toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「なでし子物語」 伊吹有喜

2015年06月27日 | 読書日記
最初特殊な設定で話が良く理解できなかったけれど、状況が分かってくるとどんどん物語に引き込まれてゆく。

純粋無垢な立海と健気な耀子。どちらも孤独な子どもだったのが、お互いを知ったことで成長してゆく物語。
立海の義姉の照子、耀子の祖父勇吉、青井、鶴子、佐々木、ハム兄弟と脇役もみんな個性的て楽しい。
読んでいて耀子は「孤宿の人」のほうにイメージがダブってしまった。

できれば、その後の話も読んでみたい。



ポプラ社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする