政治家の為の将棋教室

藤井七段の活躍のおかげで、各地で将棋教室が盛況です。
最初に教室で教えるのに腐心するのが、将棋の目的たる王様を詰めることです。
コレを認識してないと、勝負がつかない。

で、詰め方の基本を覚えるのですが、最初に登場するのが　“　あたま金　”　です。
王様が５一に居て、５三に攻め方の歩が居る。
攻め方の持ち駒に、金将が在る。
そして、攻め方の生徒がその金を５二に打ったら、拍手喝采と云う訳。

　　　　　　

こうして、詰みの概念を覚えたら、もう締めたモンでしょう。
この後、並べ方を覚え、動き方を覚え、段々上手になるはず。
そして、最後に覚えるのも、また！　“　あたま金　”　です。

何で今さら、詰みの概念の　“　あたま金　”　が登場するのでしょう。
　『　最初に覚えるのはあたま金、最後に覚えるのもあたま金　』
このプロセスが、大事なんです。
最後に覚えるあたま金は、“　あたま金までは指してはいけない　”　と云うマナーです。
にっちもさっちもならない醜い状態で、詰みまで指し続けるのは、指してる相手に失礼だ。
そして、コレが覚えるべき、最も大切なことですと云う訳。
『　礼に始まり礼に終わる将棋　』　と云うゲームでは、いさぎよさも大事な要素です。
“　トドメのあたま金　”　の詰みまで指すような、見苦しい姿をさらしてはならない。
ヒゲ爺が、孫たちに教えるのは、「　そんな未練がましく、いつ迄も指しては駄目だよ！　」
この最も大事なことを、孫に教えなかった日本人政治家がひとり居る。

最近見た雑誌の見出しです。
　　安倍政権がついに詰む？　もう一つの　“　爆弾文書　”　・・・　AERA
まるで、決定的証拠を目の前に突き出されたようだ。
ドラマ風に言えば、「　お前は、もう詰んでいる！　」
国民の信が無くなった総理大臣は、辞任すべき時が来ている。

　　　　　　　　　　

しかし、カエルのツラに小便の如く、ドヤ顔の嘘つき宰相。
そうか？
なんと言われても、あたま金まで、アベちゃんは指したいのだな。
今の地位にしがみついて、どうしても東京五輪の時までソーリ大臣で居たいのでしょう。

　　　　　　　　　　　　　　　
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