いつもの食材屋さんへ小物を買いに行き、ついでにめぼしい物を探しに棚を眺めていると、とかち野酵母なるものが並んでいました。説明書きには、「十勝平野に咲くエゾヤマザクラのサクランボから分離された酵母です。帯広畜産大学と北海道農業研究センターの研究成果が実を結びました。」と書いてありました。以前使用していた、白神こだま酵母を使いきったので、今回が初の利用になります。
白神こだま酵母の以前に使用していた酵母は、発酵すると汗のような臭いを気にしながら使っていました。ビール酵母や星野天然酵母を使えばいいのですが。作業に入るまでに時間がかかり、管理が面倒なので使うことにためらいがありました。こだま酵母も良かったのですが。とかち野酵母は発酵の際の酸っぱい香りが、サクランボの酸の香りを連想させてくれます。潅木や甘いハーブの香りもあります。初回から大いに気に入りました。
因みに、ある種の酵母で発酵されたパンは、どうしても私は食べ飽きを起こします。特に酵母の香りに汗臭さを感じる、と段々食べるのが嫌になります。しかし、残しませ。出された食べ物は全部頂きますが。満足感はありません。と言った具合です。