田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

味音痴入門~醤油

2012-03-31 20:06:37 | よもやま話・料理編
70年代、京都・松山閣での事。
「 お前! 何してんのー (怒) 」 と、A尾親方の大声。
ヒゲの同僚 (ほら、ここのブログで、たい焼き君の話の時に登場した) が、
まかないの漬物に、いきなり醤油をぶっ掛けて食べ始めたからです。
「 そんなモンなー ちゃんと味見して、足りない時にチーと掛けるもんやー 」

90年代、熊本・田園。
「 S藤チャン、何しよッとネ? (怒) 」 と、ヒゲ。
「 自分達で作ったぬか漬けに、そぎゃんドボドボと醤油を掛けるもんがアルか! 」
                          

ヒゲ小学生の時、初めての料理は、焼きメシでした。
某メーカーの “チャーハンの素” を、貰って作りました。
やがてソノ素は終わり、次は塩と胡椒だけで作る事に。
そうやっている内に、 「 焼きメシに醤油を使うと美味しくなる 」 と聞いたのです。
早速、そうしてみると、あら~?! 本当じゃあありませんか。
旨くなっている!
料理の不思議さを知った、初めての出来事でした。

そんなショウユ焼きメシを作り続けてたある日、ふと思い、塩と胡椒だけで焼きメシを作った事が。
食べてみると、驚きました。 米が甘いのです。
しかも醤油くどさ(!)が無いので、幾らでも食べられるのです。
再び不思議さを思い知った瞬間でした。
日本の食文化は、醤油です。
しかし、何時の間にか、日本人はこの醤油に頼り過ぎる事もありがち。
例えば、牛ステーキに醤油のソースを使う方が旨くなるのは識られてます。
こんな場合でも、ソイ・ソースの乱用は、諸刃の剣に成る事を自覚しなくちゃいけません。
つまり、掛け過ぎると、総てが醤油の味に染まって仕舞うからです。

内のお客さんにもよく有った事ですが、焼き魚が運ばれてきます。
すると、途端に卓上の醤油瓶から、ボトボトと魚に掛けられます。
習慣なのでしょうが、少し残念。
せめて、塩加減でも確かめて貰えた後ならと。
甘鯛あたりの焼き魚の場合には特に。
上記の漬け物の話も、物足りない時、ほんの数滴だけ醤油を落とす。
そんな習慣をつける事が、食物の味を理解する第一歩かもしれません。
その為なら、醤油瓶の注ぎ口にも注意かも?
ドボドボ出る様な、醤油メーカーを喜ばせる瓶は、考えモノでしょう。

                       
人気ブログランキングへhttp://blog.with2.net/link.php?1046790  
          ↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする