坂東三十三ヵ所で最難関といわれる、第21番札所の日輪寺を参詣する。
この日以前に、二度ほど参詣しようという計画を立てたが、当日に睡眠不足になったり、熱っぽくなったりした。気が重くなるからストレスを生じたものらしい。
この日は、珍しく、朝7時半まで眠れたのだ。熱もない。ならば、日輪寺に行こうと決めた。
出発は遅く、家を出たのは10時半である。品川駅11時45分発の特急で水戸駅に向う。水戸駅で13時15分発の水郡線に乗換える。常陸大子駅に着いたのが14時半。駅前でタクシーに乗り、日輪寺に向う。
タクシーを利用しないと、バスで八溝山の麓まで行き、そこから徒歩で2時間ほど登らなければならない。
日輪寺は、冬期は閉鎖される。1月、2月はお寺は閉まっている。(御朱印は、大子町で貰えるらしい。案内が掲示される。)もっともタクシーの運転手さんは、12月も閉まっていると云ったので、状況が変っているかもしれない。お寺に確認した方がいい。
八溝山の中腹800メートルの地点にある寺で、周囲には何もない。こういう寺なので、役行者が創立したという伝説がある。
本堂は大きくない。
本堂の中に入ると、人影がない。これは不安だったが、人の気配で住職さんが裏の部屋からやって来た。裏で休んでいたらしい。この季節は参詣する人も稀なのだろう。毎日大子町から自動車で通ってくる。高齢であるから大変だ。
住職さんと二人だけなので、お勤めはきちんと行った。他の寺では怠けて「南無大慈大悲観世音菩薩」+「十句観音経」+「御真言」で済ませていたが、二人しかいないと、これでは恰好がつかない。
待たせてあったタクシーで常陸大子駅に戻る。15時50分だった。1時間20分で駅に戻ることが出来た。
ちなみにかかった費用はというと、武蔵小杉駅~常陸大子駅往復、品川駅~水戸駅の特急往復で合計して6960円。もっとも大人の休日倶楽部で3割引後の金額だから、普通だと1万円弱である。タクシーの運賃が往復で16130円だった。
常陸大子町を散策し、16時42分の水郡線に乗る。帰宅したのは20時45分。
日輪寺をお詣りし、坂東三十三ヵ所も残りは2ヶ寺になった。