★真夜中のひとりごと★

二児の母「たっちー」のひとりごとです。

苗字制定記念日

2007年02月13日 | ★夫婦別姓
1875年(明治8年)のこの日に、明治政府が「平民苗字必称義務令」という太政官布告を出し、すべての国民に姓を名乗ることを義務化。

132年前の今日、日本国民が苗字を名乗ることを義務化された日だそうです。

「結婚しても苗字を変えたくない!」「どうして女だからと苗字を変えるのが当たり前だと自分がイヤだと思うことを無理矢理、押しつけられなければならないのか?」という思いから、苗字の歴史について、これまで色々と私なりに色々と調べて勉強しました。

苗字の歴史をきちんと勉強していない政治家の方が
「家族が同じ苗字を名乗ることが日本の伝統だ!!」
などと血気盛んに言っていますが、実はたった132年の歴史しかありません。しかも、それまでの貴族と武士(特例あり)はすべて「夫婦別姓」でした。そして、明治政府はそもそも最初の民法では「夫婦別姓」で結婚するように定めていたんです。それなのにいつの間にか、庶民が勝手に嫁だけ苗字が違うのは可哀想ということで「夫婦同姓」にするようにしたんです。だから、日本の歴史上では、夫婦同姓は約100年ちょっとで、まだまだ歴史的に浅いのです。

それなのに「『夫婦同姓』は日本の伝統だ!」って言い張るのは嘘っぱち。
だって、その前は「夫婦別姓」が当たり前だったんですから。
「伝統」って何を持って伝統と言うのでしょう?

ウィキペディアには、

伝統(でんとう tradition)とは人間の行動、発言、思考及び慣習に見出される歴史的存在感を総称していう。

そして、

伝統は常に変革を伴う。現代に生きる我々は古代の人々と全く同じ生活を送っていなければならないはずである。

現在、当たり前だと勝手に思い込んでいることは実は古代では当たり前じゃなかったりします。ものの見方によって、時代によって、まったく変わってしまうんですよね、伝統とか、常識って。

「夫婦同姓」でも「夫婦別姓」でも私はいいと思います。
その人が「私は幸せ」と感じられるなら。

これからの日本という国は、みんなお互いの違いを認め合って、いろんなその人らしい生き方ができる国であってほしいと思いますし、自分もそういう人でありたいと思う今日このごろです。

それには、私はまだまだ寛容さが足りませんが、自分や相手の欠点を許したり、気にしないように物事に寛容になって、一回りも二回りも心の器の大きな人間になりたいと思います。

出産手当金

2007年02月07日 | ★妊娠
AllAbout:働くママを助ける<出産手当金>


「出産手当金」という健康保険制度があります。これは健康保険(国民健康保険は除く)に1年以上継続加入している女性被保険者が出産するために会社を休まなければならない出産予定日から産前42日+産後56日の産休期間98日(実際の出産日により±あり)の給与の60%(2007年4月より給与の2/3)を支給するという制度です。


この制度は仕事を継続する女性はもちろん、退職後6ヶ月以内に出産する女性と任意継続被保険者(退職後も自分で保険料を全額負担して継続する社会保険)の女性にも該当していました。

と・こ・ろ・が!!

昨日初めて知ったことなのですが、2007年4月からなんと退職後6ヶ月以内に出産する女性と任意継続被保険者の女性は対象外になってしまいました!


え~~~っ!!
そんな話はきいてないよ~~!(古いナ(汗))
って思いました。

その情報を知ったのはこちら↓
AllAbout:注意!出産手当金の対象者が変わります






ショック!!





この制度が利用できる方は、2007年5月11日出産予定日の方までです。
私は、5月14日なので3日およばず。。。(悲)

ただ分娩費用にあてるための「出産育児一時金」の方は、2006年10月より、30万円→35万円と5万円アップしましたが、その代わりに「出産手当金」がなくなってしまうとは。。。
こちらは大きい!!

なんてこったい。

厚生労働省の担当官の方によるとこの変更の理由は、
「『もらって辞める』は本来制度の悪用だから」
という理由だそうです。

AllAbout:出産手当金について厚労省に聞きました

それはごもっともで、そういう女性がいるのはどうかなぁと私も思いますけど、働き続けられる労働環境を整えてないのに制度を勝手に変えてしまうなんてそれもどうですしょうか?しかも子どもにかかる費用は毎年高くなっていて、どんどん家計を圧迫してくるのになんの援助もなし。それじゃあ、働こうと思っても受け入れてくれる保育所も少ない、会社も、職場もない。

「現実の労働環境が整備されない中では、改正は早かったのでは?」
「個人からすると、労働か健保かという区別はないのです。実質的に両輪がそろわないと、バランスは取れないと思います。」

担当官と対談している豊田さんのこの意見にさらにごもっともと思いました。

こんな状態で柳沢厚生労働大臣が言うように“健全”に子どもを2人以上つくれるでしょうか?
私だってね。結婚しても出産しても仕事と育児を両立しながら働きたいん、で・す・YO!!

さあ、よ~~くかんがえよ~~~♪

口は災いの元 2

2007年02月07日 | ★道をひらく
柳沢厚労相「結婚・子供2人、健全」発言に疑問の声(朝日新聞) - goo ニュース


またですか……。
呆れを通り越して、ハッキリ言ってもう笑っちゃいます。
ほとぼりがさめるまでしばらく黙っていればいいのにと思いました。

「健全」っていう言葉を使ってしまうと、どちらかを「良い」としてしまうことになり、どちらかが「不健全」=「悪い」ということを同時に表すようになってしまうと思います。また野党に突っつき所を与えてしまいましたね。言葉に対する配慮をもう少しできたらいいと思います。

この国を立て直したい、女性に一生の間に子どもを2人以上産ませたいと思うのであれば、フランスの政策を見習って少子化対策に本気で取り組んでいくしかないのではないでしょうか。それには昔の「男性は仕事、女性は家庭。」という価値観だけで政策を考えてもうまくいかないと私は思います。さらに新しい価値観も取り入れて、色々なその人らしい生き方に対応できる法整備や社会基盤をつくっていくことではないでしょうか。

ただ、新聞も、野党も、ちょっとあおり過ぎな感は否めませんけどね。

口は災いの元

2007年02月01日 | ★道をひらく
救えぬ失言 柳沢厚労相「産む機械」 首相が謝罪(朝日新聞) - goo ニュース

昔の人はよく言ったものだと思います。
今回のこの事件、「口は災いの元」だなぁと思いました。

「大臣の発言は不愉快。取り消したといっても、普段からそう思っているから出たんだろう」

記事の中の30代女性の発言に私も同じ事を思いました。
そして、「またかよ。」と。
あまりにもアホらしくて怒る気にもなれません。ただ呆れるばかり。

前回もありましたよね。
「待機児童問題で官房副長官『母親は家庭で子育てを』」発言。
これもしかり。

どうも明治時代の名残の男尊女卑をいまだ引きずっている自民党という感じが私には否めません。
「女性」というものの固定観念から抜け出せていない感じがします。


さらに少子化を「女性が産まないから」という、女性だけのせいにしていませんか?



違いますよね。。。

子どもは女性だけでつくり産み育てるものでしょうか。
男性がいなければ、子どもをつくることも産むこともできません。
だからといって男性だけでも子どもをつくることも産むこともできません。

男性と女性の両方がいるから、子どもという人間が産まれてくるんですよね。
そして、その子どもはいつか成人して、男性と女性になり、社会を支え、また子どもを産み、育てていく。

ただ女性に「頑張って産んで欲しい。」と言うより先に、子どもを安心して産み育てられる社会環境にすることが先決なのではないでしょうか。

結婚したくても結婚できない男女。
仕事が忙しくて、夫婦の時間を奪われる夫婦。
いつ会社が倒産するか、雇用を切られるかわからない不安定な経済や雇用状態。
妊娠・出産・育児のために仕事を辞めなければいけない女性。
収入が減っているのに子どもにかかる費用の増大。
子どもが欲しくてもなかなか恵まれない夫婦。
法律によって婚外子差別をされる子ども。

こんな状態が安心して子どもをつくり、産んで、育てられる社会でしょうか。

男女それぞれがいるからこの社会が成り立っているし、
さまざまな人たちがいるから成り立っていることをわかっているのでしょうか。

このような人間性を疑うような発言や行動ばかりする人がたくさんいる自民党。
国民のために、何かをしてくれるとは私には到底思えませんね。