とんとんはうす

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kN/mとは?

2016年03月04日 | 建築学校
H27構造04(2級建築士学科試験問題)


図のような外力を受ける静定ラーメンにおいて、支点A、支点Bに生じる鉛直反力RA、RBの値と、C点に生じる曲げモーメントMCの絶対値との組合せとして、正しいものは、次のうちどれか。ただし、鉛直反力の方向は、上向きを「+」、下向きを「-」とする。







     RA        RB            MCの絶対値

1.    0kN        +4kN        0 kN・m

2.    0kN        +4kN        8 kN・m

3.   -4kN       +8kN         8 kN・m

4.   -4kN       +8kN          24 kN・m

5.   -6kN       +10kN           24 kN・m




(正解)2


【1】反力を求める。
支点AにRA、HA、支点BにRBを仮定して、つりあい方程式より、
()水平方向のつりあい
Σ右向きの力=Σ左向きの力
∴HA=2kN
()鉛直方向のつりあい
Σ上向きの力=Σ下向きの力
∴RA+RB=4
()モーメントのつりあい
Σ右回りのモーメント=Σ左回り
支点Bを中心にして、
RA×4+2×4=4×2
∴RA=0
()より、RB=+4 kN


【2】応力を求める。
C点で切断し左側を考える。
ここで切断面には、3つの応力NC、QC、MCを記入することでつりあいがとれる。
C点を中心にモーメントのつりあいを考える。
Σ(右回りのモーメント)=Σ(左回りのモーメント)より、
2×4=MC
∴MC=+8kN・m


■kN/mとは?  kN  キロニュートン
・・・国際的に統一したものが国際単位系"SI"(「エスアイ」と読む)
http://www.cranenet.or.jp/tisiki/si.html

kN/mは1mあたりにかかる力の大きさのこと。
5mの棒に2kN/mという等分布の力が作用している場合
棒全体では  5m×2kN/m =10kNの力が作用する


”k”は1000倍を表す記号。
”N”は力、”m”は長さ を表す単位で、単位長さあたりの力で示したもの。
たとえば、ある長さの棒を0.1m伸ばすのに5kN(=5000N)必要だとすると、
この棒は 5/0.1=50kN/m である、という(これをばね定数といいます)。



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曲げモーメントの問題

2016年03月03日 | 建築学校
H27構造03(2級建築士学科試験問題)

図-1のような荷重Pを受ける単純梁において、曲げモーメント図が図-2となる場合、A-C間のせん断力の大きさとして、正しいものは次のうちどれか。
1. 2kN
2. 4kN
3. 6kN
4. 8kN
5. 10kN






(正解)3
A-C間のせん断力の大きさは反力RAの大きさである。
また、C点の曲げモーメントの値は、A-C間のせん断力図の面積と一致することから、
RA×2=12
∴RA=6kN
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今日は「和のもの」つくり

2016年03月03日 | 和紙DIY&日本力
「和のものつくり」




瀬戸豊子講師から「ひな人形」を戴きました。
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今日は「構造02」曲げ応力の問題です。

2016年03月02日 | 建築学校
1999年といえば「嵐」のデビューしか思いつかない(笑)篝カワイかったね~。受験疲れにひととき笑える。
この頃からずっと戦っています、少しもよくならない女性の就労環境…と。








H27構造02(2級建築士学科試験問題)

図のような等分布荷重を受ける単純梁に断面100㎜×300㎜の部材を用いた場合、A点に生じる最大曲げ応力度として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、部材の断面は一様とし、自重は無視するものとする。

1. 1N/㎟
2. 2N/㎟
3. 3N/㎟
4. 4N/㎟
5. 5N/㎟






(正解)2

【1】MAの計算
A点で切断し右側を考える。ここで切断面には、3つの応力NA、QA、MAを記入することでつりあいがとれる。
また、等分布荷重の合計=6×1,000=6,000N  これを集中荷重として、A点から右側に500mmの位置に作用する。
A点を中心にモーメントのつりあいを考える。   Σ(右回りのモーメント)=Σ(左回りのモーメント)より、
MA+6,000×500=0
∴MA=-3,000,000N・mm
∴MAの大きさは、3,000,000N・mm


【2】断面係数Zの計算
Z=bh2/6=100×3002/6=1,500,000mm3
【3】最大曲げ応力度σbの計算
σb=Mmax/Z=3,000,000÷1,500,000=2N/mm2
∴σb=2N/mm2


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3月は「建築構造」25問にチャレンジ!

2016年03月01日 | 建築学校
H27構造01(2級建築士学科試験問題)

図のような断面A及び断面Bにおいて、X軸に関する断面二次モーメントの値の差の絶対値として、正しいものは、次のうちどれか。

1. 240×103mm4
2. 585×103mm4
3. 1,170×103mm4
4. 1,215×103mm4
5. 2,340×103mm4





(正解)3  断面2次モーメントは、I=bh3/12の式で求める。
差の部分だけを計算すると、    I=20×903/12-20×303/12=1,170,000mm4   ∴1,170×103 mm4



「構造」が苦手でも、25問中6割が解ければ合格ですから。




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