田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

救世主〜ジャンヌ・ダルク

2020-04-25 20:00:27 | 田園ものがたり
80年代初めの熊本市の繁華街に、ある都市伝説がありました??
            

下通りアーケードを、鶴屋方面から “ 酒場通り ” に向かう美女。
和服の着付けも品良く颯爽と歩くその姿に、年寄り達が振り返る。
神に仕える職を生業としてる彼らは、午後には、外飲みに出かけるのだ。
しかし、当時の熊本市では、彼らが楽しく飲める処は案外少なかった。
              

酒場通りを右に曲がった美女を追いかけてみよう。
年寄り達は、今来た道を引き返して、大冒険の始まりです。 (笑)
酒場通りとは、たそがれ酒場 と言う名の大きなキャバレーが在った通りです。
この通りの反対側は、クラブたそがれ が在って、 “ クラブ通り ” と言う。
飲食店が並んだ、熊本市でも有名な歓楽街です。
 
        
              ≪ 数年前の様子です ≫

その着物美人が足早に歩くので、年寄りは追いかけるのが精一杯。
やがて、美女は酒場通りから 栄通り を左折します。
そうして、一軒のやや古ぼけたレストランに入って行きました。
年寄りは、その店の前でたじろいだ。 
看板に、 和風レストラン と書いてあるからです。
なるほど、ショーケースには、海老フライなんかのロウ細工がある。
洋食屋か?
ホラ、昔の銀丁食堂のショーケースに並べてあったような食品サンプルですよ。

    「 こんな処で、酒が飲めるのか? 」
年寄りはいぶかりますが、まあ良いものは試したいと、ドアを開いた。
畳席を見て、ややほっとした年寄りは、ビールを頼みます。
早歩きで乾いた喉を潤して、ひと呼吸。
すぐに出て来た突き出しに、目を丸くする。
切り口が立っているコノシロ刺しやら、ほのかに湯気が出ている筑前煮!
当時の熊本市の突き出しといえば、紅白なますとか南蛮漬け等が多かった。
まるで違う概念の突き出しを、先ほどの美女が持って来てくれる。
ついでに、お酌もしてくれる。 彼女は、この店の若女将だったのです。
                 

たちまち、田園の店の虜になって、仲間の宮司さん達を連れて来たので御座います。
さて、冒頭の都市伝説?
若女将が外出すると、帰る時には金魚のフンみたいにお客が付いてきたのでした!?

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