南足柄市にある(大雄山)最乗寺を参詣する。正式な寺名は最乗寺だが、地元の人は「道了尊」という。こちらの方が馴染みがあるね。
小田原駅から伊豆急・大雄山線で終点の大雄山駅まで乗り、ここからバスで10分。バス停からかなり歩かなければならない。自家用車なら境内の近くまで行けるから楽である。
道了尊は、天狗寺として名高い。関東三天狗というと、迦葉山弥勒寺、高尾山薬王院、古峯神社のことを云うが、道了尊も付け加えて、関東四天狗にしたいところだ。
道了尊は、杉林の中にある。バス停から歩く。
道了尊は、紅葉の名所だが、今の季節は青葉モミジを楽しむことができる。モミジが鮮烈なあおさだった。
三門。
なお歩く。森林浴にはもってこいの場所である。
瑠璃門から境内に入る。
正面に本堂がある。
道了尊は曹洞宗の寺院で、本山の永平寺・総持寺に次ぐ位置を占める。ここで修行する僧侶も多い。以前、雲水に出発する若い僧侶たちを見たことがある。
本堂には敬意を示したが、ここのお詣りは、道了大薩埵を祀る御真殿の方が重要である。
階段を上がる。
御真殿。横に下駄が奉納されている。
一番大きなものは、和合下駄と呼ばれている。
ここから奥の院まで行けるが、350段の階段を上がらなければならない。体力不足で断念した。
道了尊・最乗寺の開創は、1394年という。杉林を切り拓いて建てたのだが、相模坊道了尊者の超人的な働きによって1年でできあがったという。