先日のTV映画、ケビン・コスナーの海洋救助物。
日本の映画 『 海猿 』 のリメーク版みたいなものだが、その中の1シーン ・・・
磯の洞穴前でのセリフ ~ 「 波を読め! 」
ヒゲは、小学生時代を思い出した。
身体の弱いヒゲを見かねてか、親父が、従弟達と一緒に鹿児島の阿久根大島に、
海保養に連れて行った。
いつもは、熊本・宇土長浜周辺で泳いでいたヒゲ達は、目を見張った。
「 こんな綺麗な海水浴場があるのか! 」
まだ終戦後から、時が立ってない時代。
観光客も非常に少なく、荒らされていないパラダイスだった。
澄み切った浜辺で、我がもの顔で泳ぐヒゲ達。
そうは言っても、やがて飽いてきます。
そして、目を付けたのが、禁断の地 ・ 遊泳禁止の裏海です。
外洋に面した磯だけの荒場なのです。 勿論、誰も泳いでいません。
魚は当然のこと、遠くにはイルカもいるし、何よりもバラエティに富んでいる。
しかし、そこには荒波もあった。
波は、磯にしがみついているヒゲ達を、軽々と持ち上げ、再び磯に叩きつけた!
傷が癒えると、そこは子供の事、性懲りもなく再び磯へ。
何度も、そんな目に会っていると、不思議にケガが少なくなります。
それなりに、勉強してゆくのでしょう (?)
そんなある日、遠い沖で遊んでいたヒゲ達は、ピンと来ました。
海が急にシケて来たんです。
直ぐに陸に向かったのですが、海の急変が早かった。
陸に上がる為の磯場に近づいたのですが、そこに大波が ・・・ 。
ヒゲ達は、上陸予定の磯から距離を置いて (!)、 立ち泳ぎしています。
何故、波に乗って、磯に上がらないんでしょう (?)
波に乗るのは良いが、降りる時 (?!) は、どうにもならない力で、
磯に叩きつけられて、大ケガは必定か。
しばらく、じっと海に漂って、波の様子を観察します ・・・
すると、ある波のリズムが解ってくるんです!
そう、だいたい4回に1回の割り合い位で、磯に押し寄せる波と引き上げる波が、
お互いに “ 干渉 ” しあう間があります。
その時だけ、磯の周りはベタなぎになるのです。
ヒゲ達は、じっと 『 波を読んで 』 、その瞬間 「 行けーッ! 」 と、
磯に向かって泳ぎ始めます。
上陸して 2.3歩進んだ頃、次の波の先端が白い泡で、足首に絡みつきますが、
もうダイジョウブです。
海のワッパ共は、笑い転げて、岸から離れたのでした。
その後、阿久根大島での夏キャンプは、田園グループの社員慰安を兼ねて、
数年続けられました。
《 鹿と中学生(?)のヒゲ 》
日本の映画 『 海猿 』 のリメーク版みたいなものだが、その中の1シーン ・・・
磯の洞穴前でのセリフ ~ 「 波を読め! 」
ヒゲは、小学生時代を思い出した。
身体の弱いヒゲを見かねてか、親父が、従弟達と一緒に鹿児島の阿久根大島に、
海保養に連れて行った。
いつもは、熊本・宇土長浜周辺で泳いでいたヒゲ達は、目を見張った。
「 こんな綺麗な海水浴場があるのか! 」
まだ終戦後から、時が立ってない時代。
観光客も非常に少なく、荒らされていないパラダイスだった。
澄み切った浜辺で、我がもの顔で泳ぐヒゲ達。
そうは言っても、やがて飽いてきます。
そして、目を付けたのが、禁断の地 ・ 遊泳禁止の裏海です。
外洋に面した磯だけの荒場なのです。 勿論、誰も泳いでいません。
魚は当然のこと、遠くにはイルカもいるし、何よりもバラエティに富んでいる。
しかし、そこには荒波もあった。
波は、磯にしがみついているヒゲ達を、軽々と持ち上げ、再び磯に叩きつけた!
傷が癒えると、そこは子供の事、性懲りもなく再び磯へ。
何度も、そんな目に会っていると、不思議にケガが少なくなります。
それなりに、勉強してゆくのでしょう (?)
そんなある日、遠い沖で遊んでいたヒゲ達は、ピンと来ました。
海が急にシケて来たんです。
直ぐに陸に向かったのですが、海の急変が早かった。
陸に上がる為の磯場に近づいたのですが、そこに大波が ・・・ 。
ヒゲ達は、上陸予定の磯から距離を置いて (!)、 立ち泳ぎしています。
何故、波に乗って、磯に上がらないんでしょう (?)
波に乗るのは良いが、降りる時 (?!) は、どうにもならない力で、
磯に叩きつけられて、大ケガは必定か。
しばらく、じっと海に漂って、波の様子を観察します ・・・
すると、ある波のリズムが解ってくるんです!
そう、だいたい4回に1回の割り合い位で、磯に押し寄せる波と引き上げる波が、
お互いに “ 干渉 ” しあう間があります。
その時だけ、磯の周りはベタなぎになるのです。
ヒゲ達は、じっと 『 波を読んで 』 、その瞬間 「 行けーッ! 」 と、
磯に向かって泳ぎ始めます。
上陸して 2.3歩進んだ頃、次の波の先端が白い泡で、足首に絡みつきますが、
もうダイジョウブです。
海のワッパ共は、笑い転げて、岸から離れたのでした。
その後、阿久根大島での夏キャンプは、田園グループの社員慰安を兼ねて、
数年続けられました。
《 鹿と中学生(?)のヒゲ 》