3/11 (日曜日)
届いたばかりの 『 しらうめ 』 を読んでいたカァちゃんが叫んだ。
「 同窓生が、薩摩切子復元の第一人者だったてよー 。 熊本出身なんだよねぇー 」
ヒゲ 「 フーん、ひょっとしたら、此処に連れてきているグリーンの切子の作者かも? 」
カカァ 「 エーッ、そんなン在ったケー? アッ、あるある。
前に新聞に出てて、ブログにも書いた人と同じかな?
中根サト子さんなのかな? 」
ヒゲ 「 ああ、その人よ! 」

『 しらうめ 』 とは、第一高校の同窓会(清香会)から出版されている会誌。
その中の投稿記事が、田園時代のヒゲの記憶を呼び起こしたのです。
90年代のある日、朝早くから、ヒゲは岩田屋(現・県民百貨店)に向かいました。
前日の熊日新聞で、女性作家の薩摩切子展が催される事が、載っていたからです。
何故そんな朝早い時間に?
展示会と云っても、良い作品は、ほんの数点。
下手に遅れると、良いモンは、好事家の奥様がためらいもなく買いあげてしまいます。
何度、指をくわえて、地団駄踏まされた事か!
8階(?)にあったギャラリーに入ると、ヒゲ以外に誰も客は居ません。(シメシメ)
残念ながら、作者の方もお出でではありませんでしたが。
ひとしきり、展示品に目を通します。
直ぐに一点だけ、ヒゲに訴えてくるモノが在りました。
もう一度確認に行きます。
今度は、作品の鑑定チェックです。
カットの具合を、ライン一本づつ調べて行きます。
その後は総合チェックです。
確認作業の後、なぜかヒゲはギャラリーを出ました。
非常階段で缶コーヒーを求めて、ベンチに。
頭を冷やす為です。 勢いで買うと失敗も多いのです。
なにせ高額!!
店の一日の利益が吹っ飛ぶようなものですから、慎重を要します。
頭の中で、先ほどの作品を3Dに動かして、色々な角度から考えます。
田園の口うるさいお客さん達は、気に入ってくれるだろうか?
そして意を決したヒゲは、再びギャラリーに入って行きました。
まだ、売れてない様にと、念じながら ・・・
その日の内に、田園に登場したソレは、当日から一番の人気者になったのです。
酒が入る量が、黄色の薩摩切子より少ないので、大酒呑みの田園客には調子が良いのです。(笑)
そんな人気もの切子の作者が、ウチのカカァの後輩だったなんて、何とも不思議な縁ですネ。
「 面識はないけど、なんか嬉しくなるね。 」 とカカァも言ってます。
以前は、薩摩切子の工芸家の一人としての認識だったのが、今回の記事で、復元に最初から
係わり、その第一人者であると。
今夜は、そのグラスで八海山でも飲みながら、彼女の功績を称えよう!

http://blog.with2.net/link.php?1046790
↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです!
届いたばかりの 『 しらうめ 』 を読んでいたカァちゃんが叫んだ。
「 同窓生が、薩摩切子復元の第一人者だったてよー 。 熊本出身なんだよねぇー 」
ヒゲ 「 フーん、ひょっとしたら、此処に連れてきているグリーンの切子の作者かも? 」
カカァ 「 エーッ、そんなン在ったケー? アッ、あるある。
前に新聞に出てて、ブログにも書いた人と同じかな?
中根サト子さんなのかな? 」
ヒゲ 「 ああ、その人よ! 」

『 しらうめ 』 とは、第一高校の同窓会(清香会)から出版されている会誌。
その中の投稿記事が、田園時代のヒゲの記憶を呼び起こしたのです。
90年代のある日、朝早くから、ヒゲは岩田屋(現・県民百貨店)に向かいました。
前日の熊日新聞で、女性作家の薩摩切子展が催される事が、載っていたからです。
何故そんな朝早い時間に?
展示会と云っても、良い作品は、ほんの数点。
下手に遅れると、良いモンは、好事家の奥様がためらいもなく買いあげてしまいます。
何度、指をくわえて、地団駄踏まされた事か!
8階(?)にあったギャラリーに入ると、ヒゲ以外に誰も客は居ません。(シメシメ)
残念ながら、作者の方もお出でではありませんでしたが。
ひとしきり、展示品に目を通します。
直ぐに一点だけ、ヒゲに訴えてくるモノが在りました。
もう一度確認に行きます。
今度は、作品の鑑定チェックです。
カットの具合を、ライン一本づつ調べて行きます。
その後は総合チェックです。
確認作業の後、なぜかヒゲはギャラリーを出ました。
非常階段で缶コーヒーを求めて、ベンチに。
頭を冷やす為です。 勢いで買うと失敗も多いのです。
なにせ高額!!
店の一日の利益が吹っ飛ぶようなものですから、慎重を要します。
頭の中で、先ほどの作品を3Dに動かして、色々な角度から考えます。
田園の口うるさいお客さん達は、気に入ってくれるだろうか?
そして意を決したヒゲは、再びギャラリーに入って行きました。
まだ、売れてない様にと、念じながら ・・・
その日の内に、田園に登場したソレは、当日から一番の人気者になったのです。
酒が入る量が、黄色の薩摩切子より少ないので、大酒呑みの田園客には調子が良いのです。(笑)
そんな人気もの切子の作者が、ウチのカカァの後輩だったなんて、何とも不思議な縁ですネ。
「 面識はないけど、なんか嬉しくなるね。 」 とカカァも言ってます。
以前は、薩摩切子の工芸家の一人としての認識だったのが、今回の記事で、復元に最初から
係わり、その第一人者であると。
今夜は、そのグラスで八海山でも飲みながら、彼女の功績を称えよう!


↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです!