★真夜中のひとりごと★

二児の母「たっちー」のひとりごとです。

ケンが不登校支援をしました

2023年02月11日 | ★育児

【2023年2月7日火曜日】

午後1時30分から、息子たちが同じ不登校の小6の男の子のところに遊びに行きました。

きっかけは、男の子のお母さんのお悩み相談から。
お母さんとは、幼稚園のPTA役員で一緒に活動したことがある方で、元々知り合いでした。
なかなか近頃は話す機会もなくて。

でも、たまたま「めぐりあい広場たかさい」の前を通りかかり、「にじいろ☆すまいる」のお茶会に参加したところから、話が進みました。

最初はめぐりあい広場たかさいに呼んで、3人でゲームで遊びました。

そして、今回は長男が、男の子とゲームで遊びたいという話しになり、私から連絡して、お母さんから意向を聞いてもらいました。
すると、ご自宅に遊びに行っていいとご承諾をいただけました😆それで、遊びに行った、と言うわけです。

平日の昼間。みんなが学校に行っている時間。
そんなことなんてお構いなしに、うちの息子たちは、男の子のために自転車で二人で行きました。まあ、自分たちも遊びたいからでしょうけど。

息子さんがなかなか家から出なくて、どうしたらよいかわからないと途方にくれていたお母さん。
車で一緒に学校にいっても、車からおりてきてくれないんだよね…と先生も言っていました。

そんな風に人となかなか関われず、かたくなだったのが、お兄ちゃんたちとゲームで彼の心の氷をすっと溶かしたようです💖

待ち合わせ場所にも、お母さんと一緒に出てきてくれたそうです。お母さんも感動していました。私もこうして遊べる友だちにめぐりあえて、本当に嬉しい💖

学校の校長先生や教頭先生にも、息子たちと男の子が遊んだことを伝えました。

校長先生は、子どもは大人じゃ越えられない相手の心の壁を難なく乗り越えていけるんだねぇ、すごいなぁと関心していました。

昨日、学校に行った時は、教頭先生から、男の子が息子たちと遊べたことが楽しかったと話していたことを聞きました。先生もなんだか嬉しそうでした。

これから遊ぶ機会を増やしていって、少しずつ男の子と仲良くなって、信頼関係ができたら、色んなところに一緒に行ってみたいね、ケンと話しました。

誰かのために、こうして動いてくれるケン。

不登校で、勉強はできないけど、こんなにも優しい人に育ってくれて、親として本当に嬉しい😭ケンにもそう直接伝えました。

これは簡単にはできないことだと思う。
大人でさえも自分さえ良ければいい人が多い中、人のために動いてくれる。

きっとテストで点数を取るよりも難しいだろうこの難題を、長男は簡単に解いてしまいました。そして、私の願いが、叶った瞬間でした。

私が育てた息子たちとこうして関わることで、誰かの心を温かく包み込む。そして、世の中をますます温かい方へ変えていって欲しい。

日本国憲法が描いている本当の理想の平和な社会に。

まだまだ時間はかかるけど、きっと変えられそうだと感じた瞬間でした。
息子たちありがとう✨


「嫌いっ!」の運用

2023年02月10日 | ★道をひらく

陰口、見下した態度…"攻撃的な人"の攻撃力を封じるとっさのひと言 脳科学的に正しい嫌いな人の対処法

家族、友人、職場……。仲良くすべきと言われる関係性の中でも、自分と合わない嫌いな人はどこにでもいるものです。『ヒトは「いじめ」をやめられない』『キレる!』を著書に...

PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

【はっきり言いましょう。関係性はどうあれ、嫌いな人は嫌いなのです。どんなに頑張っても、嫌いになってしまうときは嫌いになってしまうのです。そして、嫌いな人との関係性をどうするかは、あなたの自由です。そして、嫌いの種類によってさまざまな選択肢があるのです。

だから、あなたの好きなように、適切に嫌えばよいのです。

嫌いと認め、なぜ嫌いか考察し、自分の人生にどう生かすのか考える、つまり、「嫌いを運用する」という選択肢をもつことが、賢く生きる知恵でもあるのです。】

なるほど。元気づけられる言葉だ。
綺麗事ばっかり書いてある記事が多い中、「嫌い」をこんなにも肯定してくれる記事はない。

私は「嫌い」の感情を抱きやすい。

学校では散々「みんなと仲良くしましょう」と教わる。それはまるで「人を嫌ってはいけない」と教わったように感じてしまい、罪悪感を持ってしまう。
私はそんなの無理って思ってた。

中野さんが言いきってくれたように
「嫌いなものは嫌い」でいいんだ。
どう振る舞うかが問題だと。

嫌いでも、気に入らなくても、妬ましくても、意地悪はしてはいけない。
お互いに自由に幸せに生きる権利がある。

どっちが正しいとか、間違ってるとかではなく、それぞれの考え方があるのだから。

自分なりの正義があり、相手にもある。

「こう思う」は内心の自由として、憲法でも保証されている。だから、心で嫌ってもいいのだよね。

ホント仕方がない。

どうにも好きになれないのに、無理していいところを探そうとかしても、嫌なところしか目につかない。
考えれば考えるほど、嫌なところばかりを探してしまう。

ホントどうにもならないのだから。

私はきっと共感が欲しいんだなと感じた。
それは散々、否定されてきたからだ。
嫌ってる人の言葉がなぜそんなにも嫌だったのか、考えてみた。

「そんなことより」
「こうだからね」
「こうなんじゃない?」

私の想いに共感した言葉をもらえず、持論をさも偉そうに語られるのが、どうにも耐えられなくなったんだなぁと。

なるべくこれから接点を減らそう。
なんか言葉をみるだけでも、イラつくようになってしまった。

生理的に無理になってしまったんだな。

ケンの不登校

2023年02月06日 | ★育児

不登校対処、年度内に新指針 文科省(産経新聞) - Yahoo!ニュース

小中学校の不登校児童生徒数が過去最多となっている状況などを受け、永岡桂子文部科学相は31日、閣議後の記者会見で「多くの子供たちが学校の学びから置き去りにされてい...

Yahoo!ニュース


ケンが2月1日(水)のギターレッスンの後に、登校しぶりの最中のことを思い出して話してくれた。

きっかけは、ギターの先生が不登校の子どもたちに、家から出かけるきっかけ作りとして「むすび場:地域文化スポーツクラブ事業」の講師をしてくれた話から。

先生は、うちの二人の息子たちは不登校でも引きこもったりせずにとても表情が明るいよね、って話してくれた。
まあ、そうなるように私が自分の持てる力で、息子たちをなるべく外に連れ出しているのもあるんだけど。
そして、私は早いうちに無理に登校させることをあきらめて、不登校を受け入れるように気持ちを切り替えたのも大きいと思う。

ギターの先生の話を聞いていた長男が、
「今は視界が明るく見えるようになったけど、中1で学校に行けなくなりはじめたとき、学校での休み時間はそうでもなかったけど、授業中は教室を見てる視界がとても暗く見えていた。あんまりあの時の記憶がない。」
「クラス対抗テストが本当にしんどかった。またテストか、いい点取らなくちゃいけないのか、と思うと苦しかった。死にたい気持ちが一瞬頭をよぎったこともある。あのまま休まないで学校に行っていたら今頃死んでいたかもしれない。」
と…。

わかっていたけど、本人の口から語られるその事実に結構衝撃だった。

私は学校をたびたび休むケンから言われた「俺を殺す気か!?」って言葉と、当時くしくも学校に登校したのに、飛び降り自殺したケンと同じ年の中学1年生の男の子のニュースもあり、ケンを無理に学校に行かせることをあきらめた。

学校に登校することと
ケンの命。

どちらが大事か選ぶまでもない。

生きていればやり直しはできるけど
死んでしまったら二度戻らない。

このケンの話。
大人たちはどう取るのでしょうか。

これでも不登校の子どものわがままで、子どもに問題があるとでも言うのでしょうか。
不登校は頑張り過ぎた結果おきているものです。普通に、みんなに合わせようと努力したけど、どうしてもできなかったんです。

そもそもその「普通」って何なんでしょうか?

登校しぶりから2年もたって、初めて言語化しれくれた。それも自分からふと話してくれた。

不登校の原因を「無気力」ですましている文部科学省の不登校調査。

そこに本気でメスをいれない限り、不登校はなくならないし、不登校特例校を作ってもそこに通ってくれるとは限らないと私は考える。

────◆
文部科学省の不登校対処の新たなガイドラインは、
①不登校生向けの特別な教育課程「不登校特例校」の設置促進
②1人1台配備されたタブレット端末を活用したデータに基づく兆候の早期発見
③全ての児童生徒を対象とした日々のメンタルチェック
が3本柱となる。4月に発足するこども家庭庁との連携も検討する。
────◆

不登校の子どもたちの自己決定や意思表示が全く考えられてない。

こども家庭庁もまた形だけなのか…?
悲しき現実をまた突きつけられる。

教員支援ができた

2023年02月04日 | ★道をひらく
選択的夫婦別姓を
認めてもらえる社会にするために
この日本の国を変えたい。

そう考えたのが
このブログを始めるキッカケだった。

ブログで夫婦別姓のことを書くことで
何か少しでも
人の意識を変えられないかと
考えたからだ。

それが2004年。
今から19年前だ。
私は31歳。

まだ独身で
結婚相手もおらず、
子どもがいることすら
想像できなかったあの時。

今は苗字を変えない結婚ができ
男の子二人を授かった。

19年。
社会は変わったか?

あの時よりも
日本の社会は
さらに生きづらくなった気がする。
コロナで人と人のつながりが
ますます分断されていく。
孤立する人がますます増えている。

地域コミュニティは破壊され
自分さえ良ければいい人が繁殖し
学校は先生にとっても
子どもにとっても
母親にとっても
大変な場所になりつつある。

この国は子育てを
学校と母親に丸投げして
政治的に何もしてこなかったツケが
今、大量に吹き出している。

一言一言
いかに何もわかっていないのか
露呈する。

私は日本を変えるために
教育を変えようと考えた。
選択的夫婦別姓に
あまり興味のない人からすれば
突飛な考えだったみたいだ。

でも、社会の考え方を
作っているのは学校なのだ。

そう考えて19年。
やっと実を結び始めた。

発達障害で不登校の子どもたちを抱え
それでもPTAの役員を続ける。
学校を変えればきっと社会が変わる。

孤立させない子育てにすれば
虐待もなくなるし
母親も子どもたちも
先生も幸せになる。

やっと今までの
すべての経験値が
発揮される時が来た!

学校に入り込み
朝から夕方まで先生と一緒に
お仕事ができた。

3年前。
学校の中に入り込むために
PTA本部役員になり
PTA会長になった。
そして地域教育推進委員長に。

今年度初めて教務主任に
なった先生の不安そうなお顔。
私が過去の事例や資料を持参たり
準備を手伝ったりしたことで出た
先生の嬉しそうなホッとしたお顔。

そして
誰も知り合いがいなくて
不安だった保護者と話して
笑顔になってくれたこと。

あの時の不親切なことや
いじめられた経験。
私は全く逆でやりかえす。

めぐりあい
あなたにめぐりあえてよかった。
一人でもいい。
そう言ってくれる人があれば。

男女平等の闇

2023年02月02日 | ★道をひらく

「こんな生活、つらすぎる」働く母の悲鳴…岸田首相「異次元の少子化対策」宣言も虚しく…育児休業制度に「早くも垂れ込める暗雲」(幻冬舎ゴールドオンライン) - Yahoo!ニュース

「こんな生活、つらすぎる」働く母の悲鳴…岸田首相「異次元の少子化対策」宣言も虚しく…育児休業制度に「早くも垂れ込める暗雲」(幻冬舎ゴールドオンライン) - Yahoo!ニュース

岸田首相が施政方針演説で宣言した「異次元の少子対策」に関連して、「児童手当」の所得制限の撤廃が与野党を問わず俎上に上げられています。しかし、それと同じくらい重要...

Yahoo!ニュース

子どもがいても
安心して普通に働ける社会。

そもそもが
そうなってないのに
リスキリングどころじゃない。

発達障害でも
相談と支援が行き届いてない。
不登校になっても
学習権の保障もない。

それなのに
税金でもぎ取られ
子どもの学費のために
生活を切り詰める。

こんな国で
子どもを安心して
産み育てられるだろうか。

親子共にヒドイ扱いで
結婚も出産も
正直しない方がよかったのかなって
悲しくなる。

いい加減
女が育児をするもの
と言う意識を捨ててください。

自分は子どもがいないから関係ない
と言う人たち。
あなたたちが亡くなった時
誰があなたたちを
弔ってくれるんですか?

今いる他人の子どもたちの誰かに
お世話になるんじゃないのかな?

絶対に
自分で自分の身体を火葬して
自分を墓に入れることはできないよね?

それでも
本当に関係ないのだろうか?

子どもたちがいることで
独身の人たちも
子どもたちが大人になって
たくさん支えてもらったり
助けられることがあるはずなのに。

思いやりの欠片もない。
なんて情けない国なんだろうか。

私はせめて
そんなみっともない大人でいたくない。
偽善者と言われようとも
この国を小さくとも変えていきたい。

この国の男女平等の闇は深い。