ひしぶりにいで湯で ゆっくり手足を伸ばしたいと思っていたら NHK深夜便で十津川村からのキャンペーンの案内が耳に入ってきた。十津川村は奈良県の南部にある 日本一広い村で十津川沿いにたくさんの温泉が湧く。4年前、東日本大震災が起こった年 台風23号による土砂災害で 山が崩れ大災害となったところだ。村を南北に貫く川沿いのR168も各地で寸断して通行ができなくなったが 今ではだいぶん復興して 昨年からいろんなイベントで復興をアピールして 観光客を誘っているのだ。村内の温泉すべてが「源泉かけ流し」宣言をしてから10年、今(2月中) 村営の温泉(ホテル昴を含む4か所)が無料で入浴できるとのこと。探したい花もあったので、早速出かけた。
「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産になって この広大な地域がいろいろと整備され、楽しくなった。古くは平安時代の西暦900年ぐらいから熊野信仰で 日本各地から参拝され 「蟻の熊野詣」と呼ばれたように大勢の人が 山深い熊野三山にお参りした。そこへの道はいくつもあるが 高野山から熊野本宮への「小辺路」はいちばん険しく、今では歩く人もほとんどいないが それだけに当時の面影が色濃く残っているところが多い。5年前にこのあたりで 早春の花を探したが 群落は見つけられなかったので、今日(15日)は暖かいので リベンジしてみようと、山深い山村に車を止めて 吊橋を渡り 細い山道を歩いて行った。
前に見つけた「コセリバオウレン」は なかなか見つけられない。あきらめかけて戻ってきたが ちょっと脇道に入ると ところどころにかわいい小さな花が見つかった。もう少し歩くと、・・・・・ たくさんの花が 道端に咲いていた。あった、あった!! 河内長野でも見れるセリバオウレンに比べて うんと小さい。とりわけ 葉は パセリのような小さい葉だ。誰も来ない細い道に 次々と案内するように咲いてくれていた。 以前 友人からこの五百瀬の地に バイカオウレンの群落があると聞いたが 見当がつかないので 温泉へ急いだ。
湯泉地温泉を通り越して 自宅を出発から十津川温泉まで 約3時間でホテル昴に到着。昼食を済ませて入湯。こじんまりした湯船だが とてもいいお湯でゆっくり 手足を伸ばした。ここは 紀伊山地の果無(はてなし)山脈の北側にあり 小辺路が通っている。よく聞く「果無集落」まで車で行けると聞いて 細い山道を登って行った。[天空の里]と呼ばれるこの集落は果てしなく続く山々を見下ろし 数軒の民家の軒下には 古来から往来した石畳が道案内してくれている。ちょっと脇道に入ると 念願のバイカオウレンがあちこちに白い花を咲かせている。咲き始めたばかりでとてもきれいだ。ここから 小辺路は果無峠を超えて熊野本宮へ続くそうだが4時間ぐらいかかるようだ。今日はとても無理だ。ほかにも行きたいところが目白押し。二津野ダムには 2000羽ものオシドリが飛来してきているそうだが、先に玉置神社へ行ってみよう。ここに玉置神社があるのは以前から知っていたが、神社にはあまり興味がないので行ったことがない。くねくねとした山道をどんどん上る。道路わきには積雪が見える。 玉置山の山頂近くにある 最古の神社だそうだ。標高1000m、うっそうとした山の中に 大きな古い社が何棟もあり 巫女さんも座っておられた。ちょっとお神酒を頂いて、、、、と。私の名前の由来である瀞八丁にも寄りたかったが 夕暮れが迫っていたので、今回は断念して オシドリも見ることなく 帰路にある湯泉地の滝の湯へ。あたりは暗くなっていたが 急ぐこともないのでここで もう一度お湯で温まって 帰路に就いた。 いい一日だった。
小辺路・果無集落
三浦口のコセリバオウレン と 果無集落に咲く バイカオウレンです
makikoちゃん もうすぐでお母さんだなあ・・・・ と思っていたのに 具合が悪いのですか? BLOGへの書き込んでくれていること、気づいていませんでした。
心配ですね。どうか 元気なbabyの顔が見れますように祈るばかりです。
高野山、熊野古道など 今度大阪に来られた時にはご一緒させてもらいますから。
赤ちゃんが 無事元気で生まれてくれますように。
あ あ ぁァ……行きたい!(/o\)