這龍図小柄 (鍔の歴史)
這龍図小柄 宗乗作光晃(花押)
金無垢地容彫。地金を打ち出し強く高彫とし、要所を打ち込んで塑像に強弱変化を付け、その切り込んだ鏨の痕跡を強く残す描法は後藤の特徴でもある。二代宗乗作と極めて赤銅魚子地に据紋したのは十六代光晃。この作品の迫力を感じとって欲しい。流れるような身体、際端が絞られて丸みを帯びた胴体、その全身を覆う鱗も綺麗に揃っており、首の辺りに珠を備えるのは、初代の作にもみられる意匠構成。
這龍図小柄 宗乗作光晃(花押)
金無垢地容彫。地金を打ち出し強く高彫とし、要所を打ち込んで塑像に強弱変化を付け、その切り込んだ鏨の痕跡を強く残す描法は後藤の特徴でもある。二代宗乗作と極めて赤銅魚子地に据紋したのは十六代光晃。この作品の迫力を感じとって欲しい。流れるような身体、際端が絞られて丸みを帯びた胴体、その全身を覆う鱗も綺麗に揃っており、首の辺りに珠を備えるのは、初代の作にもみられる意匠構成。