田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

天然魚 ~ お手並み拝見

2009-09-17 12:42:23 | よもやま話・料理編
最近、テレビで良く耳にする言葉。
お評論家様や自○党から出るのは、 “ お手並み拝見 ” というのばかり。
蔑視を含んだこのワードには、 “ 出来るもんならやって見ろ ” の意か? 
 「 お手並み拝見!」 

レッド・クリフ~三顧の礼 (4/7のブログ参照) から暫くして、栄通り・田園に
やって来た I 戸。
引継ぎの最中、 “ 平目の活造り ” の注文が入ります。
彼の口からも、「 じゃ、お手並み拝見といきましょうか。 」
ヒゲの仕事ぶりを見ようという訳です。
                         
ヒゲの相方が、 “ 氷水と三枚の布巾 ” を用意します。
ヒゲはイケスから天然平目を引き上げ、一枚目の布巾に、 “ そっと ” 置きます。
尾と首際に包丁目を入れて、背に “ 逆さ包丁 ” を入れた後、卸していきます。
卸し身は氷水に!
平目を返すと、そね返ろうとします。
チョット待って、平らになったら、同じ手順で卸して氷水へ。  ここまで一分間。

ヌメリの付いた一枚目の布巾をどかして、卸し身を取り上げ、サク取りして
ウロコごと皮を引き、再び氷水で締めます。
二枚目の布巾で、まな板に付いた鱗を拭き取る。
三枚目の布巾に、平目の上身を乗せて、綺麗に拭きます。
相方はこの間、骨の姿を盛付け舟にセット。
 “ 背の端っこ ” をチョット切って味見してから、造りの始まり。
卸してから、二分間。 イケスからは、合計三分間の仕事。

I 戸 「 はァー! さすがに手馴れたもんですね。 」
しかし、この時、彼氏は “ 手順とスピード ” にのみ気を取られ、
肝心な所を見落としていました。
やがて、それが何か、解かる日がやって来るので御座います。




コメント
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