っ赤な血尿が出るという事です。浅草に行ったら血尿が出た、何ヶ月かたって浅草に行ったらもう1回血尿が出た、違う人がスカイツリーに行ったら血尿が出た、小平はそれほど被曝してなかったのですけれど、さっき言った東葛エリアの子どもたちの訴えでは血尿が多かった。これはあとでみなさんたちの検査のところでも出てきます。
「鼻血」、それからあざ、こういうのも多かったです。「こんなことあるわけない」と当時の首相は、ものすごく「風評被害だ」って言って攻撃しましたけど沢山出ました。鼻血が。
「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」って分かりますか?例えば手足を虫に刺されたり、怪我をしたりする。そうすると正常の免疫の人にはそんなことは起きないのだけれども、免疫が落ちていたりすると、皮膚の下でブクブクに、ばい菌が増えてしまうのです。こんな言葉は知らないのが普通だと思うけれど、2012年、13年は、東京の患者さんたちは「蜂窩織炎」という言葉を知っていました。毎日、沢山起きたからです。
「成人のヘルパンギーナ」。これは小児の病気なのだけれど、大人でそうとしか言いようのない人が沢山いた。こんなの僕は、医者になってもう40年近くなりますけど、その時以外、見たことがないです。こんなことは。
それから「子どもが帯状発疹」に。帯状疱疹はだいたい年寄りの病気だから、子どもがなるもんではないのだけれども、何例も見ました。皮膚科の先生も「おかしい、おかしい」と言ってましたね。
「高齢者が血圧が上がっちゃう、不整脈、心房細動」になる時期がある。これも数ヶ月の間です。そのあとはスーっと収まっていった。だからなんか不思議ですね、被曝というのは。
「原因のよくわからない下痢」、それが続くと出血する。
「おもらししたり、大人なのにおねしょしてしまったり」。こういう例もすごく多かったです。
「自己免疫疾患様の訴え」。自己免疫疾患というのは、膠原病みたいなものだけど、膠原病と言うのは非常に定義が厳しいです。「こうなって、こうなって、この条件の幾つを満たせばこういう病気」と言う、定義があるのですけれども、定義にぴったり合わないけれども、その仲間としてしか考えようがない。類似のものとして治療するとうまくいってしまう。「そういう訴えがとても多かったけど、どうですか?」という話をして、そういう会を持ったということです。(13分52秒まで)
◯東京首都圏の小児の好中球が減少した
先ほどもお話があったのだけど、「フクシマ原発事故後1年 東京首都圏の小児の好中球減少」のグラフです。
好中球というのは白血球の中の好中球っていう分画だけれども、このグラフは好中球の数です。0歳で4000ぐらい。0歳、6歳、15歳、ですからそれぞれ乳幼児、学童ということです。
大体4000ぐらいが、正常の中央値。だから4000ぐらいの人が一番多くって、上下均等に分布と言うのが普通なのだけれども、東京の首都圏の子たちは下の方がずっと多い。4000より上の子なんかあんまりいない。下がすごく多い。1500以下なんて言うのは「好中球減少症」といって、ちょっと免疫的には危ない状態です。「注意しないといけない」と言われている状態の人なのです。
赤ちゃんでね、好中球が0の人もいた。お母さんから「病院に行っているのだけれど、何にもしてもらえない」という連絡が入ったので「逃げなさい」って言って、九州に逃げて4000ぐらいに上がりました、パっと。そういう事があった、子どもたちには明らかに。
これが2011年夏から2012年の春。10歳未満の子どもたちのデータですが、小児の「異型リンパ球」と言うのがあります。
白血球の一分画で普通は血液を採っても出てこない。特定な病気の時に出て来ることはありますけれども、異型リンパ球は、まあ首都圏の子たちを連れてお父さん・お母さんが心配だからとうちに来たわけですよね。それで、そんなちっちゃい子の健康診断の時に採血なんか普通はしないのですけれど、頑張ってやってみたらば、さっき言った東葛エリアはすごく多かった。この異型リンパ球が二人来たら1人は出ていた。武蔵野は出ない。多摩川とか、川崎の土地の低いところでは出た。これがもうくっきり分かれているのですね。
ここに「医学会スライド」と書いてあるのだけれども、いろんな学会にこれを報告しようとしたけど、どこも受け付けてくれない、放射能の話は。「偉い」と言われている先生のところで「僕はこういう事を確認している」と言うと、「そんな報告は今までに無い」と言って受け付けてくれないので、僕は岡山市に避難・移住して、三田医院を移転しましたけど、岡山市医師会に入っています。岡山市医師会医学会というのがあって、そこにこういうことをね、賛同者は全然いないですけれど、年にひとつ、なにかテーマを決めて発表していこうと思ってずっと発表しています。そのスライドです。
インフルエンザについてのグラフをお見せします。
インフルエンザというのは、当たり前のように思うかもしれないけれど、冬になると年末年始頃に流行り始めて、春になると収まる。
小平市で「インフルエンザ情報」と言うのを立ち上げたのです。小平市の全例報告です。そうすると大体例年は、年末に子どもたちの間でインフルエンザが流行る。学校でうつす。学級閉鎖になる。2~3週間するとお家に帰ってお父さんお母さんにうつる。で、だんだん治ってくる。B型になって収まってくる。子どもが大体大人の倍ぐらいかかるというのが、インフルエンザという病気の決まりのパターンなのですよね。
それが2011年の次のシーズンには、インフルエンザは子ども達で全然はやってない。学級閉鎖も出ていないのに、お父さん達が会社で、部署の半分が休んでいました。インフルエンザが移って。それで、2~3週間くらいして、子ども達にちらほらうつり始めて、ちょっと学級閉鎖をして、結局、大人が子どもの倍ぐらいだった。
僕はこれね、本当にびっくりするぐらいに大変な話だと思う。もう「頭の先から足が生えている」ぐらい大変な話だと思います。こういう決まりきったパターンをとる病気が、そのパターンを取らなくなっている。こういう事で大変な事が起きているのではないかと思いました。
それで、新しい岡山に移転した三田医院の外観をお見せしますけれども、これは岡山に移住して、一番最近の2023年11月に、岡山市医師会医学会で行った講演のスライドの一枚目の写真です。
「2011年フクシマ原発事故による放射能汚染、東京から避難移住した一開業医が」、一開業医というのは僕の事ですけれど、「東日本、首都圏、さらに岡山の健康被害を考える 第6報」。2023年で6回目。2018年から毎年、これを発表して、今日はそのスライドなどを使いながらみなさんにお話ししていきます。(18分48秒まで) 続く
#三田茂医師講演 #京都被爆二世三世の会 #原爆ぶらぶら病 #能力減退症 #新ヒバクシャ #被爆被曝の新しい理解 #病悩の解決の可能性 #東京も激しく汚染された #好中球減少 #異形リンパ球
守田です(20240721 00:30)
みなさま。本日21日(日)午前10時半から『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』を読む会を行います!
今からでも申し込み可能!以下からお入りください。名前・メルアドをご記入いただくと正にZOOMアドレスが届きます。
https://forms.gle/tucna3Nfqz4dWnyX6
● 新たな読む会にご参加下さい
さてさらに『原発からの命の守り方2024~能登半島地震・珠洲・志賀・福島原発を問う 福島原発事故から13年を踏まえて~』を読む会を、8月からにょきにょきプロジェクトで始めます。
原発を止めるために必要な点をみんなで討論しながら深めていきます。
このパンフレットは無料でダウンロードできます。冊子版申し込みフォームも示しておきます。
https://forms.gle/k6EY83VWM3gAdT3U6
https://forms.gle/T8EeCkJP4d1wW6Eb9
8月3日から隔月第一土曜日午前10時半開催で全5回開催。来年4月5日までです。
具体的には①8月3日(土)、②10月5日(土)、③12月7日(土)、④2025年2月1日(土)、⑤4月5日(土)。
毎回、アーカイブも出しますので、録画視聴でも参加可能です。
お申し込みは以下から
https://forms.gle/m8sgasA8GmPVtJiJ7
参加費は表をご覧下さい。まとめて申し込むとお得です。
「にょき3000円コース」の方はさらにお安くなり「にょき7000円コース」「議員コース」の方は無料になります。
各コースの詳細はここからご覧下さい。⇒https://nyoki2pj.com/lp/info_yomitokibook/
● 大きくは3つの内容をつかみとります!
全部で10の項目があり、基本的に2つずつ読み解いていきます。『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』も参考資料として使います。
最新情報もその都度、入れ込みますが、ともあれつかむべき点は大きくは以下の3点だと思っています。
(1)原発に展望がないことをしっかりと見極める。そもそも技術的な難問を超えられておらず、安全性が確保できていない。核燃料サイクルの夢ももう終わったので、原子力政策はオワコン!
(2)民衆に力があることをもっと強く自覚する。福島原発事故後、私たちは21基の原発を廃炉に追い込み、輸出も1つもさせなかった。実現してきたことはいっぱい。力がないと騙されちゃダメ!
(3)被曝の事実ともっと深く向き合う。残念ながら放射能の被害は深刻に広がっている。この現実としっかり向き合ってこそ、未来の明るい展望が拓ける。厳しいことにもみんなで立ち向えば怖くない!
ぜひご参加下さい。
お申し込みは以下から
https://forms.gle/m8sgasA8GmPVtJiJ7
なお「明日に向けて」次号で、つかむべき3つの点に関して、わらに詳しい解説を行います。
続く
#原発からの命の守り方 #にょきにょきプロジェクト #放射線副読本すっきり読み解きBOOK #放射線防護 #原発はオワコン #原子力政策を民衆が阻んできた #被曝の事実と深く向き合おう #民衆に力があることを強く自覚しよう #原発に展望がないことをしっかり見極めよう
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核と原発、戦争と社会的共通資本に関する研究、取材、執筆をカンパでお支え下さい!
振込先 ゆうちょ銀行 なまえ モリタトシヤ 記号14490 番号22666151
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守田です(20240712 14:00)
7月21日(日)午前10時30分からちょっと久しぶりの『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』を読む会を開催します。
zoomにてです。ぜひご参加下さい。
お申し込みは以下から
https://forms.gle/tucna3Nfqz4dWnyX6
今回、扱うのは「結語書き直し」です。
どういうことかというと、BOOKのページ「ゐ」に、私たちは私たちのまとめ=結語を記しています。
でも少し前に、にょきプロメンバーで話し合いになり、いまのこの結語は「甘い」のでは?という判断になりました。
いろいろな立場を考慮して書いてあるのですが、「考慮し過ぎている。もっと私たちの主張を力強く訴えるべき」と意見が一致したのです。
それで書き直すことにし、あらたな原稿ができているのですが、この点をみなさんにも紹介し、ご意見もうかがった上で、最終変更を行いたいと思っています。
これ、私たち、にょきにょきプロジェクトの進化だと思っています。
結局それは、今の被曝状況にどう向き合うのかを問うことです。ぜひこの問いをみなさんと共にしたいです。
あわせて放射線被曝被害の現状に関する最新情報と、それとどう向かい合っていくのかなども話しあいます。
最近、京都「被爆二世・三世の会」が打ち出した「被爆二世三世健康調査アンケート結果報告書」」のことや、これを片手に話された岡山の三田茂医師の講演のことなどを取り上げます。
なおBOOKのダウンロード先、冊子版購入先をお知らせしておきます。
まだお手にされていない方は、ぜひこの機にゲットして下さい。
https://nyoki2pj.com/lp/info_yomitokibook/
https://onl.bz/qKRSYkW
読む会は21日(日)午前10時半から12時半までです。その後少し「放課後」も設けます。
参加費1000円です。
なお「ご寄付3000円コース、7000円コース、議員さんコース」の方は無料。
よければこの際にこれらのコースへもご参加をお願いします。この点もHPに詳しい案内があります。
https://nyoki2pj.com/lp/info_yomitokibook/
昨年より政府は原発推進策に舵を切りました。これは世界的な傾向でもあります。
しかし実際に行われているのは展望のないことばかり。きちんと批判を重ねていけば必ずこの愚かな流れを変えられます。
そのためにもみんなで学習・討論を重ねていくことがますます大事!
またぜひそれぞれの企画にご参加下さい!
みんなでより賢くなって、原発と放射能に関する大ウソをどんどん見破りましょう!
ご参加をお待ちしています。
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