閻魔寺の圓應寺を出て、鎌倉五山第三位の寿福寺へ向う。鶴岡八幡宮に向って歩くルートが普通だろうが、趣向を変えて、亀ヶ谷坂ルートをとった。
坂道を下りたり登ったりで汗をかいた。鶴岡八幡宮の鳥居横の踏切を渡る方が楽だ。こちらの方が平坦である。
寿福寺は、なんというのか、入りにくい寺である。
山門から参道を歩くまではなんということもないが、本堂に近づけない。柵が置いてある。
本堂は、ここから見るしかない。
この寺には賽銭箱がない。余計に近寄りがたい気がする。
以前、ここで、近くに立っていた人に「ここは賽銭箱がありませんね。」と言ったことがある。「そう、本堂にも賽銭箱はなかったですよ。」という。「ここで結婚式をあげたんです。」と言われ仰天した。とても結婚式を挙げるようなお寺には思えなかったからだ。
御朱印は寺務所だが奥まっている。何も知らなければ足が止まってしまう雰囲気である。
<御朱印> 「南無釋加牟尼佛」である
ちょうど12時になった。体力の限界を感じ、残りの五山第五位の浄妙寺へ行くのは諦めた。