終活ブーム

先日、東京オリンピック開催が決まった日の夕食。
カァちゃんが、　「　私達、このオリンピックを観れるンでしょうかネ？　」
ヒゲ　「　あんたは兎も角、俺は際どいかもネ？　」
２０２０年の東京五輪まで、あと七年。
七年って長いのか？
もし生きて、この五輪に立ち会えたら、演りたい企画がある。
前回の東京五輪は、ヒゲ中学二年の時でした。　５０年位前のことだ。
同じ教室のみんなと、テレビでオリンピックを観たのです。
鬼の大松監督と河西キャプテンの東洋の魔女達が、画面に登場して盛り上がったものです。
今度の五輪も、その時と同じ同級生のみんなと、ＴＶ観戦したいのです。
勿論、観戦しながら酒は外せない。　(笑)
東京オリンピック同窓会と云ったところか。
ヒゲ達は、ちょうど７０歳になる。
９９年に埋め込まれた人工血管は、その時まで保っているのだろうか？
あちこち血管内をステントで補強して、だましだましの生活かもしれない。

先日、猫トンをキャリーバッグに詰めて、我が家に帰宅する時のタクシー内。
運転手さんが聞いてきた。
「　うわっー、かわいい。　お幾つですか？　」
「　１８歳です。　」　「　そぎゃん、成っとですか？　」
その後の質問に、絶句した。
「　もしその子が亡くなったら、又、猫を飼いますか？　」
ヒゲは、一瞬ちゅうちょした。
「　もう、飼いきらんどね。　」
次の猫が、今の猫トンと同じ二十年程生きるなら、ヒゲは逝っている。
後をみるべきカァちゃんも、そんな長く生きてるだろうか？　（笑）
子供達に託すのも、無責任過ぎるだろうし。

ＮＨＫの番組でも、終活が取り上げてあった。
６０才以上の備蓄の調査も。
結構な割合で、３００万円以下の貯金しか用意してないと。
其れぐらいでは終活は不安だな～。
むしろ、明日の就活を心配しないといけないようだ。　(笑)

　
　　　　　
　　　　　　　　　　
三歳の孫のいじめに耐えた老描トンも、今はのんびりの日々。
ヒゲの隣にベッタリとして、身づくろいをしている。
「　長生きしてくれよ～！！　」
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