今、2冊の本を読み終えまいた。塩野七海著書「フリードリッヒ2世の生涯」です。塩野さんの本で読んでいないのは、たぶん5冊くらいだと思います。イタリアに絡んだ本、意外はあまり興味が無いので読んでいません。
興味深かったのは、イタリア語誕生です。「今なお書かれ話されているイタリア語は、フリードリッヒの宮廷から生まれ、50年後にフィレンツェに移植されて完成させたのが、現代イタリア語の標準語になっている。」前後を書くと長くなるので、興味のある人は下巻126ページを読んでください。以前はサラセン人からシチリアを解放したホーエンシュタウヘン家に好感を持ってはいませんでしたが。このワインで有名なイエージ生まれの、プーリアの少年と塩野さんが呼ぶ、フリードリッヒ2世に好感を持つようになりました。
何故に北部同盟(中世ではロンバルディア同盟、ヴェネツィアは腰掛程度)が南イタリアと分離をしたがっているのは、中世からの諸事情を引きづっているのかな、と思いました。
当店のセラーにはプエル アプリレ 2003があります。抜栓するタイミングが無かったので、これを機会にレポートを書こうと思います。それと、プーリアの麦畑に取り囲まれた小高い丘にある、フリードリッヒ終焉の地であるカステル フィオレンティーノに行ってみたいと思っています。