田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

ヒゲ&トンからの逃避行 ~ Ⅳ

2009-09-20 10:30:20 | カァちゃんのたわ言
9/9  (三日目)

娘宅での二日目の朝、ナント 「 オムレツを作ってくれ! 」 と注文が。
何で??
私が作るようなフワフワしたオムレツを、婿殿に作ってやりたいようだ。
一応の作り方は知っていて、レシピー通りに作って見るが、思うような感じにならないと。
そこで、京都の職人さんみたいに、私の腕前を盗み見する作戦にでた。
父親似の所が随所に見られる事は解かっていたが、こんな所までやり方が似るとは!
まさか、トイレにメモしに行ったのではないだろうな?

婿殿を仕事に送り出し、母娘は京都へ向かう準備に。
目指すは、 『 祇園 たに本 』 での昼食。
以前、御主人の著作本の紹介などでブログにも登場の、ヒゲの先輩の店。
私達の紹介で上京した、熊本出身のT.S君が頑張っている。
彼の料理を楽しめるのも嬉しい。
ヒゲは、来れなくて、悔しい思いをしているに違いない。

四条で電車を降り、懐かしい風景を目にする。
35年前、修業の為に着いた京都とは、気持ちも見る物も別物の感だが。
  『 一力茶屋 』 から南への通りを歩くのは初めて。
バスも通るような広い石畳の両側には、ベンガラ格子の建築物が並び、京都を満喫できる。
その一角に、 『 たに本 』 はある。
              
玄関も店内も、しっかり “ 京都 ” を感じられる。
飾られている花も、私好みで落ち着く。
昨晩のフレンチとは、食べる前から、何かが違う?!
明らかに成長が見えるT.S君の出す料理が始まった。
娘と顔を見合わせて、ニコッ!  口の中が、優しい幸せを感じる。

ビールで始まった片山の女達は、昼間から “酒” を飲もうとしている。
「 いえ、いえ、あまり飲めないんです。 」 なんて言っても、素性はバレバレ。
     《 群馬の蔵元で醸造されたオリジナル純米酒 》
良い気分で、しゃべりも止まる事を知らず ・・・・
店主の谷本さんが、料理教室 (包丁専門店 『 有次 』 主催 ) の講師を終えて登場。
懐かしいあけみちゃん(私の事)に会う為に、早く引き上げて来て下さったのだ。
進められるままに、夜の宴会モードになってしまいました。

ヒゲの修業仲間の方達には、私までも随分可愛がってもらって、嬉しいことでした。
その中で四人の方が、近隣で店を構えておられます。
次回は、皆さんに会える時間を作りたいものです。

もう帰らなくっちゃ、飛行機に乗り遅れるぞ ~
支払いも拒否された上に、御土産をどっさり頂いて、恐縮しながら空港へ向かいました。
今度の飛行機は、いつものサイズ(?)で、ホッ!
ウトウトと夜間飛行で、ヒゲとトンの待つ熊本へ着きました。
ヒゲから頼まれた御土産が、何もないんですよね。 (ゴメン、ゴメン)
「 カァちゃんが楽しんできたら、それで良か良か! 」 と、言ってくれるハズですが?

ヒゲは、ニコニコ顔で迎えてくれましたが、トンは ・・・
「 何してたんだ? 」 というような声で向かえてくれた後は、私の蒲団にふて寝でした。
          
次の逃避行を楽しみに、しばらく、おりこうさんしまぁ~す! 
コメント
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