田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

官僚たちの夏

2009-09-02 12:01:39 | 田園ものがたり
トンカツ(猫)の実家のテテ親から予約が入った。 珍しい!
いつも、フリー(予約なし)で来るのが多いからだ。
料理はおまかせ。 (田園のお客様は、殆んどがそうだった。)
その晩、大豆を水に浸して帰った。

五時になり、戻し大豆と水をミキサーに掛け、中鍋に移してスタンバイ。
「 よぅツ! 」 今日は、マジ目な顔のCさん。
ヒゲは、すぐにガス火を点け、煮込み始めます ・・・ 
                吹きこぼれないよう、宮島で混ぜながら。
香りが立ったら、オカラと豆乳とに分けます。
布巾を使っての作業 ・・・ これが、結構大変。
小道具共々、カートで出発。             
ヒゲ 「 失礼します 」 と、座敷のフスマを開けます。
C葉 「 オッ! 今日は、何ば喰わせてくるっとや? 」
    「 ハイ、出来立ての “ 引き上げ湯葉 ” なっとと思いまして 」
    「 オラ、豆腐好きだけん、そら有難か! 」

ガス台等をセットしていて、フッと見ると、C葉ちゃん達のテーブル上には、
多くの書類が積んであります。
豆乳に火を点けたものの ・・・ ???
ヒゲ 「 私は、ここにおって良かっですか? 
       ( 仕事の話が終わるまで、退席しておきましょうか? ) 」
C葉 「 うんね、良か良か、隠すごたるこっじゃなかけん! 」
    「 今、T百貨店の別館ば、しよっどが?
     本館と “ 渡り通路 ” で結ぶごつ、打ち合わせしよっとたい。 」
ヒゲ 「 ははあ、ようするに “ 一般道 ” をまたいで空中の通路を造る訳ですね。 
     熊本はそんな所 (条例)は、まだなかですもんね? 」
C葉 「 そうたい、そうたい! じゅんな (君は)、ようそぎゃんとば知っとるね?
     建築関係の者んね (笑) 」

   ・・・ 「 はい、一枚目の湯葉です。
                     私は、大酒飲み系のモンですたい。 ハッハッハー 」

一人二枚ずつの引き上げ湯葉を配り、残った濃厚な豆乳に
少しだけ “ ニガリ ” を打ちます。
出来立ての “ おぼろ豆腐 ” を分けて、出し割り醤油を掛けて ・・・

今日は、最後まで (?) 真面目に仕事の話。
ヒゲにとっても、感心するひと時でございました。
コメント
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