田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

全日本学生チェス選手権~スパーリング

2012-03-16 17:43:32 | ヒゲの盤上の世界
73年夏の終わり、京都北区衣笠のアパート弥生荘。
夕方、疲れ顔のヒゲは、アパートを出て直ぐ左側の坂道を歩き始めた。
坂道の横には、小さな川が。
  貴女はもう忘れたかしら ♪ ~~ 窓の外には神田川~ ♪

チェスのトレーニングで、ウッ血した頭をほぐす為、歩いて気晴らししようと。
時折、ジョギングの真似をして、体力のキープをはかります
もうすぐあるロングのトーナメント、最後は体力勝負になりますから。

当時のチェスの勉強方は、専ら数少ない洋書でした。
ヒゲが、73年代頼ったのは次の三冊。

  

“ ポケット チェス オープニング ” ミニ本ながら、解り易い構成。
“ Think like a Grandmaster ” 当時は、バイブルみたいな解説書でした。
    ロシア語本の英訳だから、露語の出来ないヒゲには有り難いモノだった。
    主に、クローズドの局面での考え方を、綿密に説明して有りました。
“ チェス ライフ & レビュー ” アメリカからの、定期購買で来る月刊誌。
    日本の、近代将棋みたい物でした。
    主に、米国のトーナメント実戦譜や次の一手物。

4畳の部屋に戻ったヒゲ、気を取り直して、再びボードに向かいます。
しかし、棋譜を並べていると、途轍もなく眠気が襲ってくる。 (笑)
学究タイプでは無いヒゲには、本だけでトレーニングするのは、どうにも辛い作業でした。
ひたすらシャドウボクシングや、パンチング・ボールを打たされてる様なモノです。
どちらかというと、実戦派のヒゲには、スパーリング( 実戦)の方が性に合っていたのです。
しかし、当時の関西の方では、ヒゲのスパーリング・パートナーを付き合ってくれる方は、
なかなか居られませんでした。

そして現在、iPadアプリー “ ザ・チェス ” 。
チェスの実戦を付き合ってくれるソフトです。
幾らやっても、嫌な顔ひとつせず、相手してくれると云う優れもの。
うわーっ、こんなのが70年代の日本に在ったならば ・・・
勿論、ネットチェス・ソフトでも。
当時の、地獄の様なヒゲのチェス・トレーニングは、随分違ったモノになっていた
ことだろうと思う此の頃です。

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コメント (2)
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