toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「極北クレイマー」 海堂尊

2013年01月04日 | 読書日記
ジーン・ワルツと同じく、大きな事件が起きて・・・と言う話ではない。
登場人物の殆どがやる気が無かったり、自分本位だったりする。
と言うのも、市立病院と市役所を中心にした話で多くの登場人物が地方公務員だから??
その中で唯一とも言えるまともな医師が逮捕されてしまう。
実は、彼はジーン・ワルツ舞台の一つ、マリアクリニックの院長の一人息子。
彼の友人として、同じ話の清水も登場する。
他にも、ゼネラルルージュの速水や、同じシリーズの高階や斑鳩、姫宮も登場。
特に姫宮は物語の前半で重要な役割を担う。
(名前は出ないけど、姫宮の上司ということで白鳥も登場・・)
池波正太郎の小説のように他の話の登場人物が別の関係無い話に登場するのはなんとなく楽しい。

ストーリはこれから・・と言うところで終わっているけど、もしかしたら続編が有るのかも。

それにしても彼の作品は、たいして厚くないのに、上下巻に分かれているのが多いのはどういうことよ。
いろんな出版社から出てるのに申し合わせたかのように分冊になってる。
作者の意向??


朝日新聞出版 480円(文庫) 上下巻とも
コメント
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