多摩川台公園を散歩する。3月月末だったが、まだ桜は残っていた。我が家の近くの桜もまだ残っていたが、4月2日になると見事に散っていた。
多摩川を見下ろす。対岸の新丸子で育ったのだから、ここはホームグランドである。河原の様子は相当に変った。昔はトンボやバッタを採って遊んだぐらいだ。
川の流れも変った。多摩川は暴れ川で流れが変る。このあたりは余り変化していない方で、上流の二子玉川駅周辺はもっと流れが変っている。
多摩川の真ん中が東京都と神奈川県の境だが、二子玉川駅前の河原は一部神奈川県に属している。県境を見ると、流れが変っていることが分かる。
一番変ったのは、高層ビルが見えること。武蔵小杉のマンション群である。
自分の記憶の底にある武蔵小杉は、工場が並ぶ街で、工場労働者相手のややいかがわしい雰囲気で、近づくのが恐かった。子供が歩く街ではなかった。