無人島漂流物。
短い章毎に語り手が変わって行くスタイルで理解するまではちょっと戸惑うけれど、これが良い効果を生んでいる。
島で最初に賢司と仁が探検に出かける場面でのやり取りはいかにも荻原浩らしいけれど、それ以外ではあまり彼らしくは感じなかった。
全体としては、リアリズムも有るしそれなりに感動する場面もあり良い作品に仕上がっている。
無人島物では定番だけど、この作品もそれぞれの人の個性が良い感じに深みになっている。
新潮社
短い章毎に語り手が変わって行くスタイルで理解するまではちょっと戸惑うけれど、これが良い効果を生んでいる。
島で最初に賢司と仁が探検に出かける場面でのやり取りはいかにも荻原浩らしいけれど、それ以外ではあまり彼らしくは感じなかった。
全体としては、リアリズムも有るしそれなりに感動する場面もあり良い作品に仕上がっている。
無人島物では定番だけど、この作品もそれぞれの人の個性が良い感じに深みになっている。
新潮社