酒飲みは、木の芽がお好き？

この時期、むしょうに食べたくなる物がある。　竹の子の木ノ芽寿司だ。
なーに、何も難しいものでなく、煮染めた筍と寿司飯、その上に木ノ芽を散らすだけ。
唯、主役は木ノ芽の香り！
具は、他には干し椎茸とかチリメン、胡麻、〆アジ等でも良い。

京都も、木ノ芽にこだわる処だ。
ちょっと大振りなのが入れば、裏白の天婦羅にしたりで、人数の多い時は大変。
白身やウド等で、木ノ芽を透けて見せる仕事はゴキゲンだ。
鰻寿司などの叩き木ノ芽も忘れられない所。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

今日は、カカァが実家から山椒を取って来るハズだから、寿司飯を用意してと　・・・
具は、五割引きの竹輪で　？　、　まぁ、いいか！
後は、１パック百円の天然鯛のかぶと　（カマは無い）　と新牛蒡を荒炊きに。
トッピングは、勿論　“　木ノ芽　”
ザル豆腐の冷奴に、手むきの地つわのキンピラもお楽しみ。

　　　　　　　　　　　　

肴は揃った。　後はテレビ　・・・
今日は、新作の（？）　『　木枯らし紋次郎　』　か。
演技はともかく、チョット入るテーマ・ソング　（といっても、昔のままだが）　が、又良い。
７０年代の物より上等テレビで音響が良いせいか？
ラストのティンパニーの四つの微音が酒をすすませて、いけねェや！
「　もう１杯　」　と作ろうとすると、カカァが　「　アータ（怒）、まぁだ飲むとね！？　」
ヒゲ　「　おかみさん、こいつァ～、ただのクセってモンでゴザんして　」
カカァ　「　何ばぁ、バカなコツが言いよっとね　（怒）」
「　ヒェーツ　」　　爪楊枝、くわえて退散　・・・