田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

勇魚(イサナ)

2020-04-21 17:58:14 | 田園ものがたり
サクラマチの食料品スーパーに、週一間隔でカァちゃんは出かけます。
ヒゲ的に一番嬉しいのが、クジラ料理があること。
上身はもちろんですが、内臓系も多種類あり、そう高額でないのがイイ。
この内臓や皮を美味く喰わせる為の、先人たちの工夫には感謝が絶えません。
        
ヒゲ達戦後生まれの団塊世代の学校給食。
とにかく、苦手は脱脂粉乳。
栄養分はともかく、日本の小学生には馴染めない味覚でした。
そんな中、小学生ヒゲの嬉しい献立が、鯨カツでした。
当時としては、唯一に近い肉。 貪るように喰ったモンです。
そう、ヒゲ世代には貴重なタンパク源。 もう、身体の一部なんです。

モービーデック時代のアメリカ捕鯨船は、脂を採るだけにクジラを追っていた。
そんな米国人が、油はもう必要ないから捕鯨はしないと。
そして、自分達がしないから、捕鯨を続ける日本を手のひら返しで悪者扱い。
クジラ獲りは、野蛮な行為だと日本人を責め始めた。
        
先人から引き継いできた日本の食文化は止めたがいい、と言う。
そんなアメリカファースト的思考とは、まるで違う米国人がいました。
         
             
ある日の田園、小上がり席・雪。
そこは畳席で、割とゆったりとスペースがあるハズですが ・・・
この日は、なぜか狭く見えます。
R放送のK村さんが座卓を引いて、ゆっくり座って貰うとします。
それでも、体格の良い C・W・ニコルさんがあぐらで座ると狭く見えます。
ニコルさんは、ご機嫌の表情で日本酒のヒヤ(!)を、楽しまれました。
         
クジラのヒゲ根さえ利用する日本文化を、良く理解していた人でした。
最近、鬼籍に入られました。 また、日本は惜しい人をなくしたのです。
             
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コメント (2)
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