ヒラリー危うし

ＢＳニュースを見ると、最新のアメリカの世論調査では、トランプがヒラリーをぬいて優位になった。もっとも誤差の範囲内だけど。

トレンド線を見ると、トランプは上昇線で、ヒラリーは下降線である。このままなら、トランプが大統領になりそうだ。

冗談かと思ったら、現実味を帯びてきた。マスコミのトランプ批判はすさまじいようだが、批判されるほど人気が高まる皮肉な結果となっている。

こういうことはアメリカに住んでいないと分からないことである。

ブッシュ・ジュニア大統領のイラク戦争の失敗、その後のオバマ大統領のひ弱なイメージでアメリカ国民は鬱屈しているのではないだろうか。こういう時はお祭り男の方が人気が出る。

１９７０年代のアメリカもこうだった。ヴェトナム戦争は失敗、ニクソン大統領はウォーターゲイト事件で辞任、カーター大統領はひ弱でアメリカの衰退を感じさせた。

その後に俳優出身のお祭り男レーガンが大統領に当選した。

レーガンとトランプがダブって見えて仕方がない。

仮にヒラリーが大統領になったとしても、サンダース現象、トランプ現象を無視するわけにはいかなくなった。

日本は難しい立場に追い込まれるよ。