今回、抜栓したイタリアワインはニーノ ネグリ社のヴァルテッリーナ スペリオーレ リゼルヴァ “ニーノ ネグリ”(Valtellina Superiore Riserva Nino Negri)2005年です。このワインは、キアヴェンナスカ(ネッビオーロのクローン)100%をスラヴォニア産の大樽で3年間の熟成をされます。
前回レポートした時は、3年くらいのエイジングが必要ではないかと考えていましたが。意外なことにベストな状態になっていました。色調はルビー色で透明感があります。野イチゴ、クランベリー、カカオの静かに立ち上る上品な香りに、バラの清楚な香りはピエモンテのネッビオーロとは違った、控え目で物静かなニュアンスがあります。輪郭のくっきりした柔らかなタンニンと上品で穏やかな酸、チャーミングな果実味は調和のよいしっかりした味わいがあり。スパイシーな心地よいアフターテイストに長い余韻があります。
ほんとはサッセッラ“レ テンセ”のヴィンテージの穴埋めに使うワインでしたが。私の中にあるヴァルテッリーナのイメージを崩すことなく、このスタイルもあり、という結論になりました。
昨日の予約、初めてヒグマを扱いました。ランプはソテーし当日のメイン料理に、スネ肉は赤ワイン煮にしてあります。骨髄が使えるか業者に聞くと、2歳ぐらいなので骨が細く、解らないとの返答。サンプルで出荷するので使ってみてと言われ、ブロードを取ることにする。血抜きをし、湯で溢しをして野菜を一緒に煮込むこと7時間、軟骨がバラけたところで濾し油をひいて試食をしました。圧倒されるような存在感に意外性を感じました。ヒグマのブロードで作るリゾット2名様分3組あります。
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。