田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

臥薪嘗胆の一戦

2020-11-26 19:20:34 | ヒゲの盤上の世界
11/22 (日曜) 〔 良い夫婦の日 〕
ちょっと寝過ごしてしまい、急いでTVをつける。
もう、対局が始まっているではありませんか。 
木村前王位 VS 藤井聡太二冠の、NHK杯戦です。
解説は、羽生九段。
局面は、角換わりの最新型。
ほら、後手の王様が 5二 から 4二 に徘徊(?)するヤツ。

因縁のこの2人の闘いは、木村さんを応援したいヒゲ。
遅咲きながら、不撓不屈の根性でタイトル奪取した我ら中高年の星です。
         

振り返って前回の王位戦第2局。
聡太が 3二銀打ち と竜に当てた時、木村王位が 3一角 と王手。
普通、こんな急所に打たれたら、 「 ハイ♪  ソレまーでよ♫ 」 のハズ。
だが、その数手後の聡太の 5三香 の局面を眺めていると、なにやら雰囲気が漂う。
これって、逆転の目が出始めたのではないか?
そして、この敗戦の痛手から立ち直ることが出来ず、中高年の星はタイトルを失います。
              
そして、今日のNHK杯戦。
臥薪嘗胆の木村前王位、難解な序盤過ぎで仕掛けた。
どっこい、聡太も手裏剣の 8七歩 でドヤ。
しかし、オジさんは、 同玉 と顔面受け!
微妙に木村さん良しか?

そして終盤戦、此所で 3五桂馬 でどうか? とヒゲが読んだ。
        ( コレは、詰めろになっているのか? )
が、不屈の男キムラは、許さんとばかり 3四桂 といきなり捨て駒の王手。
“ おっとその手は桑名の焼きハマグリ ” の 3三王 と逃げ出す。
なるほど!
そこに 3五銀 の縛り!
昔の小学生なら 「 待ち駒はひきょうだ 」 とクレームか?

天才聡太も、技の 7八銀 。 ウーン演るモンだ。
やむ得ない 同金 に、 3七飛車・王手!銀取り。
コレで縛りの銀を外せば、虎口を脱するという巧い手だ。
中合いは、 4七歩 か 銀 か?
いずれにしても、泥沼の長い闘いだろうなと、羽生さんもヒゲも思った。
そんな時、中高年の星は 4七馬 !!
なんと、馬の中合いなんて生まれて初めて見た。
馬をただ取りしながら王手!
普通、こんな気持ちいいことは滅多にないハズ。
だけど 3五の銀 も取って楽になりたい。 困ったチャン?

しかし聡太は、此所に馬を残して置いては入玉は出来ません。
同飛車成り に、7七銀打ち。
馬は取ったけど縛りを解くことはできません。
後は楽々と寄せられて、臥薪嘗胆の木村さんは雪辱を果たした。
その夜の酒は、さぞかし美味かっただろうなぁ~ 😋
        
                        
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