AM8:30 「キヌガサタケが出ているよ」 と友人の知らせ。 まだキヌガサタケが自生しているのを見たことがない 幻のキノコだ。 以前 お皿に載せられているのを見せてもらったことがある。 一度 自生しているところを見てみたいもの とずーっと念願だった。 カメラ を手に スワッ! と飛んでいった。
今朝開いたばかりのそれは 真っ白なレースのドレスを纏った妖精とでもいおうか。
以前から竹林に生えると聞いていたのだが そこは 近くに竹がまとまって生えてはいるが 竹林というほどでもなく 明るい通路のそばだった。以前見せてもらったときは 朝の10時ごろだったが 半分形が崩れてきていた。この美しい姿をとどめているのは ほんのわずかな時間かもしれない。 追記すれば 中華料理や漢方薬として重宝されているそうです。 おいしいんだって・・・・・
正午過ぎ、もう一度訪ねたら 3時間ほどの間に あの美しい妖精はドレスの裾を狭め、朝の精彩は落ちていた。そして翌5日にはすっかり崩れて草むらに倒れていた。 なんてはかない命だったことでしょう。 またどこかで会えることを祈っています。