★真夜中のひとりごと★

二児の母「たっちー」のひとりごとです。

育児に悩む母の孤立

2008年09月26日 | ★育児
育児に悩む母孤立しないで 「相談の場ある」支援者訴え 福岡・小1殺害1週間(西日本新聞) - goo ニュース

相談の場はあるとはいうけれど、記事にもあるように人に話しかけたり、行動したりするのが苦手な人はどうなんだろう?
それはかなり難しいのではないかな。

そもそも悩みが深くなってしまったとき、相談の場は思いつきにくい。私が住んでいる市にも、「子育て相談」というのが子育て支援センターにはあるけれど、予約制というのがちょっと敷居が高い感じがして、くだらない小さなことはなんだか相談しにくい印象がある。

「福岡県教委も24時間、育児について電話相談を受け付けている。」そうだけど、彼女はそれを知っていたのだろうか?茨城県もそういう育児相談ダイヤルがあればいいのになぁ。それに障害者だけでなく、すべての育児をしている親たちのために24時間体制の相談ダイヤルが全国的にあると心強いよなぁ。

育児を、専業主婦の状態でしていると、なんだか社会から取り残された気がしてしまうのは、私だけではないと思う。どうしてそうなってしまうのかというと、気軽に出かけられる場所や、人と関われる場所が少ないからだと思う。夫は会社で酷使されて疲れて帰ってくるので、話し相手になってほしくてもできる状態にない。子どもと父親の関わる時間、夫婦の時間を会社に奪われてしまう。買い物に行ったって、人と会話しなくても買い物ができてしまうし、子どもを連れて気軽にいつでも遊べるところや、母親が息抜きできるようなところもない。そして、今の日本は、子どもは国の宝物だからみんなで子育てをしていこうという考え方がまだなくて、母親にばかり責任がのしかかっているからではないかな。少子化対策なんて言ってるけど、そもそも婚外子差別の法律をなくさない時点で、子どもやその母親を大切にしていないと思う。そんな社会情勢だから、子育てをしている母親は孤独に陥りやすい。

絶交してしまった友達の気持ちが今になってよ~くわかった。
かわいそうなことをして、悪かったなって思った。
でも、負け犬だった私に勝ち犬の悩みを聞いてあげるのはやっぱり難しかったな。
体験していないから、わかってあげられない。
育児や専業主婦が実際どんなものか知らないから。
そして、私の器が小さかったのもあるしね。
ごめんね。

しかし、この記事を読んでいて思ったんだけれども、支援者の言葉がみんな、なんだかとても受動的な感じをうけた。「相談してくれればいいのに。」というが、そもそも相談できたんなら、彼女はこんなにも悩まなかっただろうにね。

きっとこんなとき、もっと能動的なよく気がつくお節介なくらいの世話好きな人がいたら、彼女も息子を殺さずにすんだかもしれない。

これからの世の中は、人と人との温かなつながりがある社会になってほしいな。
そして、そういう人を私は育てたいと思う。
コメント
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