長女が、中学生の頃でした。
ヒゲが犬の散歩から帰ると、ハー子 (何でか、こう呼ぶんです。) が、困った顔をしています。
オーブン・トースターを使った焼き菓子が上手く出来ないらしい。
「 レシピーは、どれね? 」
長女が持ってきた本を一通り見て、
「 ハー子、ここの所をこう・・こう・・してご覧。 」 と言って、自分の部屋へ。
やや経って・・・ 「 トー、トー ( 父親の事 )。 上手くいったよ! 」
そして、次の日、嬉嬉として手造りのバレンタイン・ケーキを学校に持って行ったので御座います。
・・・ それから時は流れ、1999年夏。 国立病院のヒゲが横たわる一室 ・・・
再び、ハー子が困った顔をしています。 お見舞いの 『 桃 』 を手に、どうしたものか?
「 父ちゃんに、桃と包丁を貸してご覧! 」
周りのものは、 「 エーッ?? 」
( ろくすっぽう、自分で箸も持てない、息も絶え絶えの者が何を言うんだ? )
皆の注目の中、ヒゲは包丁片手に、なんと桃を三枚卸し(!)にして見せました。
ハー子 : 「 エェーッ! 父ちゃんは、まだ活きていた! 」
{ 辛い入院中の、数少ない笑いの時でした。}
読者の方も試してみて下さい。 桃を文字通り三枚卸しに。
実を二つに、種一つ。 実が傷まないようにするのは、結構難です。
~~ ハー子、三歳の時 ~~
ヒゲが犬の散歩から帰ると、ハー子 (何でか、こう呼ぶんです。) が、困った顔をしています。
オーブン・トースターを使った焼き菓子が上手く出来ないらしい。
「 レシピーは、どれね? 」
長女が持ってきた本を一通り見て、
「 ハー子、ここの所をこう・・こう・・してご覧。 」 と言って、自分の部屋へ。
やや経って・・・ 「 トー、トー ( 父親の事 )。 上手くいったよ! 」
そして、次の日、嬉嬉として手造りのバレンタイン・ケーキを学校に持って行ったので御座います。
・・・ それから時は流れ、1999年夏。 国立病院のヒゲが横たわる一室 ・・・
再び、ハー子が困った顔をしています。 お見舞いの 『 桃 』 を手に、どうしたものか?
「 父ちゃんに、桃と包丁を貸してご覧! 」
周りのものは、 「 エーッ?? 」
( ろくすっぽう、自分で箸も持てない、息も絶え絶えの者が何を言うんだ? )
皆の注目の中、ヒゲは包丁片手に、なんと桃を三枚卸し(!)にして見せました。
ハー子 : 「 エェーッ! 父ちゃんは、まだ活きていた! 」
{ 辛い入院中の、数少ない笑いの時でした。}
読者の方も試してみて下さい。 桃を文字通り三枚卸しに。
実を二つに、種一つ。 実が傷まないようにするのは、結構難です。
~~ ハー子、三歳の時 ~~