イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

コルペトローネ社モンテファルコ サグランティーノ パッシート 2006

2010-10-16 10:05:25 | 食・レシピ

Photo モンテファルコ サグランティーノ パッシート(Montefalco Sagrantino Passito)は5月の展示会で購入を決めた、赤のデザートワインです。コルペトローネ社以外のパッシートを味わったことが無いので、比較対象にしたワインがありませんが。同社のセッコはリストに載っているので、そのつながりでリストに連ねることにしました。
リストのコメントは、「陰干しにされたサグランティーノ100%をフレンチバリックで12ヶ月間の熟成の後、暫くステレスタンクで休ませ瓶詰めをされます。スミレ色の反射がある深いルビー色。アルコール漬けのチェリー、シナモン、ビターチョコレート、桑の実の包み込まれるような優雅な香り。たっぷりと凝縮された豊かな果実味の中に、わずかな存在感で圧倒するような繊細で上品な酸とタンニンはためらいのない静かな構えをしています。シャッキと切れのよい甘さ、フルーティーなアフターテイストに心地よい長い余韻が続きます。」のように書きました。
甘さの中にしっかりと酸があり、静かにそっと咲いている一輪の花のようなタンニンは、その存在感を果実味の中に埋没すること無く誇示していました。タンニンの存在を感じられることが、こんなにも味わいに広がりを与えることに意外な感じを覚えたくらいです。そこで考えた、乱暴な味わい方が、炭酸で割ってジビエに合わしても良いかなと思ったことです。基本はメディケーションのワインでしょうが。このような取り合わせにチャレンジしても好いのかなと、試飲をしながら、頭の中を過って行きました。


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