Bフィッシャーを探せ

２００８年、田園が閉店すると云う事で、加藤さん達がお別れ会をしてくれました。
福岡の方も来て頂き、嬉しい会でした。
勿論、Ｍマウンテンさんとその息子さんも。
宴会と云っても、元来チェスの好きな人達。
田園のママが挨拶に来る迄の時間に、チェス・ボードが登場するのは、当たり前の
成り行きでした。

ちょうどヒゲが入室する頃は、マウンテンさんの息子がチェスの対局を！
やがてそのゲームは、ルークが侵入して、よくあるメイトの型になりました。
ほら、キングが　ｇ１　に居て、ポーンが　ｆ２　、　ｇ２　、　ｈ２　に並んでいて。
其処に、敵のルークが　『　ｄ１　』　に入ってチェックと。

皆、固唾を飲んで、見守っていました。　次に、何が起きるのか？
自分のキングを倒すのか？　・・・　或いは、突然の敗局に涙が溢れるのか？
小考後、息子さんが指したのは、何とキング　ｈ１　。
その瞬間、ヒゲとみんなに、どよめきの声が。
『　此処に、Ｂフィッシャーが居る！　』

　　　　　　　　　　　　　　　　　
何と斬新な手でしょうか。
例えれば、このメイトの型は、実際の古代戦争で細長い洞窟に居る所を、横から弓矢で
射られた様なモノか。
普通は絶体絶命なんだが　・・・　洞窟の奥に、もう一歩逃げてみよう。
ひょっとして、弓矢の射程（！？）が尽きて助かるかもしれません。
凄い実戦的発想です。

やがて、ママが挨拶に入室すると、皆さんからのねぎらいのお花を頂きました。
何と云う有り難い事でしょう！

あれから、もう４年が過ぎました。
ヒゲには、１歳５ヶ月になる孫がおります
その孫が近々、我が家に遊びに来る事に。
カカァが、チェスのピースを渡そうと、早くから準備して待ち構えているんです。
今、ペグボードとやらで、ピースを持つ練習中とか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

そうなると、マウンテンさんちの息子・フィッシャーに対抗すべく、
マゴ・響（ひびき）を、Ｂスパスキーとして育てようか？
ヒィ・スパスキーなんて。　（笑）

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