田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

酒飲みの憂うつ〜春野菜

2020-04-23 19:01:19 | よもやま話・料理編
ヒゲにとって、2〜3月は冬の海の幸が楽しみ。
ナマコに牡蠣、それに白魚なんて、酒飲みの為の食材でしょう。
そして3〜4月は、新物(!)の春野菜が楽しみ。
ほろ苦い旬の野菜は、土筆に始まり、若竹 ・ 早蕨 ・ 蕗にツワブキ。
このアクのある野菜を肴に、日本酒を傾ける。
なんて贅沢な時間!!
                    
昔は 、それを少量ずつ蓋物に盛り込んで、『 炊合せ 』 と言う献立に。
蓋を開けたら、木の芽の香りが漂い始め、季節感をあおります。
極々当たり前の楽しみでしたが、今はとても手が届かない幻のメニューに。
今やほとんどの店が、こんな面倒な野菜に手を出さないからです。
       
               
                 ≪ 2012年のカァちゃん作 ≫

なるほど五時開店の店で、料理人が四時半くらいに出勤していたら、
こんな野菜の料理は無理でしょう。
出てくるのは、せいぜい焼き竹の子みたいなオッシャレ〜な一品ぐらい。
そんな気が利いた料理じゃなく、ごく普通の孟宗竹の土佐煮でいいのだが。
下手すると、缶詰の竹の子の焚いたンのが出て来ると、ガックリ  
昔の当たり前のメニューが、妄想(!)に思えてしまう。
    
        ≪ 2013年 わらびの下処理 ≫
            
             ≪ 辛子蓮根以外は、カァちゃん作 ≫

ついでに言うと、田園の店の料理人は全員、昼の12時に出勤でした。
昼食なしの夜だけの営業ですよ。 (念のために)
鱗(!)の付いた大漁の魚と、面倒くさい野菜の下処理の為です。
そんな早くから始めても、やっとのことで間に合うかどうかでした。
      
              
         ≪ 2014年 カァちゃんが茹でた合馬の筍と蕨 ≫

そして今、この春野菜の料理が、飲み助ヒゲの憂うつですネ。
2〜3月の海の幸は、デパ地下鮮魚店での買い物でなんとかなります。
しかし春野菜は、買い物は出来ても、その後の手間がカァちゃんに委ねられます。
数年前までは、意気揚々とはまっていたんですがね!?
今年は、つわぶき料理が二度、食卓に上がっただけなんです。
           
近頃は、猫とヒゲの世話にお疲れなんでしょう?
「 料理してくれ 」 なんて、とても言えません。 ハイ! トホホホー 

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コメント (4)
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