田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

ソロバン忠臣蔵

2020-11-15 18:52:51 | ヒゲの毒舌
先日、『 決算! 忠臣蔵 』 と云う新作映画を観た。
忠臣蔵を金銭面からの切り口でとらえるもの。
斬新なアイデアに見えますが、ヒゲには昔観たシリーズ物の忠臣蔵で
記憶があります。
                
お殿さま切腹後、赤穂城で籠城か開城かの喧々諤々の定番のシーン。
その次の回でしたか?  コレが秀逸!
家老の内蔵助は、数名の勘定方プロジェクトチームを編成した。
上段が2玉・下段が5玉のソロバンを使って、精算業務を急ぎます。
藩の後仕舞いをスムーズに進める為です。
         
          
赤穂藩は、塩田業で財を成していました。
つまり、裕福な藩。
そんな豊かな藩の藩主・浅野内匠頭が献上品をケチった?
指導役の吉良上野介に鰹節三本で済ませたから、さあ大変。
なんだコレは! 笑止千万!!

さて赤穂藩を清算するに当たって、それまでの貯えをどうするのか?
ほら、アベノミクスでぼろ儲けした今の大手企業の内部留保みたいな物です。
それをどう活用するのか?  内蔵助の力量が問われる。
        
最初の難問は、家来衆への退職金の配布。
断固(?)籠城、城を枕に討ち死を主張していた高官。
どっこいタップリの退職金を手にしたら、ニコニコでそそくさと離藩する。
もちろん討ち入りなんて、眼中にありません。 (苦笑)
  
次の難問は、藩札の始末。
藩札とは、例えば大東亜戦争時の中国大陸での軍票みたいな物でしょう。
占領地での代用紙幣か?
で、藩札の清算するのですが、こういう非常時には普通は二束三文。
踏み倒しになるのが一般的ですが、内蔵助の赤穂藩はそうならなかった。
最小限の割り引きで現金化に応じたので、領民や商人からは大感謝された。
そして最後が、討ち入りの為の準備金。
大阪商人に託して、武具調達を依頼した。
          
              
さて、今度の新作映画 ・・・ お笑い芸人も入れての意欲作。
支出額のシーンが、まるで空港での電光表示板みたいにクルクル回転する。
なるほど、オモロい演出です。
まあ垢抜けていますけど、多過ぎるとウンザリしてしまう。
あゝ、もったいないなぁ。

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