めん喰い

ヒゲ夫婦は、メンクイ。
と言っても、皆さん御存知どおり、麺を喰うのが好きなのです。　
特にカァちゃんは、昼に御飯物と云うとイヤな顔になります。
ヒゲ的には、御飯物（特にドンブリ物）にして貰うと、不自由な手でもスイスイと
かき込むだけで済むので楽チンなのですが。　（笑）
でも、そんな我が儘は言って居られません。　
作ってもらえないと困りますから。
それに、御飯物だと、つい食べ過ぎて胃もたれ気味になるので、麺類を選択するのです。

ヒゲは、具の多い麺類は少し苦手。
ほら、ラーメンで云うと、チャーシュー・麺。
麺が見えない程タップリのチャーシューで覆われた丼。
年寄りには、ため息が出ます。
ノリやらワサビぐらいで済む、冷やしソーメン　・　ザルうどん　・　ざる蕎麦が丁度良いのです。
麺の歯応え、麺の味そのものを賞味する方が好きなのです。
コレに、市販の麺つゆで文句ありません。
自分の好みに調整すれば良いんです。

ざる蕎麦に丁度良い麺つゆが有ったとします。
その同じつゆで、冷やしソーメンを頂くと、甘くてしょうがない。
ヒゲは辛抱たまらず、希釈の水を多めに入れて、そこに醤油（薄口でも）を少し加えて、
お茶を濁します。　
ただ、これがチョット面倒！
昼は、ヒゲみたいな閑人でも、アッサリ・簡単に用意したい所。

そんな時、あるカタログ販売で、紙パックの麺つゆを見付けました。
マァ、また（！）欺されて元々と、注文しました。
　　　　　　　　　　　これがドンピシャ！！
甘いつゆが苦手なヒゲとカァちゃんには、バッチリ。
酒を飲まない、まっとうな方には、ちょっと辛いつゆかもしれませんが。　（笑）
例えば、稲庭うどんのつゆにこれが出されると、酒呑みの最後のシメとして有り難い。
特別に旨～いというツユではありませんが、麺自体を楽しむヒゲには、かえって嬉しい話。
しかも、割り安ですし。

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