田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

京料理には、通訳が

2008-09-14 20:58:10 | よもやま話・料理編
暑い夏を越すと、秋の風情を楽しむ旅行が楽しみになります。 
紅葉の京都は、最高ですよね。
『 京都 』 で、ヒゲの遊び仲間の叔父様(Oさま)との会話を思い出しました。


O   :  おぅ、幸一(ヒゲの事)つぁん。 こないだ、嬶と京都に行って来た。
ひげ :  わァー、そら良かったですね。
O   :  そっが、銭ばかり高うして、いっちょん腹んふくれんたい(満腹にならない)。
ひげ :  (苦笑) まァ、そんなもんたい。

O   :  ウズラん卵の汁物がでたもん。そっと(それと)、白魚の茹でたつとオクラの酢ノ物たい。
      川尻の店とあんまり変わらんたい!
ひげ :  ほんなら聞くバッテン、うずらの卵はまぁる(丸)なかったろう?
O   :  そう言えば、何かトロンとしとったバイ。
ひげ :  それは、ウ卵の温泉玉子で、手の掛かっとよ。 白魚も頭のなかったろう?
O   :  うん、そぎゃんたい。

ひげ :  京都では、白魚ん頭の後ろの星印みたいな所は苦かけん、そこを落としながら、
      腹わたもはずすとよ。
O   :  あやん小まかつば、一匹一匹や?
ひげ :  そのとおり。
      ついでに言えば、オクラの種も一個ずつ抜くとよ。種は渋いからね。
O   :  ヒェーッ、わしゃあ、京都のオクラは種なしかと思うとった。

ひげ :  京都の料理は、仕事の過程を聞きながら味わうものだから、
     せめてひげぐらい理解しとる者と行かんと、なんも訳の解らんツアーになっですよ。
O   :   ウーン、ホンナこつなァ! 良かこつ聞いたバナ。




 


コメント (2)
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