田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

招かれざる客

2021-08-02 16:23:15 | 田園ものがたり
若い頃に観た米国映画 『 招かれざる客 』
アメリカの中流家庭の娘さんが、彼氏を我が家に招待した時のシーン。
普通(?)の白人のボーイフレンドを予想していた両親が、部屋に入って来た黒人
(主演のシドニーポアチエ)を見て、空気が凍りつく雰囲気が印象的でした。
今に至るアメリカの差別社会を、静かなタッチで表現してあり、
ドンパチ好きなヒゲには重苦しいテーマでした。
          
さて、現在の『 日本での招かれざる客 』とは、もちろんこの人を置いて他に無し!?
そう、IOCのバッハ会長さまで御座います。
「 最も大事なチャイニーズ・ピープルの為に広島に行きたい 」 と、
やたらと平和主義者をアピールする。
しかし、「 あんたは、お呼びじゃないよ! 」 と。
        
行った途端に、 “ 黒い雨 ” を降りかけられるかも。
最近じゃ、『 ぼったくり男爵 』 なんてネーミングされ、 “ 北海道民 ” からも
ひんしゅくを買っている。
IOCと言うだけで、悪の巣窟。
まして、其処の親分なら、まさに守銭奴に間違いない。
今じゃあ、男爵芋と聞くだけで悪いイメージが付き始めてしまった。
北海道の大事なジャガイモに、その悪人の名前を織り込まれているから
生産地の人達はやってられない。

80年代の或る日の田園での宴会。
常連の千Oちゃんが、全国自治体研修メンバーの打上げを取り仕切った。
宴も盛会の中、ヒゲも座敷に呼ばれることになる。
千Oちゃんが北海道からの参加者を紹介して、盃を酌み交わす。
彼氏は、 『 北海道の秘伝の酒肴 』 を教えると、ヒゲに話し始めた。
ひとしきり、レシピを教えられたヒゲ。
( なんか? 生臭い料理みたいだが ・・・ と、首をひねっている。 )
と、彼氏が 「 この料理は、北海道の芋じゃないと美味しくないのです! 」
心の中で呟くヒゲ ( 産地の違いで、そんなに差が出るのか? )
           
それから二週間ほど経った頃、くだんの彼から、北海道産男爵芋が送られて来ました。
早速、教えられた通りに肴を作ってみると、いやぁ~驚きました。
ヒゲのイメージが、一新したのです。
皮付きの北海道男爵芋を、二つ切りにして蒸します。
熱い内に、肝がたっぷり入ったスルメイカの塩辛を載せて出来上がり。
芋をほぐしながら、塩辛をまぶして頂きます。
   
なんとも簡単なレシピですが、この禁断のコラボが悪くないのです。
直ぐに、毎月の例会がある淡水会に使うと、大ウケでした。
マリアージュの不思議なマジックを観た思いでした。
食文化の奥深さを、改めて感じた瞬間です。

      人気ブログランキングへ 
 http://blog.with2.net/link.php?1046790  
         ↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする