集英社新書『シングルマザー、その後』黒川祥子
「貧困という宿命を背負わされて」
自民党政権にとって、女性は「人」ではなく、「役割」なのだ。女性は子を産み、家事や育児、介護などの役割を担う存在であって、夫という大黒柱に扶養されるのが前提だから、非正規の低賃金労働でいいとされ、これが今に至る、女性の貧困の最たる原因となっているのだ。
国は1985年から40年近く、「男性に扶養されない女性」を想定することなく、政治を行ってきている。その結果、社会保障も何もない丸腰で、非正規の低賃金労働しか、選択肢のない社会を生かされているシングル女性やシングルマザーは多い。社会構造により、貧困に至る宿命を背負わされているのだ。
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なるほど。
そう言うことだったのか。
だから、産む機械とか、子どもを産まない女性を国で面倒見ることはないとか、いいくさるわけか。
やっぱりそうだったんだ。
こんなひどい国にしたのはやはり自民党だったわけですね。
この国の女性たちと、落ちぶれた男性たちには、「人権」そのものがないわけですね。
それを作り出しているのは、やはり自民党ってこと。